現在も各地で上映中の『断食芸人』。
担当したメイキングをYoutubeにアップしましたのでよかったらご覧下さいませ。
現場で「メイキング」とか言いながら作られるのか必要とされるのかどうかも分からず、主に自分のためにカメラを回していました。
のですが、
ある日足立監督から「撮った素材でメイキング作ってくれ」と言われ、正直「どうしよう…」と思いました。
というのも仕事の都合で、実は10日間の撮影中、わたしがいたのは頭とケツの2日間づつ、計4日間なのです。
そんなんでまともなメイキングなんか作れるのかなーと思ったのですが、そこは足立正生。こう言いました。
「お前の『断食芸人』評でやれ」と。
その時思い出したのは足立監督が制作した大島渚監督による『絞死刑』予告編でした。
大島渚監督によるナレーションというかアジテーションで埋め尽くされたこの予告編は、予告編というよりそのものがひとつの作品と思わせるものです。
そういう「領域」を超えるものを作ることに普段の自分であればしり込みするのですが、前述の言葉にケツを蹴飛ばされ、ここはひとつやってみよう、と思いました。
テーマは現場で見た足立監督の様子。まるで夢遊病者のように隙あらばふわふわと何事か企んでいるような。
自分の見る夢と、現実にある製作現場の間を行ったり来たりするような人。
そして、そもそも足立正生とは何なのか?どういう人間なのか?というものです。
同時代に生きた人々や、その後を生きる人々によって紡がれる膨大な量の足立正生に関するテキスト。
それらを映像にまとめ、夢遊する監督を表現できないか、と思い編集にとりかかりました。
案の定難航しましたが、一応の完成を見ました。
一応、というのは冒頭「ver.0.5」とあるようにこの後ロングバージョンを作るかもしれないから、です。
でも今はもうこれでいいかな、と思います。
完成後も上映やトークショーの様子等撮影したのですが、それらを組み込むのも蛇足かもしれません。
もう少し時間ができて、何か追加する要素やテーマが出てきたら再度取り組んでみようと思っています。
まだまだ上映運動は展開中ですので、これを観て少しでも本編に興味を持っていただけたら幸いです。
担当したメイキングをYoutubeにアップしましたのでよかったらご覧下さいませ。
現場で「メイキング」とか言いながら作られるのか必要とされるのかどうかも分からず、主に自分のためにカメラを回していました。
のですが、
ある日足立監督から「撮った素材でメイキング作ってくれ」と言われ、正直「どうしよう…」と思いました。
というのも仕事の都合で、実は10日間の撮影中、わたしがいたのは頭とケツの2日間づつ、計4日間なのです。
そんなんでまともなメイキングなんか作れるのかなーと思ったのですが、そこは足立正生。こう言いました。
「お前の『断食芸人』評でやれ」と。
その時思い出したのは足立監督が制作した大島渚監督による『絞死刑』予告編でした。
映画 「絞死刑」 予告編
大島渚監督によるナレーションというかアジテーションで埋め尽くされたこの予告編は、予告編というよりそのものがひとつの作品と思わせるものです。
そういう「領域」を超えるものを作ることに普段の自分であればしり込みするのですが、前述の言葉にケツを蹴飛ばされ、ここはひとつやってみよう、と思いました。
テーマは現場で見た足立監督の様子。まるで夢遊病者のように隙あらばふわふわと何事か企んでいるような。
自分の見る夢と、現実にある製作現場の間を行ったり来たりするような人。
そして、そもそも足立正生とは何なのか?どういう人間なのか?というものです。
同時代に生きた人々や、その後を生きる人々によって紡がれる膨大な量の足立正生に関するテキスト。
それらを映像にまとめ、夢遊する監督を表現できないか、と思い編集にとりかかりました。
案の定難航しましたが、一応の完成を見ました。
一応、というのは冒頭「ver.0.5」とあるようにこの後ロングバージョンを作るかもしれないから、です。
でも今はもうこれでいいかな、と思います。
完成後も上映やトークショーの様子等撮影したのですが、それらを組み込むのも蛇足かもしれません。
もう少し時間ができて、何か追加する要素やテーマが出てきたら再度取り組んでみようと思っています。
まだまだ上映運動は展開中ですので、これを観て少しでも本編に興味を持っていただけたら幸いです。