9月21日(木)「安倍晋三と統一教会(2)」で紹介した
日本陸海軍のインド洋への展開を記した記録を探すが見つからず。とりわけアンダマン・カーニコバル諸島での作戦について触れた記録はそもそも少ないのだ。この1年で収拾した公刊物、私的記録でほぼ尽きているように思えてきた。古書を漁ってるうちに「BC級戦犯」として処刑された人たちの情報はなかなか日本にまで届かなかったことを知る。たとえば木村久夫さんがシンガポールのチャンギー刑務所で絞首刑となったのは、1946年5月23日。日本の新聞で報じられたのは7月のことである。しかもそこで報じられたのは、死刑判決があったということだった。帰国兵士からの聞き取りでわかったことで、正式に政府に報告があったということではないのだ。留守家族からすれば刑の執行があったかどうかも不明だ。何と残酷なことだろうか。驚いたことに厚生省が処刑された日本兵の名前を公表したのは、1955年4月のことだった。すでに10年ほどの時間が過ぎていた。冤罪で死刑となった日本兵もいたが、その無念が伝達されるのに、これほどの時間が必要だったのか。戦争の混乱とは人間性を蹂躙してはばからないものなのだ。「倉木コーヒー」で喫茶「エリカ」で使っている珈琲豆を買って「萱」。まだ5時だがビールを飲む。昨年57歳で亡くなった画家の貝原浩さんが描いた「アルバイト募集」の絵があった。似顔絵や風刺画をさっさっと描ける才能はすごかった。階上にあるジェイティップルバーで軽く飲んで神保町を歩く。
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