7月15日(木)近所の知人から「おめでとうございます」と挨拶されたあとでこう言われた。「投票方法がわからなくて、『民主党 有田芳生』って書きました」。比例区は個人名か政党名を書くからこれが有効票にカウントされたかどうか気になった。民主党本部のNさんに調べてもらうと有効票だという。ホッとした。「民主党 ヤワラちゃん」でも有効だという。市ケ谷で岩見隆夫さんのインタビューを受ける。最初にこんな会話。「取材が殺到したでしょう」「いえ全然」「おかしいねえ」。岩見さんは私がトップ当選したことを政治の現状のなかで肯定的に意味付けたいという。知名度があるだけの「有名人」を候補者とする時代は終わったというのが岩見さんの見解だ。17日の毎日新聞「近聞遠見」に掲載される。選挙の敗因については消費税問題の唐突な提案とともに政治家への有権者の「眼」についても語った。鳩山由紀夫前首相は「政治とカネ」や普天間飛行場移転問題で発言がブレにブレた。菅直人首相もまた税制改革発言で言い訳をせざるをえなかった。政治家にとって一貫性はもっとも大切な資質ではないか。マックス・ヴェーバーのいう「情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業」(『職業としての政治』、岩波文庫版)だ。政権交代後の変化を有権者は大いに期待した。日本が「かつてない民族的閉塞感」(岩見隆夫『政治家』、毎日新聞社)に陥っているからだ。ところが有権者にすれば鳩山前首相も菅首相も「堅い板に力をこめてじわっじわっと穴をくり貫いていく作業」をしているようには見えない。かくて失望感が広がり、それが投票行動に現れた。比例区では16議席に留まったが、菅内閣が誕生したときには20から21議席まで届くだけの支持率があったにもかかわらずだ。わずか1か月でも世論=投票傾向は大きく変わる。
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メディアの取材があまりないというのは
その意識が有権者より遅れているということでしょうか。
それでも全体的な選挙結果はメディアに振り回されすぎです。
このブログも対抗手段のひとつですが
これからは国会議員として
まともな言論でメディアの体たらくを少しでも是正してください。
鳩山さんの失脚も小沢さんの問題もマスコミの報道による影響も大きかったのではないでしょうか。
(もちろんご自身の失政もありますが)。
菅さんはその辺は分かっていると思いましたが、あの軽い発言。
今のマスコミは揚げ足取ろうと必死です。
民主党の議員さんにはもう少し発言に用心していただきたい。
有田さんはマスコミの裏表も熟知されてると思いますのでぜひそのご経験も生かしていただきたい。
民主党政権でマスコミ改革を期待していましたがその志が後退しないか心配です。
私は61歳になりますが、閉塞感と希望が無い日本にした責任を感じています。
前長期政権の下で人間そのものが無気力と人任せ的状況がいつの間にか植え付けられたのかと強く感じています。
テレビや各新聞、コメンテーター等がよくも此処まで同論調で報道できるものだと感心しつつ、異和感をおぼえる毎日です。国民を右に左にと煽り獲物を叩く事が正論だとばかりに各局同調報道、こんな偏向報道社会が許され続ける現実。報道は同じはずが無いと思っているのは私だけでしょうか。
「小沢一郎」が不起訴であろうが「悪」だと国民へ植えつける、党内からも保身のため報道加担する、彼らわ小沢氏の何を恐れて叩きつづけるのか、彼を表舞台に就けたくない裏に蠢く覚束無い何かを暴くジャーナリストの出現を望みます。私は正直「小沢一郎」のタクトを見てみたいし今この国を方向付け出来るのは彼をおいて皆無と思っている一人です。
有田さんのご活躍期待します。
私は、貴方に投票しました。
さて、このブログを以前から見てきました。しかしここには、、貴方の知人への感謝はあっても、実際に投票した人々への感謝の気持ちがまったく感じられません。
選挙違反を心配するなら、違反しない表現を調べる事くらいできるでしょ?
またジャーナリストである、評論家的な表現でも仕方がないですが、民主党から立候補して議員になった以上、何故貴方に投票したかの意味を考えて議員活動をしてください。新党日本の時からの支援者より