2月23日(木)今日は午後から法務委員会で大臣所信を聞く。カルト的な問題が大きいものから小さいものまで常態化している日本。統一教会でもさまざまな問題が噴出。いまでは文鮮明教祖派、妻である韓鶴子派、三男の顕進派に分岐している。2月2日には文教祖夫妻の「再祝福」が予定されたが、家族間の対立で中止となったという(3月に行うとの観測もある)。韓鶴子氏を宣伝する新しいビデオができた。ところが文教祖がそれを見て激怒したとの内部情報も寄せられた。韓鶴子氏は来日して全国を回るが、10月には顕進氏も来日予定。最大の経済基盤である日本を舞台に統一教会の分岐はさらに進んでいく。
2月12日(日)今朝の朝日新聞に「識者の方々、民主党を批判してください」という記事が出ている。党の機関紙「プレス民主」ではじまった企画だ。第1回目に登場いただいたのは茂木健一郎さん。月2回刊の機関紙で、しばらく続けていく。発端は私が広報委員会に昨年所属したとき、求められて改革案を提出したなかから採用された1プランだ。いまのところ後続の4人まではご本人の承諾を受けている。日本政治のなかで民意を反映して実現した政権交代は歴史的危機にある。民主党政権を脱皮させる道筋はあるのか。国会議員、地方議員、党員にはそれを見出す責任がある。私は「プレス民主」に「志は高く 視線は低く」と題して企画意図を書き、最後をこう結んだ。〈謙虚な気持ちで「外部の声」に耳を澄まそう。反転攻勢の一助のためここに小さな「窓」を開く〉。なお購読申し込みは、電話03-3595-9988(代表)プレス民主編集部でお手続きください。
2月6日(月)新宿の紀伊国屋ホールでのトークショーが終わった。『何が来たって驚かねえ! 大震災の現場を歩く』の定価が1000円なのに、トークショーは1500円。大震災直後ならいざ知らず、1年近くが経過して「東日本複合震災と日本人」のテーマでどれほどの聴衆が来てくれるだろうか。そんな不安を抱えながら当日を迎えた。結果的には京都からの来場もふくめ約200人の参加があった。数日前に藤原新也さんのご自宅で1時間ほど打ち合わせをした。それぞれの問題関心を話し合ったものの、対話の流れを詳細に決めたわけでもなかった。それでも私はいちおうテーマに沿って話が流れるようにメモを用意して臨んだ。しかし本番ではまったく予想外の方向に話は進んでいった。ツイッターや震災報道のあり方などは、まったくアドリブ的に出てきたテーマだった。藤原さんが被災地で撮影した動画を奄美大島の朝崎郁恵さんの歌とともに流したのは圧巻だった。藤原さんとの打ち合わせでは、最初と最後に流すつもりだった。ところが3時半までのトークショーが4時近くに延びたため、会場関係者から何度も「時間だから締めろ」との合図があった。5分ばかりの映像だ。強引に流すべきだったと反省している。終了後のサイン会が終わってもまだ時間的ゆとりはあったのだから、残念でならない。一夜が過ぎても聴衆の立場に立つべきだったと悔いている。藤原新也さんの会員制ブログではいずれ見ることができるように準備中と聞いた。
2月1日(水)「東京・石原都知事と国民新党・亀井代表、たちあがれ日本・平沼代表が25日に会談し、3月中に新党を結成することで大筋合意したことがわかった。関係者が明らかにした」。こうした報道が行われたのは1月27日。「関係者」とは亀井静香・国民新党代表である。昨年も同じく「石原新党」が報じられたが、このときも発信源は亀井代表だ。いずれも石原慎太郎都知事を「党首」にするというものだ。しかし石原都知事は新党に「協力する」「都知事と党首は両立しない」とは語っても、「党首に就任する」とは言っていない。同床異夢。「たちあがれ日本」のなかでも異論があり、平沼代表も消費増税などをめぐり政策面で亀井代表とは相いれない。さらに自民党の石原伸晃幹事長は、次期総裁選への出馬を狙っているから、党に影響を及ぼす「石原新党」へは批判的だ。党内からの強い反発が自身に寄せられているからである。石原都知事も伸晃氏の足を引っ張ることはしない。石原新党の前提は「核保有」を主張することなどと語るのも、ハードルをあげて実現可能性を低くするとの見方さえできる。「3月中に新党を結成することで大筋合意」とは、亀井代表の強い願望にすぎない。「石原新党」はこんどもまた蜃気楼で終わる可能性が高い。