ちくわブログ

ちくわの夜明け

頭から離れない。

2007-08-30 00:47:16 | Weblog
オシリーナというのは誰が考えたんだろう。


と言うより今日、遅めの昼飯をとりに行こうとデスクを立ったんです。そしたら社長と秘書が数メートル先で「行ってきマース」とかオフィスを出ようとしていんの。それを見てわたし、すぐさま回れ右ですわ。自分の席に戻った。
だって嫌じゃないか。社長と一緒のエレベーター乗るの。気まずいじゃないか。その気まずがってる俺様を秘書に見られるのもまた恥ずかしいじゃないか。「あらヤダ、赤目さん緊張してるのかしら。バカでは?」とか思いながらほくそえまれる場合が存分にあると思うよ。

そもそも論的にいったい社長と何を話せっていうのか。「社長、ダース・ベイダーはお好きで?」とか「ライトセーバーは何色がお好みで?」とか聞けない。無難に朝青龍の去就についてでもふってみればいいだろうか。でもそんなの俺がまったく興味ない。
あーー。
釣りバカみたいになりてー。

すごい調子で社長と歓談。
うはー、この人社長とすげえ仲いい。きっとばりばり仕事ができるやり手に違いない、普段からぺこぺこしておけばおこぼれにあずかれるやも、と社員の人たちから思われる。女の子たちからはそういった塩梅からモテモテに。「抱いて」から始まるオフィスラブ、そんなのあってもいいんじゃないか。
お金と下半身が上方修正。華麗な人生の転換期。社内は俺一色に!!!


という妄想より気になるのはやっぱりオシリーナのお尻。すごいんです。
コメント (4)
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古書市

2007-08-25 23:55:12 | Weblog
AM10:00起床。
シャワーを浴びる。
朝飯に缶コーヒーとツナドッグ。食べながら映画製作のためにメモを取りながら『怒りをうたえ』を観る。今日は第三部。観るのはこれで多分、4度目くらいだが、一人でこうして腰をすえて観るのは初めて。

昼過ぎ。
チェーンの外れたチャリを押して、立川に行く途中にある自転車屋を目指す。汗をだらだらとしたたらせながら、30分かけて到着。
ご主人の友人らしきじいさまが、ボロボロのわたしのチャリを見て「おにいちゃん、感心だねえ。偉いわ、ここまで大切にして」と。
約4年前に5千円で買った中古のチャリを、特に愛着も持たずに酷使し続けてきた。そのため、いろいろな部位を壊れるたびに買い換えている。サドル、ストッパー、泥除け等等・・・こういうのも、「大切にしてる」と言うのだろうか?分からないけど、言われて初めてこのケッタマシィーンに愛着が沸いた。

開催告知の葉書が来ていたので、ついでに立川に行って古書市をのぞく。
デパートの一角の催事場なので会場は狭いが、それでも全て見て回るのに2時間近くはかかる。それだけいい本が揃えてある。過去、この催しで衝動買いしてしまった未読の本が、まだウチに何冊もある・・・。
しかし気にせず今回も2冊、購入。『AV女優』、『現代共産主義辞典』。


手垢のたくさんついた古本を見ると「大切に読まれてたんだな」と思うけど、それはこっちの思い込みで、案外ぞんざいに扱われていたのかもしれない。だからこそこうして売られたのかもしれないし。しかしそういう古本を「いい」とするのは、よく言われているように、過去や過去のものにはロマンがあるからだと思う。
だからってやっぱし、ウチのケッタにロマンは感じないんだけど。
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『憂国』

2007-08-23 01:52:00 | Weblog
これやべーんじゃねえのと思いつつも残すのがいやだったので気にしないことにして食ったらやはり、やばかった。

黙ってると吐きそうになるくらい胃がもたれ、下痢がノンストップでお腹の急降下でした。
そこまで露骨に食中になるなんて思ってなかったからただの夏バテだろうとかいくぐっていた。あーびっくりしたなあ。

翌日、その胃を引きずりつつも、暑さに負けじと昼飯はチャーハソを食うことにした。普段はこれに焼餃子をつけるんだが、さすがにやめといた。


『憂国』三島由紀夫
2・26事件の決起に参加できなかった主人公・武山中尉は、叛乱軍とされるかつての同僚たちとの戦いをさけるため、国と皇軍を思いつつ、美しい妻とのおセックスの後、割腹にて自刃。妻もその後を追い、共に死すのであった。


炒飯を食いながら、ちょうど読んでるところが割腹の場面だった。
自分でもびっくりしたんだけど、あやうく吐きそうになった。

究極のエロスの輝きを描いたこの作品は、官能的ともとれるし、残酷ともとれるので面白いけど、やたらグロイ。
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うな∈(゜◎゜)∋ ストリーム外伝

2007-08-20 04:06:29 | お仕事
「3時間以内に、うなぎとどじょうを手に入れて。生きてるやつね」という過酷なミッションが下された。しかも「あさっての撮影まで生存させる方法も調べて」ときた。
・・・・なんの撮影かは想像におまかせします。ヌルヌル

つうわけで、事務所(横浜)から近い淡水魚を扱ってる店をネットで調べて電話かけまくる。
どじょうってのは生きてるのが比較的簡単に手に入るんですよね。スーパーでも鮮魚売り場に行けば売ってるとこは売ってるし。でも・・・うなぎって。うなぎって生きてるの、どこで売ってるんだ?
調べたら観賞用のちっこいのは、売ってるところは売ってるみたい。で、電話をかけまくった中のひとつに扱ってるところがあった。ディレクターがそれでいいって言うので、そこに買いに行く。

電車で約20分の場所。駅から歩いて10分のお店に、行ってきました。
いかにも昔からやってる、つげ義春先生の漫画にでも出てきそうなボロいが玄人向けの淡水魚店。生ぐせーーと思いつつ入店。暑さでまいってたけど、お店も外と直結してるようなつくりなので暑い&生臭いのダブルパンチでした。
どじょうは10匹確保。うなぎは・・・うわ、ちいせー・・・・。なにこれ精子みたい。いわゆる食ううなぎとは随分違う。ぜんぜん食いたくない。蒲焼にしてもまず間違いなくまずそう。
とりあえずご主人に生きながらえさせる方法を聞いて購入。どじょうもうなぎも、案外生命力が強いみたいで安心した。


忙しくて飯も食えなかったので、帰りにマックによって一休み。マックポークをほおばり、精子のやうなうなぎを見つつ「絶対に、うなぎ、食ってやる。こんなんじゃなく、安物でもなく、高くてうまいの」と、決意をあらたにする俺様なのでありました。

つづく


(予告)
ついに9月上旬に設定された社長との会食!抑圧された労働者の静かなる怒りが、いま、ここに炸裂する!かつてない革命の胎動を目撃せよ!

君は、コスモを感じたことがあるか。
俺は、ない!でもパンティーなら見たい!パーンティーーー!!!
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夕子さんとの思い出

2007-08-17 01:11:50 | Weblog
ある晩。
お仕事とはまったく関係ないんだけど、仕事仲間のお誘いを受けて、某出版社へ「アンケート」アルバイトに行ってきました。

何するかっつうと、某有名女性ファッション誌の編集部に行って、服装を中心とした「男の視点から見たおなご」に関するさまざまな問いにプリントで答えてくというもの。

ごめんなさい。はっきり言ってわたしが答えるべき資格があるようなものではなかった。だって「仕事のあと、どんなところにデートに行ってますか?」とか「彼女のどんなしぐさに惹かれますか?」とか。
なんで彼女ありきなの。
もう目が虚ろになるくらい空想した。サイエンス・フィクションやファンタジーのたぐいにジャンル分け出来るくらい想像した。フィクションとかそんなレベルじゃねえ。ときメモあたりからの思い出もかき集めて死ぬ気で答えた。

あの答えが全国何万もの読者に読まれ、乙女ごころにほんの微細でもきざされるかと思うと、玉がしぼむ。すいません。本当にすいません。


あのアンケートの答えには朝日奈夕子さんとの思い出が含まれてます。すいません。
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芽吹き

2007-08-15 02:01:14 | お仕事
日々がそこそこ充実してて、なんだか不安になってきた。この、そこそこっつうのがイクナイ。
不安定な頃は毎日がちょっとエキサイティングだった。ような気がします。
ダメだー。ハングリーさが足りない。もっとがつがつしないと。最近体調崩すし、夏バテで食欲もなかったからかもしれないけど。


それでも手がけてきた企業PVが、どしどしUPされてきてるみたいなので、それはそれですごくうれしいです。やっと芽吹いてきた感じ。

このお仕事はわたしだけの手柄じゃなく、組んだ社員さんや、お仕事をとってきた営業さんの力添えがあったればこそです。


電通ヒューマンリソース様
http://www.dentsu-hr.co.jp/から「人材派遣」クリック→TOPに出てくる「動画スタッフインタビュー」をクリック

コーチA様
http://www.coacha.com/から右下バナー「コーチAを語る」をクリック→TOPに出てくるサムネイルをクリック


でご覧になれます。
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O君のこと

2007-08-09 00:06:03 | Weblog
「人が死ぬっていうのはねぇ、こういうことなんだよー」

明るい声でO君の奥さんは言った。
専門学校時代のクラスメイトだったO君は、去年の夏、持病のぜんそくで亡くなった。年上のO君は、しかしまだ30を過ぎたばかりだった。オタクで、あらゆるものの収集癖があった彼の部屋には、山のような遺品が残っていた。
わたしは友人と、それらの形見分けをあずかるため、彼が住んでいた両国のマンションへ向かった。
「こんなゴミだかなんだか分からないものばっかり・・・ほんと、整理してもぜんぜん片付かないんだから。好きなもの持ってって」

O君は専門学校を出たあと就職し、恋人を作り結婚。そして一級建築士の資格を取るためにバリバリと頑張っていた。
きっと、仲間内の誰よりも頑張っていた。

奥さんの腕には、かわいい女の子の赤ん坊が。
O君は数ヶ月前、この生まれたばかりの赤ちゃんの写メを送ってくれた。あれからついに、直に「おめでとう」とは言えなかった。


O君が亡くなったのを知ったのは、奥さんからの電話でだった。帰郷中、その先で亡くなったとのこと。
数日後、わたしは夜行バスで福岡に向かった。
そこからまた高速バスで長崎へ。長崎からフェリーで五島列島へ。到着したのは東京を離れて24時間後だった。
翌日の朝、彼の実家へ向かう。
観光地でもないこの地は手付かずの自然に包まれて、その豊穣さがかえって田舎の閉塞感を顕著にしていた。

お父さんとお母さんは、わたしを手厚く迎えてくれた。
いろいろとご馳走していただき、彼との思い出を語ったりした。「あの子、あんまり自分のこと話さないから・・・そういうふうに皆さんと接していたのねえ、東京で」
そして、仏間に飾られてある古い青年の写真を指しながらこう言った。
「ウチの家系って30で亡くなる人が多くてね。あの、おじいちゃんにあたる人も30過ぎで亡くなったのよ」

だからなのだろうか。
O君は幼い頃からの喘息持ちだった。だから「自分は30で死ぬかもしれない」と思って、思い続けてあんなに生き急いでいたのだろうか。


遺影の横に、たった数ヶ月しか一緒にいられなかったO君と娘との写真が飾られていた。幸せそうに、一緒に昼寝しているやすらかな写真。
その人が生きていようが、死んでいようが、きっと、こういう写真はこの世でもっとも美しいものなんだと思う。誰が見たって笑顔になれるから。
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死を想う

2007-08-06 02:46:44 | Weblog
清田きよさんが亡くなって、2年目になる。

清田さんは、われわれRIFFILMの映画『延示』に出演してくれた方。
舞台女優を目指し、舞台はもちろん、新喜劇、グラビア、DVDにと頑張っていた。突然亡くなったのは一昨年の8月1日。わたしは間抜けなことに、彼女の死から一ヶ月以上たってからそのことを知った。

知ったとき、脳裏に数週間前に見た彼女の姿が浮かんだ。
初夏の暑い日、アフレコの帰り、うちからの最寄り駅に歩いて送る、その時の姿。隣にいると小さくて、わたしは少し見下ろすようにしていた。対する彼女は、こちらを見るときは少し見上げるようにしていた。
わたしの背は低いので、そういうことは珍しかった。
確かノースリーブの服を着ていて、露になっている肩とか、二の腕の若々しさが意識して見たつもりはなくても、思い出された。たぶんいつもそんなところばかり見ている奴なんだろう、自分は。

そういう若々しさが苦しかった。
“老い”で死んだのではないのだ。あの小さな、若くてかわいい女の娘が、今はもうこの世に跡形もないのだ。そのことが信じられなかった。
それを思うと、何かが悔しくて涙が出た。それが何なのかは分からなかった。

通勤途中、自転車に乗ってるとき、部屋でTVを見てるとき、シャワーを浴びてるとき。
それが涙のスイッチみたいになって、どこかで何かで押されると、突然泣いたりした。

意味の分からない涙は、混乱を生んだ。
悲しみが正当化できないので、その涙を否定するようになった。彼女の死より自己憐憫のほうが上なんじゃないかと思うようになった。

でも出てくるものは出てくる。涙はいつも思うより先に出てくる。

死は、いたって物理的なものなのだ。
あったものが、この世から無くなる。それだけのことなのだ。でも、だから辛い。死は厳粛だけれど、突然やってきてそのものを消し去る。

わたしは人間の涙は思ってから出るものだと信じていた。
でも反射のように、身体で出すこともあるのだ。気持ちがついていかないことだってあるんだ。
それは彼女が近い存在でも友達でもなかったので、余計そう感じたのだと思う。まだ「これから」のあったものが、不明瞭なものに突然消される不条理さ。


「若々しさ」や、「これから」を思うのは、いつも涙の後にどもってついてきた。
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うな∈(゜◎゜)∋ ストリーム

2007-08-04 09:36:44 | Weblog
うなぎ食いてえーーーー!!
うなぎが食いてえーーーー!!
う な ぎ 食いてえーーーー!!



ぎゃあああああああああ!!食いたいいい!悶絶!!身をよじる!!ひーーー。


うなぎが食べたいんです!食べたいんです!うな
こころが形で~ 送れるものなーらば~ どんなにアナターは 驚く~でしょうか~♪
多分びびる!この食いたい願望があなたに、もし、伝わったならば・・・・

7・30に向けてのマスメディアによる謀略は周到であったといえよう。もはや心がすべて鰻色に染められてしまった。駅近くのうな屋で立ちつくし、サンプルによだれをたらす。しかしこの値段は、もはや「1食」という範疇を超えている。そよ風を切るがごとき、わたくしのがま口には到底出しえるものではない。

そこで俺は考えたさね。
「シャチョー」
そうだ、社長を使えばいいんだ。ふだん、この俺様を搾取してけつかる社長からうなぎ搾取してやる。ギュッギュッ


某オフィス。
わたくしはここで撮影・編集のお仕事を請け負っております。そこで、懇意の社員にストレートにこう告げる。
「うなぎ食いたし。社長におごらせよ」
「但し、わたしが言い出したことは内密に、巧妙な手段を用いて一席を設けよ」

こうして『うな∈(゜◎゜)∋ ストリーム大作戦』は開始されたのであった・・・・


つづく
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