ちくわブログ

ちくわの夜明け

最近のわたくし

2009-03-29 03:19:14 | Weblog
金ならある。
赤目です。


久々に近況シリーズいってみます。



■某日
仕事が入る。
なんか、久しぶりに違う方面からのお仕事なのでうれしい。
数日たつと調整に頭がいたくなってくる。
こっからここまではこのお仕事に念を入れて、こっからここまではこちらでやらしてもらって・・・・
ああ・・・胃がムカムカする。

こういう状態にすぐなるので、自分はやはりフリーに向かないような気がした。
しかしこの立場は、なりたくてなったというより、これ以外に食べていく道がなかったと表現した方が正しい。
仕事がないとないで、死ぬほど不安になるくせに。



■某日
織田作之助を読んだ影響で、大阪を歩いてみる。
と言っても、以前から南の街を気が済むまで歩いてみたい、と思っていたので『夫婦善哉』の文庫本に背中を押されたかたち。
実は大阪に初めて行ったのは、おととしの10月あたり。

お仕事だったのであんまり動けなかったが、なんとなく通天閣やその下の喫茶店、串カツ屋、飛田なんかを歩いていたら、その情緒にすっかりやられた。
それからというもの、お仕事の縁で幾度も大阪に行き、行く度にその街並に心を奪われた。
東京では稀にしか見られない昭和の表情が、いきいきと生活する人々と隣り合っている。

あと「食い倒れ」はダテじゃなく、本当にうまいものが安い。これを『夫婦善哉』では、こう表現していた。
「彼に言わせると、北にはうまいもんを食わせる店がなく、うまいもんは何といっても南に限るそうで、それも一流の店は駄目や、汚いことを言うようだが銭を捨てるだけの話・・・・」



■某日
マンガ『かむろば村へ』最終巻4巻 読了。
元銀行員でお金アレルギーの主人公・高見が、お金を使わないで生きていくため、ど田舎のかむろば村に移り住む。奮闘しようとしていつも空回り、村人に迷惑かけまくるけど、それなりに愛されて・・・という話。
その空回りっぷりが独特のテンポと間で笑わせる。

テーマとしては「お金ってなんだろう」だけど、作中で描かれる「田舎の人の唯物的な考え」が、神様まで包括してたので「ああ、そう言えばそうだなー」って思わせた。
現実を現実として見る能力を、都会の人間は失いかけてるような気がする。恐ろしいほどの自意識ってとことん人を盲目にする。
すぐにドラマ化してしまう自己って、なんなんだろうこれ・・・自分がむなしい。

全体的にもう少し、空回り劇が見たかったけど、ラストのミステリー的な展開は読んでてドキドキした。



■某日
ある企業さんの説明会に行く。
納品した映像を使われている様子を、ただ見学するだけだが、とにかくたまらん。
何がたまらんって、女の子のリクルートスーツ。もうたまらん。
なんなんですかあのいやらしさは。
女子高生超えてますよ。なんなんすか。
あのパリっとした緊張感のある顔もたまらんし、清楚な化粧と髪の結い方もたまらん。白いシャツからこぼれんばかりの期待と不安。そして乳。
全部俺のものにしてええ。



■某日
明日、久しぶりにプライベートな撮影をするので、アナモフィックレンズを引っ張り出してきて、カメラに装着した。

ああ、と思う。
いつの間にこんなに自主制作から遠ざかったんだろう。あいつも、あいつも頑張ってるのに・・・
俺が代わりに手に入れたのは金です。ちっぽけですが、一人生きていくにはまあ十分な金です。

今、深夜のテレビで富野監督(ガンダム創った人)が言ってた。
「経験上、やりがいのためにはお金も大切。そういう土台がないといけない」っていう感じのこと。
それはどっからどこまでが当てはまるんだろうか、俺はなんかまだまだぜんぜんなところで「お金と自分」の間で揺れ動いてるような気がする。


金ならあるとか言って、笑っちゃうようなはした金しかないこのスケール感。
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九州の旅 〔1〕 博多

2009-03-18 02:16:46 | Weblog
もともとは去年の末に「北海道でも行ってみようかな・・・」と思っていたのですが忙しくて無理だと悟り、今回じいちゃんの法事に合わせて一週間仕事を入れず、九州を旅しました。

鹿児島の秘湯へ行き、長崎行ったら原爆関係の施設を見て、『被爆のマリア像』も拝んでこよう、と、ぼんやりとしたプランを考えていました。
コースは気の向くままというか、安くてなんとなく楽しそうな。
ぶっちゃけると予定を立てるのがめんどくさかったので・・・まあその場その場でなんとかなるんではないかと・・・・そういう。


夜行バスで博多に到着。14時間かかりました。
夜出て昼前に到着って感じです。お尻が痛い。
ついて早速、天気予報の通りに雨降ってました。クソッ!

とりあえず安いビジネスホテルを見つけ、そこで地図をもらう。
牛スジカレーうどんを昼飯に食べ、駅前のモスバーガーでコーヒーをすすりつつ地図をながめる。
ここで言う地図っていうのは、よく観光案内所とかにおいてあるようなカラーの「街歩きマップ」みたいなやつです。観光客向けの。
しかし心底行きたい場所が見つからない・・・。
雨も降ってるし。

そういうことで1時間ほどボーっとして、2階席窓から駅前の景色を眺めておりました。

「じゃあまあなんとなく・・・」と、電車で行ってみたのは天神。
ここも特に。普通でした。
栄えてました。


しょうがないので夜まで待ちます。
チェックインできる時間なので、ホテルにもどって部屋で一眠り。

で。夜。
博多といえば中洲の屋台!!ということらしいです。
行ってみました。



雨はすっかり上がっていて、街中では水を帯びたアスファルトに反射する光がきれいでした

その中洲の屋台というのは、いったいどこらへんなのか。
地図にはなんとなくしか載っておらず、なんとなくということはそこらへん歩けばぶち当たるだろう、と、旅に関して極めてアバウトなわたしは、そこらをねり歩きました。


しかしこの中洲というのは歓楽街で、なんというかそういう栄え方をしております。
歌舞伎町みたいです。

適当に歩いていると、西日本独特のこういうデカイ看板が。


それに釣られて行ってみると、『福博であい橋』という大きな橋に行き当たりました。
博多と福岡を結ぶ橋なんだそうです。
そこからの眺めがまた壮観で、ネオンが素晴らしく綺麗でありました。


ブレードランナーみたいな。
いいですね。
どーんとしてて、東京とはまた違った趣があります。
近くには船着場もあり、いいなー、この風景の中を渡ることができたら・・・と、想像がふくらみます。


渡りきると公園があり、そこで数匹の猫と戯れました。
猫とはこの後も旅の道中で何度か遭遇するのですが、おしなべて人なつっこいです。みんな優しいんでしょうかね。東京の猫はスグ逃げる。

その中で、先程までの雨をしのいでいたのか、電話ボックスでくつろぐ猫に出会いました。


シュールだな・・・・


さて。
実は正反対を歩いておりました。
その後地下鉄の駅員さんに尋ね、場所を教えてもらい、ようやく川沿いにたち並ぶ屋台の連なりを発見しました。


スゲー。
ほんとに屋台がいっぱいです。ニギニギとたいへんな活気です。
なんだか興奮して一通り見回り、とにかく腹が減っていたので適当な店に入りました。
どこがうまいかなんて知らないので。

ここでビールとラーメンを頼んだのですが、後悔しました。


ラーメンでっちうめえ!!!


本場とんこつ!!!新宿とかの博多天神とやっぱ違う!!
ずるずるーーずるずるーー
ビールいらねえ!邪魔!!
汁飲む!全部飲んじゃう!ごくごくぷはあ!うめえ


ていう。

なんかもうそれで目的達成したような気になったので、再びであい橋に戻り、ネオンを眺めつつ、一服つけることにしました。


ああ。
いい。

俺、旅してるわー。


と、しみじみ景色を堪能しました。
コメント (1)
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ダメ循環

2009-03-15 01:53:05 | お仕事
うー。
仕事が。


ない!!!!

どどどどうしどうしどうし・・おちつけおちつけ。ちんこ揉んどけ。すってーはいてーもんでー。

ぷにぷに


ふう。


今すぐ仕事がないわけじゃないんですが、なんとなく来週から再来週にかけて無いとみえる。
ああ、そうだー。
俺って「フリー」なんだー。あー・・・・

なんかもう仕事ないとなると、全てに暗黒面の気配が。
くそったれ営業!きれーごとはいいから仕事取ってきやがれ!えらっそーに若造がノウガキ垂れる前におまんまの種摘んでこいってんだ!
・・・・
いやまてまて営業は悪くないだろ。これ以上なにをさせるんだ。よくやってる。
・・・・
いやしかし近付きすぎたわー。賞とかもらっていい気になってた。もっと強硬な態度でこれからは・・・
・・・・
いやいやなにひねくれていんの。お前が食えてきたのはどこのおかげよ。
・・・・
いーやそもそも雇用する側があのような態度ではいかんだろ。ルールもへったくれも
・・・・
だからお前は「フリー」だっての!金玉ちいせえな もー!!!


って。
こういった自問自答がエンドレス。
別に食えるくらいは仕事ある。恐らく来月はいそがしい。時期的に見て、その先も多分大丈夫・・・

それなのにこうして今まで築いてきたもの、全てが徒労なんじゃないかと思える、この孤独感。
この・・・・!!


うわーーー!こわいこわい!!こわいよ~


スーツ着た人を見ては「行く場所、働く場所が決まってていいな」って思う。ショッピングモールの幸せそうな家族を見ては「あそこまでの距離はすごく遠いぞ・・・」って感じる。

果たして自分はこの先ちゃんと食べていけるのかどうか・・・年とったらどうなるの?餓死するの?死ぬの?
そして俺はこれからもずっと、ことあるごとにこの不安にさいなまれて生きていくのか・・・

忙しいときはちっとも考えなかったことが、調子に乗って忘れてたことが、一気に思い出される。
マンガみたいに悪夢とか見る。俺、うなされてるんじゃないか。

暇なときにすべきことって何?
仕事探し・・・??自主制作・・・????
あれ、俺ってこんなに目的意識なかったっけ・・・ぬー・・・!!自己嫌悪!!!



こういう繰り返し。
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無線更新

2009-03-08 23:57:24 | Weblog
テストテスト。
ipodさんから更新しております。

Wi-Fiてこういうもの、という概念を理解するのにまる一日かかりました。

やっと繋がりました。

安くて使えそうなとこ選びました。
モバイルガジェット的なものに憧れる一方、自分がいかに後れているかも思い知った次第であります。


しかしああ、打ちにくい。
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帰還

2009-03-06 01:01:03 | Weblog
ただいま。
そして発熱しました。

なんかなー。
旅の間、ずっと雨降られてたんですね。
本降りだったのはほとんど夜とか、歩いてて降られてもぱらぱらだったので、そんなに大被害はこうむらなかったのですが。

疲れたのか、たまに濡れたのがたたったのか、帰ってスグ発熱です!いぇい!

ていう・・・感じです。


旅の感想をあるシーンで表すとすれば・・・

鹿児島の僻地にある秘湯に向かう折、一両編成のローカル線に乗りました。
目的地に近付くと、車窓からは一面、東シナ海が望める。
きれいな海は、曇った空を反映して、どこまでもどこまでも、絶望的に暗く凪いでいる。

ああ。落ちる。
ストン

ていう・・・感じです。
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