有田芳生の『酔醒漫録』

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稚拙なニセメールが届いた

2010-01-24 09:11:42 | 怪文書

 1月23日(土)大山の事務所で1月31日に行う東松山での講演会打ち合わせ。埼玉に「有田芳生後援会連絡所」が出来たのに続いて北海道でも同様組織設立の動きがある。すべて個人のイニシアチブによるもの。「網の目」というわけにはいかないが、東京でもいくつかの支援組織ができそうだ。不可解な一見してニセ文書と判断できるメールが届いた。かつて民主党が失態を起したニセメール事件などこの程度の代物。「注意」と題したメールの発信元は「GOL HELP DESK」。笑えるのは発信元が「gol」ではないこと。ニセモノと分かりつつ一応GOLにも確認。同じ会社を利用しているデーブ・スペクターに連絡すると、彼のところには届いていないという。以下、そのまま掲載する。「注意:Gol.com電子メールのユーザー 新しいサーバー(No521766)に、古いサーバ(Nol06769)。 あなたが私たちとアップグレードを有効にするには下の詳細を記入している 古いサーバーから確認します。 メールいっぱいに詳細は下記、または任意の場所に Emailアドレス: パスワード: 住所: 都市: 注意:管理者を更新しないとアカウントの所有者彼または 彼女はすぐにこの通知を受け取るアカウント 効果的に弊社のオンラインサービスを使用して問題が発生します。 通知コード:CZX1G13ABJ "Gol.com"アップグレードのチーム ご協力のおかげで操作。 へCOPYRIGHT(C)2009.Allの権利予約」。あほらし。


事務次官襲撃事件で流れる怪文書

2008-11-28 06:09:30 | 怪文書

11月27日(木)081127_14580002 いくつの週刊誌から事務次官襲撃事件とオウム残党の関係についての取材あり。怪文書が流れていることへの反応だ。「それはないだろう」とコメントしつつ、「ひとりオウム」の不気味さの現実について語る。この事件とはまったく違うオウム関連のテーマで別の週刊誌からも取材あり。統一教会信者の会社でも摘発があった。「不幸になる」と水晶などを1400万円で購入させた新潟市の株式会社「北玄(ほくげん)」社長と従業員2人が27日に逮捕された。容疑は特定商取引法違反(威迫・困惑、不備記載書面の交付)の疑い。霊感商法は終わっていない。新党日本の街宣車で訴え。雨が激しくなってきたので大山の事務所に戻り、スタッフと実務。「にんげん出版」の小林健治さんに電話。『酔醒漫録』第5巻を選挙までに出せないものかと相談。すべて出ていればもう7巻目になるだろう。新宿で雑用を終え、花園神社を通ると御酉様の準備をしていた。出かけたいと思うものの、今年は無理か。JRで四谷。歩いて本部へ。実務を終えて神保町。


あるネット情報は事実無根

2007-08-21 09:10:18 | 怪文書

 8月20日(月)今朝の締切り原稿を昨日までに完成させていたのだが、全面的に書き直すことにした。担当者に電話をして午後3時まで待ってもらう。急いで仕事をしているときにかぎって野暮用が入ってくる。先週末からネットで流れているのがある有名キャスターの生死にかかわる情報だ。「本当ですか」という問い合わせがあった。たまたまそのキャスターと親しい知人から電話があったので、聞いてみた。すると「最近も京都に行っているし、さっき事務所に電話をしたら、電話の向こうからご本人の声がしていましたよ」という。いったいどこからデマ情報が流れたのかと源流をたどってみた。すると土曜日にネット上である病院の看護婦からメールが届いたという書き込みが見つかった。「なんだ」と思ったのは、そもそもかつて入院していた病院ではない。ましてやご本人はすでに退院している。誰がどのような意図でデマ情報を流したのかはわからない。もしかしたら噂話を確認したいがために行われるのかもしれないが、こうした撹乱情報が公然と流通するのがネットなのだ。そこに人権感覚など不在だ。午後3時に原稿の半分を送信。1時間後に後半部分を送信してホッとする。急いでジムへ。軽く泳いで西麻布の「デュ ヴァン ハッシン」へ。作家の服部真澄さんと会食。もっぱら政治と国家のあり方にかかわって叱咤激励されるのだった。気がつけば深夜。


亀田抗議電話対応マニュアル?

2006-08-05 09:01:14 | 怪文書

 8月4日(金)ボクシングの亀田チャンピオン疑惑はいまだ続いている。中継したTBSには抗議電話が10万本近く寄せられた。それに対するマニュアルがあるという。一 読した判断では本物のように思える。「なるべく電話は相手に切らせる事」「なるべく神妙な態度を装う事」などなど。実際にこうした文書を使っているのだとすれば何だか日本企業の情けなさを見たようで不 快感がある。何が不快かといえば「装う」ことを命じているからだ。ハンバーガーを売っている若者が10人分を買っても「こちらでお召し上がりになります か」などとマニュアル対応をするような水準だ。こんな子供だましのようなマニュアルではなく、もっと人間的受け答えができないのか。情報を伝えるマスコミ がこの程度なら恥ずかしくなる。それともTBSはこれが捏造マニュアルだとでもいうのだろうか。『単行本X』を書くために吉村昭さんの『戦艦武蔵ノー ト』(文春文庫)を読み返そうーーそう思い本棚をひっくり返すが見つからない。仕方なく文藝春秋の購買部に電話をすると書店には出していないが4冊だけ在 庫があるという。午後から麹町の文藝春秋に行き、『戦艦武蔵ノート』を購入。ついでにあるテレビ局関係者から入手した『単行本X』のための資料をコピー。 半蔵門まで歩く。汗がじわっと身体を包む。暑い。地下鉄で渋谷。東芝エンタテインメント試写室でニコール・キッドマン主演の「記憶の棘」を見た。どんな役 を演じてもこの俳優は美しいなあと感嘆した。その凛々しく魅惑的なキッドマンが精神的に影響されやすい女性を演じるのだから、その落差がまたいい。亡く なった夫ショーンの生まれ変わりは10歳の少年。婚約した主人公の前に現れた彼は、知るはずもない二人の過去を知っている。心揺れる彼女は、とうとうある 決意を固めた。

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 スクリーンを見ながら「どんな終り方をするのだろう」と気になったが、「そうか」と氷解する仕掛けが憎い。ところがその解答を与えられたところ で疑問がいくつも生れてくる。渋谷の街を歩きながら不気味な気分が襲ってきた。永遠の愛や輪廻転生は果してあるのか。いったいあの少年はショーンだったの か……。ジムで泳ぎ銀座の「てつ」に顔を出す。狭いカウンターのすぐ隣にはプカプカと煙草を吸う女性。身体を退け反らし、テレビのプロ野球中継を観ながら 酒を飲む。店主が言った。「巨人とかけてマルシアと解く、その心は……」。うーんと迷っていたら答えを教えてくれた。「振り向けば横浜」だった。巨人は5 位で最下位が横浜。マルシアのかつてのヒット曲が「振り向けば横浜」なのだった。その横浜にも負けて巨人は最下位に転落してしまった。長嶋茂雄さんが監督 になった1年目(1975年)の巨人が最下位だった。今年もそんな趨勢だ。この暑さに日本酒の熱燗を飲み、ふらりとバー「ル・ヴェール」へ。カクテルを飲 みながら、雑談。大竹聡さんの『中央線で行く東京横断ホッピーマラソン』(酒とつまみ社〈仮〉)がいよいよ発売となった。「はじめに」の冒頭で「実にどう も、バカバカしい本であります」と書いてあった。著者紹介によれば、乗り物酔いに効くからと自宅のウイスキーを盗み飲みしたのが小学生だったというから驚 く。「バカバカしい本」は気楽に読めるからいい。