長島 潤 Sing a mindscape

jun nagashima singer-songwriter

モーリヤック「パリサイ女」

2024-01-26 19:09:00 | 

パリサイ女

フランソワ・モーリヤック(1885-1970)

柳宗玄訳 


学生のルイは、ビュイバロー先生から手紙の投函を頼まれたことをきっかけに、先生とオクタヴィ先生が恋仲であることを知る。


ルイは誰かに知らせたいばかりに、継母のブリジット・ピアンに告げてしまったことが失敗だった。


キリスト教の信心会で指導していたブリジットは俄然、二人の交際に嘴を挟み始めるのだが……。


排他的な女性ブリジットを、律法を厳格に守ることに囚われて民衆の心から乖離していき、キリストからその偽善性を指摘されたパリサイ人になぞらえた作品。



2024.1.25読了


パリサイ女

新潮文庫

昭和28年4月5日初版発行

昭和30年7月5日2刷

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #モーリヤック #パリサイ女






モーリヤック「蝮のからみあい」

2024-01-26 19:08:00 | 

再読のための覚え書き


蝮のからみあい

フランソワ・モーリヤック(1885-1970)

鈴木健郎訳 


富を築いた老弁護士は、その遺産を狙う子どもたち孫たちに対して復讐心を抱き、手記を書き綴ってゆく。


「蝮のからみあい」さながらの両者の凄まじい応酬と妄執。



2024.1.19読了


蝮のからみあい

新潮文庫

昭和27年4月30日初版発行

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #モーリヤック #蝮のからみあい






モーリヤック「愛の砂漠」

2024-01-26 19:07:00 | 

再読のための覚え書き


愛の砂漠

フランソワ・モーリヤック(1885-1970)

杉捷夫訳 


ドクトル・クーレージュは、自分の患者のマリア・クロースに想いを寄せるが、マリアは町の有力者の愛人だった。


ドクトルの息子レイモンは、電車内で出会う女性に惹かれるが、その女性はマリアだった。


マリアは、クーレージュ父子に対して思わせぶりな態度を取るのだが……。



2024.1.13読了


愛の砂漠

新潮文庫

昭和27年9月15日初版発行

昭和37年1月25日13刷

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #モーリヤック #愛の砂漠






モーリヤック「夜の終わり」

2024-01-26 19:05:00 | 

再読のための覚え書き


夜の終わり

フランソワ・モーリヤック(1885-1970)

杉捷夫訳 


夫を毒殺しようとした「テレーズ・デケイルゥ」の続編。


未遂に終わった事件から、15年の歳月が流れた。


妻テレーズの犯罪行為を、世間への体面から免訴に導いた夫ベルナールは、テレーズを放擲。


身体を病みながらパリで一人で暮らしていたテレーズのもとに、娘のマリが現れる。


恋人ジョルジュに認めてもらえないマリのために、テレーズは尽力しようとするのだが、逆に、ジョルジュはテレーズに惹かれてしまう……。



2024.1.4読了


夜の終わり

新潮文庫

昭和27年6月20日初版発行

昭和30年3月25日5刷

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #モーリヤック #夜の終わり






モーリヤック「テレーズ・デケイルゥ」

2024-01-26 19:04:00 | 

再読のための覚え書き


テレーズ・デケイルゥ

フランソワ・モーリヤック(1885-1970)

杉捷夫訳


話は、テレーズの裁判が免訴されたところから始まる__


資産家の娘テレーズは、友人のアヌの兄で、広大な松林を持っているベルナール・デケイルゥと結婚した。


共同生活を続けるにつれて、テレーズは夫の粗野な性格に嫌悪感を募らせるようになる。


夫を自分から遠ざけたいテレーズは、いつしか毒殺を企むようになる……。



2023.12.28読了


テレーズ・デケイルゥ

新潮文庫

昭和27年4月30日初版発行

昭和32年12月30日4刷

旧仮名遣い


#本 #読書 #文学  #文庫 #モーリヤック #テレーズ・デケイルゥ