有田芳生の『酔醒漫録』

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「できたら講演をやめて欲しい」

2010-01-31 09:03:33 | 立腹

 1月30日(土)文京区民センターで坂上遼さんが出した『消えた警官 ドキュメント菅生事件』(講談社)のシンポジウムに出席。長々と発言するパネラー。言いたいことがあるのは誰でも同じ。発言のバランスが悪く1回しか回ってこなかった。準備がムダに。出席する他者への配慮があるべき。ブログやツイッターを見て来場された方々に声をかけられる。出版労連で打ち上げ。二木啓孝さん、辺真一さんと検察の動きなどについて情報交換。携帯電話の電池が2時間ほどで切れてしまう状態。池袋へ行って修理に出す。「おもろ」で泡盛。31日に東松山で行う講演準備。再び国会議員から嫌がらせとしか思えない電話あり。前回は「できたら講演をやめて欲しい」。言論弾圧だと気づかない鈍感。<o:p></o:p>


渡辺治教授の最終講義

2010-01-30 09:03:22 | 随感

 1月29日(金)一橋大学で渡辺治教授の最終講義を聞いた。テーマは「民主党政権と日本の行方」。サブタイトルは「利益誘導政治の存続か新自由主義か、新福祉国家か」。政権交代が起きた要因を構造改革反対の運動と世論と分析、この10年間の企業社会の解体、利益誘導政治の縮小、貧弱な社会保障によって、社会統合が破綻したためとする。その結果として総選挙で「反構造改革と平和への期待が民主党のみに流れ込んだ」。興味深かったのは民主党に3つの構成部分があるとの見方。「悩みながらの構造改革派」(指導部)、「民主党による利益誘導型政治」(小沢グループ)、「個々の福祉政治実現型」(長妻、山井など)と腑分けする。渡辺さんの表現では「頭部」「胴体」「手足」である。私がこれまでも主張し、これからも取っていくスタンスは「福祉政治実現型」だ。福祉や介護の「公務労働」をこれからの社会で重視し、産業構造を転換すること。そこでのポイントは「都市の輸出」。その構想は春頃には公刊できるはず。世論と結びつく「手足」部分に「独自の国家構想」がないことが問題なのだ。講義が終わったのは午後6時半前。懇親会に出ずに新宿経由池袋。民主党秘書のSさん2人と選挙準備の打ち合わせ。ときわ台に移動して「大和」で板橋区の民主党支援者の会合に参加。空腹を感じ、深夜に上板橋の「お多幸支店」でおでん。選挙で支援してくれた方々に偶然出会う。


国会議員会館受付の不思議

2010-01-29 09:40:18 | 随感

 1月28日(木)国会の衆議院議員会館で横粂勝仁議員と打ち合わせ。さらに参議院の議員会館へ行き、石井一議員の部屋へ。不思議なのは受付で面会証を書いて窓口に出したときの対応。議員の部屋に連絡をすべく受話器を手にした係員女性は、相手と会話をしてはいない。衆議院も参議院も受話器を上げて下ろすだけ。それともこの動作で相手先と何らかの連絡が取れているのだろうか。有楽町から銀座へ歩き、「鳩居堂」で寒中見舞いの葉書を購入。昼食は「平田牧場」で豚カツを食べてしまった。昨年末の断食からはじめての豚カツ。4キロ減量のままなので、たまにはいいかと誘惑に負けた。新橋のクリニックに行ってから31日の講演準備。新宿の竹村治療院で鍼を打ってもらい、喫茶「凡」で講演準備。池袋「丸銀」で大川原栄弁護士と懇談。


「海の沈黙」の新鮮さ

2010-01-28 09:22:36 | 映画

 1月27日(水)参議院選挙用の文書を作成。気分を変えようと京橋で1947年にフランスで制作された「海の沈黙」を見る。ナチス占領下のフランスを舞台にしたレジスタンス映画。部屋を占拠したナチの将校。老人と姪はそこに誰もいないかのようにいっさい語らない。「徹底した沈黙の抵抗」。フランスを愛する将校はパリに出かけて愕然とする。そしてある決断をする……。「アバター」などの3D映画が話題の映画界にあってモノクロが新鮮だった。今年2回目のジム。泳いでから神保町「萱」。帰るべく路上を歩いていたら朝日新書編集長の岩田一平さんに遭遇。マスコミ志望の学生たちが集う「ペンの森」に顔を出し、しばし雑談。


分裂の気配漂う統一教会

2010-01-27 12:34:44 | 統一教会

 1月26日(火)新宿御苑の東京共同法律事務所で山口広弁護士と打ち合わせ。統一教会指導部は私が総選挙で敗北したことに安堵したという。霊感商法の追及だけでなく、宗教法人の認証が問われることや幹部の国会喚問が不安なのだ。文鮮明教祖の家族が教会から分離したグループに接触しているとの情報あり。日本の統一教会も分裂がらみだ。詳細は3月に岐阜で行われる霊感商法被害弁連の大会で報告する予定。赤坂のホテルニューオータニで行われた「ティグレ」新春の集いに出席。参議院議長の江田五月さん、社民党の辻元清美さんなどと久しぶりにお会いした。列席の国会議員とともに壇上に上がり、短い挨拶。二木啓孝さんと神保町まで移動。「小沢問題」で情報交換。「北京亭」で元「週刊文春」記者と懇談。


33年ぶりの邂逅

2010-01-26 13:51:33 | 随感

 1月25日(月)大学卒業から33年ぶりに同窓生に会った。岡山で小学校校長をしているNとは1年生のときに同じクラスだった。何でも円山公園で行われた小選挙区制反対集会を途中で抜け出してビヤホールに行ったらしい。「らしい」というのはまったく記憶にないからだ。私が普通のビールに黒ビールを混ぜて飲み、そういう方法がはじめてのことで強い印象として残っているという。最後に出会ったのは卒業式の日だというが、それも記憶になし。そのそも前夜から朝まで飲んでいてSの下宿で眠ったが、起きればすでに卒業式は終わっていた。閑散としたキャンパスを歩いたことは覚えている。そのSもとうに自裁した。新宿「鼎」から「ESPA」へ。遠い記憶はおぼろ。参議院選挙に向けての短い文章を書く。


石神井公園に黒鳥がいる!

2010-01-25 08:02:14 | 随感

 1月24日(日)100124_163403 断食で伊東市に滞在したとき、散歩中にたまたま見つけた「OLD BOY」という理髪店に入った。その技術が気に入り、生まれてはじめてひげ剃りのためだけにもう一度訪れた。そのとき聞いた練馬区でのお薦めの店に行った。石神井公園のその店は独身時代にしばしば通ったいまはなき酒場「升一」のすぐ横にあった。雑談で石神井公園に白鳥ではなく黒鳥がいるというので探してみた。道行く人に「今日はあっち」と聞いて急ぐ。いた。何でもオーストラリアなどの南半球にいる鳥だというのだが、なぜ日本の練馬にと不思議な思い。「誰かが捨てたんでしょうか」と詳しい人に聞けば「そうではないだろう」という。ではどこから?やはり独身時代に通った「珈路」へ。選挙用の宣伝物を持ってくるように言われるが、まだ思案中。ネットでもツイッターでも気になることは組織言葉。経験者として思うことは、ある空間にいると無意識に言葉が身体に同化すること。何か批判されるとすぐに「攻撃」されたと思う心性。定型言葉としての「ユーモアをまじえて語りました」という文章などなど。読者には伝わらない。「商品としての原稿」で失格なのは、具体性がまったくないからだ。しかし言い回しだけならばまだいい。思考回路が定型化したならば、「またか」と思われ、広がりに自ら制限を設けることになる。無意識の浸透だから悲しい。「安楽への全体主義」(藤田省三)はいまなお進行中だ。定型言葉に囚われないこと。それは精神の自由を獲得することでもある。


稚拙なニセメールが届いた

2010-01-24 09:11:42 | 怪文書

 1月23日(土)大山の事務所で1月31日に行う東松山での講演会打ち合わせ。埼玉に「有田芳生後援会連絡所」が出来たのに続いて北海道でも同様組織設立の動きがある。すべて個人のイニシアチブによるもの。「網の目」というわけにはいかないが、東京でもいくつかの支援組織ができそうだ。不可解な一見してニセ文書と判断できるメールが届いた。かつて民主党が失態を起したニセメール事件などこの程度の代物。「注意」と題したメールの発信元は「GOL HELP DESK」。笑えるのは発信元が「gol」ではないこと。ニセモノと分かりつつ一応GOLにも確認。同じ会社を利用しているデーブ・スペクターに連絡すると、彼のところには届いていないという。以下、そのまま掲載する。「注意:Gol.com電子メールのユーザー 新しいサーバー(No521766)に、古いサーバ(Nol06769)。 あなたが私たちとアップグレードを有効にするには下の詳細を記入している 古いサーバーから確認します。 メールいっぱいに詳細は下記、または任意の場所に Emailアドレス: パスワード: 住所: 都市: 注意:管理者を更新しないとアカウントの所有者彼または 彼女はすぐにこの通知を受け取るアカウント 効果的に弊社のオンラインサービスを使用して問題が発生します。 通知コード:CZX1G13ABJ "Gol.com"アップグレードのチーム ご協力のおかげで操作。 へCOPYRIGHT(C)2009.Allの権利予約」。あほらし。


「落とし所」を探す東京地検特捜部

2010-01-23 07:52:30 | 随感

 1月22日(金)『酔醒漫録』のタイトルで身辺雑記をネット上で書きはじめたのは2000年7月(実際には試験的に6月から書いていた)。もう11年目に入っている。改めて説明するほどでもないことだが、ここに書くことは「商品としての原稿」ではない。文字を連ねることで雑誌や新聞の商品としての価値を生むには、それなりの取材、分析、執筆、何度かの推敲、編集者とのやり取り、ゲラ段階でのチェックなどを経て、読者へ届く。単行本にしても同じこと。それに対してこのブログに書いていることは、あくまでも「極私的身辺雑記」の域を出ない。これからもその基本を変えるつもりはない。「商品としての原稿」と雑記には自ずから内容が異なるのは当り前のこと。そもそもの動機は子どもたちに私の足跡を残すためであった。もちろんそれだけではないが、いまだその思いはある。『酔醒漫録』は4冊が単行本として発売されている(にんげん出版)。続編は6冊分あるが、出版不況のため、準備は整っているものの、いまだ公刊されていない。今年末あたりから出せるように準備をしている。新宿の東京都庁へ。選挙管理委員会に政党支部届を提出。これで正式に民主党参議院比例区第61総支部が設立された。「有田芳生後援会埼玉連絡所」も支援者によって設立との連絡をいただく。喫茶「凡」でN記者と情報交換。検察は「落とし所」を探しているようだ。その情報に右往左往する国会議員の様子は滑稽でもある。「公益」より「私益」で動く姿は情けなくもある。銀座のアップルストアへ。