金ならある。
赤目です。
久々に近況シリーズいってみます。
■某日
仕事が入る。
なんか、久しぶりに違う方面からのお仕事なのでうれしい。
数日たつと調整に頭がいたくなってくる。
こっからここまではこのお仕事に念を入れて、こっからここまではこちらでやらしてもらって・・・・
ああ・・・胃がムカムカする。
↑
こういう状態にすぐなるので、自分はやはりフリーに向かないような気がした。
しかしこの立場は、なりたくてなったというより、これ以外に食べていく道がなかったと表現した方が正しい。
仕事がないとないで、死ぬほど不安になるくせに。
■某日
織田作之助を読んだ影響で、大阪を歩いてみる。
と言っても、以前から南の街を気が済むまで歩いてみたい、と思っていたので『夫婦善哉』の文庫本に背中を押されたかたち。
実は大阪に初めて行ったのは、おととしの10月あたり。
お仕事だったのであんまり動けなかったが、なんとなく通天閣やその下の喫茶店、串カツ屋、飛田なんかを歩いていたら、その情緒にすっかりやられた。
それからというもの、お仕事の縁で幾度も大阪に行き、行く度にその街並に心を奪われた。
東京では稀にしか見られない昭和の表情が、いきいきと生活する人々と隣り合っている。
あと「食い倒れ」はダテじゃなく、本当にうまいものが安い。これを『夫婦善哉』では、こう表現していた。
「彼に言わせると、北にはうまいもんを食わせる店がなく、うまいもんは何といっても南に限るそうで、それも一流の店は駄目や、汚いことを言うようだが銭を捨てるだけの話・・・・」
■某日
マンガ『かむろば村へ』最終巻4巻 読了。
元銀行員でお金アレルギーの主人公・高見が、お金を使わないで生きていくため、ど田舎のかむろば村に移り住む。奮闘しようとしていつも空回り、村人に迷惑かけまくるけど、それなりに愛されて・・・という話。
その空回りっぷりが独特のテンポと間で笑わせる。
テーマとしては「お金ってなんだろう」だけど、作中で描かれる「田舎の人の唯物的な考え」が、神様まで包括してたので「ああ、そう言えばそうだなー」って思わせた。
現実を現実として見る能力を、都会の人間は失いかけてるような気がする。恐ろしいほどの自意識ってとことん人を盲目にする。
すぐにドラマ化してしまう自己って、なんなんだろうこれ・・・自分がむなしい。
全体的にもう少し、空回り劇が見たかったけど、ラストのミステリー的な展開は読んでてドキドキした。
■某日
ある企業さんの説明会に行く。
納品した映像を使われている様子を、ただ見学するだけだが、とにかくたまらん。
何がたまらんって、女の子のリクルートスーツ。もうたまらん。
なんなんですかあのいやらしさは。
女子高生超えてますよ。なんなんすか。
あのパリっとした緊張感のある顔もたまらんし、清楚な化粧と髪の結い方もたまらん。白いシャツからこぼれんばかりの期待と不安。そして乳。
全部俺のものにしてええ。
■某日
明日、久しぶりにプライベートな撮影をするので、アナモフィックレンズを引っ張り出してきて、カメラに装着した。
ああ、と思う。
いつの間にこんなに自主制作から遠ざかったんだろう。あいつも、あいつも頑張ってるのに・・・
俺が代わりに手に入れたのは金です。ちっぽけですが、一人生きていくにはまあ十分な金です。
今、深夜のテレビで富野監督(ガンダム創った人)が言ってた。
「経験上、やりがいのためにはお金も大切。そういう土台がないといけない」っていう感じのこと。
それはどっからどこまでが当てはまるんだろうか、俺はなんかまだまだぜんぜんなところで「お金と自分」の間で揺れ動いてるような気がする。
金ならあるとか言って、笑っちゃうようなはした金しかないこのスケール感。
赤目です。
久々に近況シリーズいってみます。
■某日
仕事が入る。
なんか、久しぶりに違う方面からのお仕事なのでうれしい。
数日たつと調整に頭がいたくなってくる。
こっからここまではこのお仕事に念を入れて、こっからここまではこちらでやらしてもらって・・・・
ああ・・・胃がムカムカする。
↑
こういう状態にすぐなるので、自分はやはりフリーに向かないような気がした。
しかしこの立場は、なりたくてなったというより、これ以外に食べていく道がなかったと表現した方が正しい。
仕事がないとないで、死ぬほど不安になるくせに。
■某日
織田作之助を読んだ影響で、大阪を歩いてみる。
と言っても、以前から南の街を気が済むまで歩いてみたい、と思っていたので『夫婦善哉』の文庫本に背中を押されたかたち。
実は大阪に初めて行ったのは、おととしの10月あたり。
お仕事だったのであんまり動けなかったが、なんとなく通天閣やその下の喫茶店、串カツ屋、飛田なんかを歩いていたら、その情緒にすっかりやられた。
それからというもの、お仕事の縁で幾度も大阪に行き、行く度にその街並に心を奪われた。
東京では稀にしか見られない昭和の表情が、いきいきと生活する人々と隣り合っている。
あと「食い倒れ」はダテじゃなく、本当にうまいものが安い。これを『夫婦善哉』では、こう表現していた。
「彼に言わせると、北にはうまいもんを食わせる店がなく、うまいもんは何といっても南に限るそうで、それも一流の店は駄目や、汚いことを言うようだが銭を捨てるだけの話・・・・」
■某日
マンガ『かむろば村へ』最終巻4巻 読了。
元銀行員でお金アレルギーの主人公・高見が、お金を使わないで生きていくため、ど田舎のかむろば村に移り住む。奮闘しようとしていつも空回り、村人に迷惑かけまくるけど、それなりに愛されて・・・という話。
その空回りっぷりが独特のテンポと間で笑わせる。
テーマとしては「お金ってなんだろう」だけど、作中で描かれる「田舎の人の唯物的な考え」が、神様まで包括してたので「ああ、そう言えばそうだなー」って思わせた。
現実を現実として見る能力を、都会の人間は失いかけてるような気がする。恐ろしいほどの自意識ってとことん人を盲目にする。
すぐにドラマ化してしまう自己って、なんなんだろうこれ・・・自分がむなしい。
全体的にもう少し、空回り劇が見たかったけど、ラストのミステリー的な展開は読んでてドキドキした。
■某日
ある企業さんの説明会に行く。
納品した映像を使われている様子を、ただ見学するだけだが、とにかくたまらん。
何がたまらんって、女の子のリクルートスーツ。もうたまらん。
なんなんですかあのいやらしさは。
女子高生超えてますよ。なんなんすか。
あのパリっとした緊張感のある顔もたまらんし、清楚な化粧と髪の結い方もたまらん。白いシャツからこぼれんばかりの期待と不安。そして乳。
全部俺のものにしてええ。
■某日
明日、久しぶりにプライベートな撮影をするので、アナモフィックレンズを引っ張り出してきて、カメラに装着した。
ああ、と思う。
いつの間にこんなに自主制作から遠ざかったんだろう。あいつも、あいつも頑張ってるのに・・・
俺が代わりに手に入れたのは金です。ちっぽけですが、一人生きていくにはまあ十分な金です。
今、深夜のテレビで富野監督(ガンダム創った人)が言ってた。
「経験上、やりがいのためにはお金も大切。そういう土台がないといけない」っていう感じのこと。
それはどっからどこまでが当てはまるんだろうか、俺はなんかまだまだぜんぜんなところで「お金と自分」の間で揺れ動いてるような気がする。
金ならあるとか言って、笑っちゃうようなはした金しかないこのスケール感。