ちくわブログ

ちくわの夜明け

横田基地いってきた

2012-08-31 01:51:47 | Weblog
今年は夏らしいことをぜんぜんしていなかったなぁ、と、例によって毎年のごとく夏のはかなさをペロペロしておりましたところ、横田基地で祭りがあるというのでなんとなく行ってきました。

結果から言いますと、横田基地どうこうよりも人が多すぎて暑くてビール飲んで帰ってきました。
しかしながらこの一日でめいっぱい焼け、知り合いからは「何人のつもり」とか言われるほど夏を満喫したような感じの人になりました。


入り口。この時点で駅から30分ほど歩かされ、その挙句がこの光景です。すぐさま帰りたくなりました。
ちなみにもう我慢できず、コンビニでビール買って飲んでます。


おまわりさん達も動員され、暑い中たいへんそう。ここらへんはおまわりさん、自衛隊員、米兵もうろうろしていたので、まさしく日本をとりまく権力の縮図状態と言っても過言ではなかったろう。いや過言だろう。

ゲートでは米兵がチェックを。
みんなするする入っていくのに、わたくし捕まって荷物検査されました。失敬な話だ。

あまり混雑の情況は伝わらない写真ですが、とにかく人が多い。楽しもうったってここで何を楽しめばいいのか・・・前知識とかまったくなかったのでひたすら歩くだけの人でした。



なんだこの能天気な乗り物は。

アメリカンで体に悪そうなものがいっぱい売っていたのですが、そういう食ったら死ぬようなうまそうなものはことごとく長蛇の列だったので諦めました。

しかしこのビール買うのだって時間かかったんです。おまけにぬるくて、ますます日本という国が好きになりました。

結局食い物はヤキソバとフランクフルトという、どう考えても純日本的な夜店メニュー。ビールまでぬるいから完璧です。
でもこの時、そんなことよりもとにかく暑くてくたびれてて、腹も減ってたので、やけにおいしかったんです。そういう感覚も夜店的な。

ちなみにヤキソバ買おうとしてたらすぐそこに戦闘機が!

ウワアーーッ!!爆撃だ!!

と思ったら落下傘部隊のデモンストレーションでした。ワーーイ!!!



ふう。


ここらへんは、さすがというか、ちょっとはしゃいでしまいました。
戦闘機間近で見れるとか、普段ないですからね。


みやげ物屋も、野郎だったらちょっと反応してしまうようなの多かったです。




ゆかいでかっこいい、米軍の兵隊さんたち

トップガンだ!リアルトップガンだ!!

日本の幼女と屈強な黒人兵士。われわれは戦争に負けたのだ、と実感する瞬間である。いやしない。

撮らせちくれや、というと気軽に応じてくれます。イケメンだな。

笑顔がまぶしすぎる。こういう笑顔ができる人になりたい。



というわけで、スッカリ米軍兵士大好き男となりはて、日本男児の文化的荒廃もここに極まる、といった趣の昨今であります。
権力の走狗です。ワンワン。

そういえば思い出したのですが、住んでるところは横田基地にわりと近く、ワタスのアパートの真上をよくこういったヒコーキが飛んでいるのですが、最初の一年目だけ「うるさくてごめんね」的な金を受け取った覚えがあります。
べつだん「おのれ米軍」とも何とも思わず過ごしてきたので横田基地がどうとか何とも考えたことなかったのですが、これを機に少しは考えようかしら、と思いました。
終わり。


おみやげに買った陸自のピンバッジ。
航空基地に行って、なぜ陸自のバッジを買ったのか。そういう判断を下した経緯を暑さですっかり忘れました。
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北朝鮮 よど号グループ取材記・1 北京

2012-08-19 12:34:23 | 映画制作
北朝鮮から帰って、はや一ヶ月が経ちました。
この間、素材の整理・編集や、よど号支援組織「かりの会」機関紙「かりはゆく」への原稿書きなどをしておりました。

そうしているうちに、だんだんと体験したことを客観的に見ることも出来るようになってきました。
映画『かぞくのくに』を観たり、横田滋さんの写真展へ行ったり。

「国交が無いお隣の国」という、近くて遠い国をどう考えるか、今まで使ったことない脳味噌を使ったりしてちょっとものの見方が広がった!
ならいいんですが、こんがらがって実は今に至ってもよく分からないでいます。


ただ、率直に言って平壌の滞在は非常に楽しく、また“全体的に”フランクで自由なものでした。
恐らく一般的な日本人と同じく、訪朝前のわたしが抱いていた北朝鮮に対するイメージは「拉致をする怖い国」・・・というものだったのですが、今は違って見えます。
ちょっとこういう意見も言いにくいところが、「国交がない」ということの悲劇なのかなーとも。

それはよど号メンバーも同じで、どんなお堅く、話の通じないような人達だろう・・・と思っていましたところ、拍子抜けするほど普通のオッサン達でした。
ほぼ毎晩、一緒に酒を飲み、歌って踊って。なんつうか、愉快な方々でした。


では以下、当日付けていた取材記を元に。
北朝鮮へは北京を経由して行くので、北京での1日から。




ギリギリまで荷物を纏めて朝6時過ぎの電車で羽田へ。
あまり眠れなかった。

搭乗手続き済ませ、集合場所のカフェで朝飯。
なぜだか急に、日本にいながらにして日本食が恋しくなり、卵かけご飯定食を食う。

今回のメンバーはわたしの他、救援連絡センター局長・山中さん、元 連合赤軍兵士・植垣さん、椎野企画・椎野さん、Sさんの計5名。


搭乗。約4時間で北京空港へ。機内ではチーズチキンカツ出たがほぼ食べられず。胃の調子が悪い。
映画観たり、田宮高麿さんの本を読んだりして時間をつぶす。


12時50分頃北京空港到着。気候は晴れ。日本と同じく蒸し暑い。時差は1時間。

車から見る北京の景色は、上海に比べると劣るかもしれないが十分都会。なんかでも、中国ってへんな形のビルとか好きだね。





○○北京支局の方がこちらでいろいろとタクシーなど手配してくれた。ホテルに到着し荷物をといた後、朝鮮大使館へ。ビザ、無事取得。
北朝鮮のビザはパスポート大のカードで、実際のパスポートにはスタンプ等何も残らない。


夜までは自由時間のため、ホテルに戻った後、椎野さん、Sさんの3人で天安門広場へ。
バスで向かう車中、添乗員のオバサンが椎野さんに「あなた、こっちの席に座って、座ってるあなたは譲りなさい」と。若者も素直に応じていた。すごい親切。

天安門は有名な毛沢東の肖像があるあの門をくぐった。あとはあまり面白くもなく。奥に行っても門的なものが続いてるだけで。ただ、「天安門広場に来た」というだけでとりあえずの達成感。


門の中では、みんなが食っていたアイスキャンデーを買って食う。1元。ものすごく硬い。
暑い事もあり、他にもジュースの屋台などが出ていた。




帰りは地下鉄を使う。ものすごく混みあっていた。東京以上かもしれない。

地下鉄の通路にあった謎の自販機。なんだろうこれ。



夜、某ホテルにて火鍋をごちそうになる。
以前、上海で食べたものとは違うタイプだった。うまい。ビールがすすむ。

このホテルではエントランスで3人の女性がずっと楽器をひいており、それもまた素晴らしかった。




宿泊するホテルに戻り、借りていたよど号グループの陳述書を読む。
iPhoneでブログ更新。
ホテルにネット回線が繋いであるが、すごく遅い。そして、ツイッターは繋がらず。
iPhoneからはなぜか繋がる。


いよいよ明日、北朝鮮へ向かう。
日本にいた頃よりは、なぜか大分緊張が和らいでいる。もう来るとこまで来てるし、あとは成り行きにまかせつつ、いい画を撮るのみ。





続く
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笑えばいいと思うよ的な。

2012-08-06 02:24:43 | Weblog
先日、齢34にして結婚式というものに初めてお呼ばれされました。

わたくしは特に、こういったイベントに関して何も思い入れの無い人間なので、いわゆるお義理で行ったわけです。
どのくらいお義理的かといいますと、会場のある駅についてやっと靴が革靴ではなく、普段履きのホーキンスだということに気付いたくらい気を抜いておりました。山に登るつもりかお前は、と。
近くのABCマートでいちばん安い革靴を購入いたしました。

さらに言いますならば、待ち合わせ場所のホテルで名前書いて、受付の兄ちゃんがなんかモジモジしてるのを見て、やっとお祝儀袋出すのを思い出したくらいです。


そうしてバタバタとしつつも式は始まり、披露宴では「元はとるぞ」とばかりにガツガツ飲み食いしました。
ビールは一杯でご遠慮し、ワインとシャンパンをたらふく飲みました。

すると悪酔いして、シモネタを連発する厄介なおじさんになってしまいました。
わたしは酔うとこうして陽気になるのですが、記憶がバッチリ残っているのが難儀。


帰って恥ずかしさで自己嫌悪に陥りました。
そのくらいの常識はわたしにだってありますよ。


話を元に戻しますが、料理がすこぶるうまかった。


この他にもいろいろと。

バターとかうますぎるので、パンがいくつもいける。酔ってガラの悪くなったおじさんは「兄ちゃん、パンくれや」とか言い出すほどでした。
年下の知り合いにたしなめられました。
本当に、反省しています。すいませんでした。

キャビアとフォアグラ童貞もこの日に捨てることが出来ました。
「ただの珍味だろ馬鹿にしやがって」と思っておりましたが、本当に美味しいものなんですね。
自己批判します。



さて結婚です。
結婚ってこう、人生で何度もあるもんじゃなし。あったら困りますわな。
そういう門出をお祝いするわけで、ぶっちゃけお二人に対し「どういう顔をすればいいのか分からない」のです。
笑えばいいなんて分かってるんだけど、なんかこう一方で神妙であらねばならないような緊張感もあって・・・・

というわけで酒に逃げたのでした。お義理なんて嘘です。すいませんすいません。ド緊張しました。

でもですね、結婚式っていいもんですね。
そう感じるようになりました。
そう感じる自分を客観的に見て、オイお前、大人になったじゃねえか、と。
自分をほめてやりたい。

そんな体験でした。



つうわけで、本当にいい結婚式でした。
Yさん、Kさん、末永くお幸せに。
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