ちくわブログ

ちくわの夜明け

おれっちの日本シリーズ

2005-10-29 00:22:36 | 映画 『延示』
ボケー!
俺のボケっ!

再び免許更新忘れとったわ。
もう来月から仕事復帰なのに・・・・今さら行く暇ねぇー。どうしよう。いっそのこと失効してみるか。
え、なんで?


久々の秋晴れが顔を覗かせたある日、われわれRIFFILMは『延示』の追加撮影を行うため、約束の地、多摩川河川敷へと降り立ちました。
ああ、何もかもが懐かしい・・・・ここはこの映画が形式上クランクアップした由緒正しき聖地なのであります。
しかし晴れてて良かった。撮影し甲斐があります。また、秋独特の澄んだ空気が心地良かったです。秋っていいなぁ。大好きなジャージが着れるもの。ジャージ。好きだよ、ジャージ。愛してる。して。

現場へ向かう途中、日活の映画学校の生徒と思しき人達が、すっごい人数で発電機焚きながら映画か何かの撮影してました。プチ交通規制までして。
われわれなんぞ二人であり、なおかつ機材はカメラと三脚のみというミニマムスタイル。
いいか、若人諸君。正義の味方ってのはいつだって少数派なのだぞ。そんな、インカムつけて気取ってたって、くく・・・「くりえいたー(嫌な言葉・・・)」にはなれないぞっ!
はい、そうです。ねたんでるだけです。キー。

撮影開始です。
撮影するのは主に青空、川、橋なんかの景観、それに犬、鳥、幼児なんかの動物です。犬については、走っているところを撮影したかったのですが、なかなか都合のいい走りっぷりを示してくれるワンちゃんがいません。仕方ないので球界のワンちゃんこと、王貞治監督を呼ぼうかと思いましたが、「ナボナ1箱じゃぁ・・・」と渋りだしたので、腹立ってこっちから断ってやりました。
そこに!
颯爽と一陣の風が。良く見るとパンダみたいな犬が走ってるじゃないですか。「かーわいい」・・・・じゃない、撮れ撮れ。
フォローするコンちき操るカメラ。
前を横切るワンちゃん。一路、川の方へ。

たったったったったったったっ・・・・・ふみふみ・・・トペポ

わー( ゜∀゜)ハ八八ノヽノヽノヽノ \ /\/ \

入っちゃった。しかも泳いでるよ。
使えねす。

仕方なく犬は諦めることに。しかし何なんだ、このオモシロ動物ビデオは。

帰りはうまいコーヒーを出す店で一杯550円のアイスを飲み、近くの定食屋で600円のスタミナ丼を食いました。


われわれは着実にダディ・クールになりつつある・・・そんな気配を感じずにはいられない、秋めいた午後のひと時でありました。
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「水葉唯」というシステム

2005-10-27 07:20:19 | 映画 『延示』
かつてのわたしの友人に、とあるアイドルのマニアがいました。

その友人の家に遊びにいった時、たまにそのアイドルの写真集やDVDを見せてもらったりしていて、よくわたしは「で、この写真集のどこで(*´Д`)ハァハァしてるの」とからかい半分で言ったものでした。
友人は別段怒るでもなくたんたんと「違うよ、そういうんじゃないんだよ」と答えていました。

正直、当時のわたしには理解不能で、写真集を買うほどの異性にリビドーを感じないというのは、返って不健康なことなんじゃないか、とさえ思いました。だってほら、男であれ女であれ、若い時分ってのはジューシーであることが本分なわけじゃないですか。違うかなぁ?

時は流れ、『延示』を製作するにあたり、わたしは一大決心をかましました。それは「ヒロインの水葉唯は絶対にかわいい娘にしよう」というものです。それも街を歩いてて「あ、かわいい」とかいうレベルじゃなく、目の当たりにした瞬間に、心の琴線がかき鳴らされて、『じゅるり』といってしまうような娘。
しかし、この決心こそがこの映画の制作期間を長引かせた最大の要因となりました。そもそも「かわいい」と言ったって、こんな、なんの賞もとってないような、実質二人だけでやってるエタイの知れないインディーズ映画団体に、「あら、そうですか。ホナ出ましょか」と言ってくれる都合のいい「かわいい娘」なんて、そうそういる筈もありません。
案の定、断られ続けました。拒否され続けると、人間って意外な反応を示すものです。なんかもう、TVでもネットでも、可愛い女の子を見るのが心底嫌になってしまったんです。想像できますでしょうか?みる度に焦燥と自己嫌悪に苛まれて、「あーあー、そうさ、どうせ俺はちっぽけな人間さ」とヒネてしまうんです。ほとんどビョーキですよね、晋也監督。

そこでもうこれ以上制作期間を伸ばすことは出来ない、と自らに言い聞かせて、更なる一念発起。とにかく後のことは考えず全くの妥協を許さぬ完璧な「かわいい娘」というか、まさにわたしの思い描く「水葉唯」というイメージの女の子を、ネットで探すことにしました。
そこで目にしたのが長谷川恵美さんの画像。
恐らくアマチュアカメラマンさんのHPで目にしたものだったと思います。そこには様々な角度からの彼女の写真がUPされており、わたしは恍惚としながら「ああ、この娘が水葉唯だったらとても幸せだなぁ」と思いました。
いや、思いましたじゃないよ、何ぼーっとしてんだ、ということでわたしはしかるべき場に連絡を取り、企画書と脚本を送りました。
結果は・・・・自分でもびっくり、OKでした。
OKをいただいたその時、「制作」としての自分は、もう役目を全うしたような気分になりました。「後はどうなろうと、俺の中でこの映画はすでに完成した」と。
それ程うれしかったし、思い入れもありました。と言うか、後のことなんて考えてませんでした。

その後、RIFFILMのHPが一時的にものすごい勢いでヒット数を伸ばし、失礼な話かもしれませんが、その時改めて「アイドル・長谷川恵美」の持つ影響力やファンの多さに驚かされました。
また、すでに完成している一定の力に触れてしまったことで、物事が思わぬ方向へと変移してしまったような気にもなりました。

そういった事象の一方、わたしとコンちきはこの『延示』Bパートで表現したかったことを撮影現場に託すため、プリプロダクションを重ねました。それは「どう撮影したら可愛い女の子が可愛く映るか」ということであり、その娘が持つ魅力を少しももらすことなく、なおかつそこはかとなく表現するか、ということでもありました。
結果、Bパートはほとんどワンマン映画になってしまいましたが、出来不出来はどうあれ、これで良かったと思っています。

これがテーマだとは言えませんが、『延示』のBパートでは美少女が持つ「使命と免罪符」を表現したつもりです。それを、というか、そういった本人の意思とはかけ離れた「備わっている役目」を裏切った場合、どうなるかってのを極端に表現してみました。

人間ただ生きてても、それぞれが社会にどうより良く寄与できるか、なんてこと分かりっこないですよね。普通に生きてれば辛いことは数限りなくあるし、「運命」ってのは論理じゃ割り切れないほど残酷です。
そんな中で自分の本来の役目を探すっていうのは、人生のひとつのテーマだと思います。


クランクアップから数日後、長谷川さんの1stアルバム『My Self』の特典DVDを撮影してほしい、という非常に有り難いご依頼がありました。
われわれはふたつ返事でお受けし、撮影に挑み、ここでまた改めてある確信をしました。

それは、美少女が、ただカメラの前で微笑むということがものすごい破壊力を秘めた表現である、ということです。

こういう意見って、すごく軽薄で安っぽい感じもしますが、例のアイドルマニアが言っていた「そういうんじゃない」というのは、つまるところこの微笑みの表現に帰結する部分が大いにあるのではないでしょうか。
彼は彼女のその微笑みに、淡い想いを喚起され、ただそれを見ることによってカタルシスを味わう。これがもし的を得ているなら、すごく良く分かります。
惚れた腫れたの部分以外で、性を語る猶予って、今の社会ではあまり見受けられませんが、人間って本気で異性に夢中になると、「恋(?)」の状態、つまり相手を偶像として捕らえてるだけの段階で満足する部分もある、とわたしは本気で思っています。ただ一緒に歩くだけで、もしくは触れるだけで満足、みたいな。

それに、「性的衝動を伴わない異性」にこれ程エネルギーを鼓舞させる「アイドル」って生き物はすごいな、と本気で思いました。
つまり彼女たちはある意味、ただ「カメラの前で微笑む」という行為で、使命を全うしている部分があると感じたのです。

水葉を演じてくれた長谷川さんは、『延示』におけるそういう部分をよく表現してくれました。

最後に、こんな小さな団体の映画に出演してくださったこと、大変感謝しています。
そして担当のTさん、『延示』の件といい、特典DVDの件といい、重ね重ね本当に有難うございました。


『My Self』発売によせて長谷川さん大特集でした。
超個人的な尺度でしか語れないので、やはり『延示』中心になってしまいましたが、これを読んだファンの方々が特典DVDを観て少しでも撮影側の思いと重ねて楽しんでいただけたら、と思います。

・・・・何で俺って真面目に文章書こうとすると「最終回」みたいになっちゃうかな。
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お一人様エレジー

2005-10-24 22:13:45 | 映画 『延示』
くすっ。
えへへ・・・。きししし。

何日も人と会って会話しないでいると、自然と「思い出し笑い」が多くなります。それも含み笑いならまだいいものの、わたしの場合はちゃんと声出して笑ってます。
自分で言うのもなんですが、相当きもち悪い光景かと思われます。

思い出す事柄は様々ですが、編集をしていると主に撮影当時のことを思い出して笑うことが多いようです。
それでも結構さわやかに笑っているつもりなのに、なぜか一人だとどう笑ってもさわやかにならないんですよね。不思議です。
まぁでもな・・・・「はっはっはっはっ」と豪快に笑ったところで連れがいなかったらただのアホっぽいですもんね。

あと身体動かしてないから妙な「ひとり芝居」をやってみたりします。
映画『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロ演じる主人公が「俺か?俺に言ってるのか?」ってやってるアレです。
あと『地獄の黙示録』の冒頭でもマーチン・シーンが部屋でひとり、妙な動きをしています。意味がありそうでなさそうな・・・狂気の発露とでも言いましょうか。これも「ひとり芝居」の部類に入るのではないかと思います。

わたしの場合、声は出さないのですが、その分動きが激し目です。つうか、はっきり言ってしまえばブルース・リーの真似とかしてます。「ハヂャ!ホヂョッ!」とかのいわゆる怪鳥音の類は発しませんが(似てないから)、動きだけ、特に独特の弧を描くようなジャブの真似なんかしてます。
以前、これを激しくやりすぎて、自分の顔に装着していた眼鏡をKOしたことがあります。フレームがのっぴきならぬ状態にまで曲がっており、もはや手の施しようがありませんでした。
その後すぐ人と会う用事が有ったのですが、当時コンタクトを持っていなかったため、フレームがたがたのまま会う羽目になりました。「それはどうしたのか」と聞かれ、薄ら笑いを浮かべながら正直に事の成り行きを説明すると、明らかな蔑視を喰らい、落ち込んだりもしたけれど、ワタシは元気です。宅急便。

いや、でもやってるでしょ、みなさんも。絶対やってるって。やってるね。こういう「ひとり芝居」。何かヘンな動きとかしてたりするでしょ。意味なくもんどりうったりとか。
してるって・・・・してないかな・・・だとしたら俺ってすごい恥ずかしい奴になるなぁ。

もんどりうつと言えば、ひとりでいてボーっとしてると、恥ずかしい過去の出来事が急に思い出され、「あぁあ~」とかもんどりうつなんてことがよくあります。


あれ、今日何について書こうと思ってたんだっけ・・・・あ、そう、今日は『延示』の編集状況について報告しようとしていたのでした。
では。
未完成のCGカットを除いての編集は、本日をもって一通り終了しました。
まだフレーム単位で詰める箇所もありますが、カット単位ではとりあえず終了です。「ラッシュ+」って感じでしょうか。
後はMAを中心にやっていきます。

写真は九州・熊本の五木。「五木の子守唄」の五木です。すっげえーど田舎で、山の中にあるんです。
ああ、田舎行きたい!深呼吸したい!
ここで買った苺大福が想像を絶する美味さだったなぁ。腹減ったからって何のけなしに買ったらもの凄い美味しかったんです。白餡で、苺がすっごいジューシーで。

ぎゃあー!行きたい、したい、食いたい! もんどりス。
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探偵!ちくわブログ

2005-10-23 04:43:50 | Weblog
編集してると時間があっという間に過ぎてしまいます。

面白いからとか、そんなハッピーな理由ではなく、単に時間がかかるから。「このシーン終わったらブログ書いて飯食おう」とか思ってたのが22時ごろ。ああ、やっと終わった・・・っていつの間にか午前3時半だよ!
こんなの夕飯じゃないよ、夜食だよ。メニューにリポD追加だこのやろー。

というわけでこんばんは。ちくわブログの時間がやってまいりました。複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に究明するちくわブログ。わたくしが局長の上岡龍太郎です。

サラで書いてみましたけど、合ってますよね?こっちじゃやらなくなったから寂しいです。
さて、本日の依頼は。(ウソです。勝手にやってます)
昨日に引き続き、お知らせを。


長谷川恵美さん
1stアルバム“My Self”が10月26日、徳間/e-nice より発売されます。1st.2nd.シングルを含む全10曲を収録。トレカ、特典DVD付。←これ。このDVDがRIFFILM謹製の例のアレです。すでに懐かしいわ。

発売記念イベント
●10月29日(土) 13:00~石丸ソフトワン / 16:00~新星堂池袋アルパ店
●11月6日(日) 13:00~アートプレイス新宿 / 18:00~アソビットゲームシティ秋葉原
新宿ではオークションがあるそうです。い、いったい何を売るのかな。興味しんしんです。

アマゾンでも買えるみたいです。国内配送料無料!ぃよっ!太っ腹。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BR2R2Q/qid%3D1129784817/249-5302269-8465924
さあ、キミも!Don't Stop Belieびいん。 ということです。


吉丘くみさん
05年11月15日~20日
東京アンテナコンテナ 第3回本公演に出演されます。
『三途の川でバタフライ』舞台
【演出】みおかた三蔵 【作】下垣内上【製作・主催】劇団 東京アンテナコンテナ
【出演】イジリー岡田  小浦一優 下平ヒロシ  秦秀明 三野友華子 ほか
会場
下北沢「劇」小劇場

前回観に行きました。かなり笑えましたよ。特にイジリー岡田さんがツボでした。今回もやっぱコメディーなのかな?
詳細は劇団のHPまでどうぞ。
http://www.ajasun.com/tac/index.html


写真は『延示』より、長谷川さんと吉丘さんの2ショット。
水葉(長谷川さん)が先輩の三枝(吉丘さん)に“脳天唐竹割り”をくらうの図。この後二人は、見るもおぞましい、女同士のガチンコリアルファイトを展開することに・・・・峻烈なるキャットファイトの宴が、いま、幕を開ける!

でたよ、バレバレのミスリード。そんなもん、俺が一番見たいわ。
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田中しげ美さんは野郎であります。

2005-10-20 11:40:05 | Weblog
忘れるとこだった。明日からじゃないか。

『延示』の主人公・祠木紘一役の田中しげ美さんがお芝居に出演されます。
R-viveという劇団さんの「A Secret Society '05」という公演のようなんですが、これが2パート制らしく、「10年後の思い出」編と「15年後の思い出」編に分かれているのですね。
田中さんが出演されるのは「15年後の思い出」です。

その「15年後の思い出」の公演日程は以下の通り。
21日(金) 19:30
22日(土) 19:00
23日(日) 14:00
25日(火) 19:30
前売り¥3000 当日¥3500
となっております。

劇団さんのHPはこちら。
R-vive
http://hw001.gate01.com/shelf/r-vive/

お誘い合わせの上ご来場宜しくお願いします。
って書いてありました。

渋オヤジスキーの皆様、この機会に是非。
わたしは田中さんほどカッコよい、ダンディおじさまを他に知りません。あと、名前が女っぽいのもZガンダムのカミーユみたいでカッコイイ、と密かに思っておりました。

だからどうしたと言われればそれまでなのですが。
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必殺・ひとりプリン

2005-10-19 21:44:42 | Weblog
妖精来い!!

ペリッ


・・・・・・・・・。
こねぇ。
クリームかけにこねぇっ!



(´ー`)y─┛~~

信じてないですよ。信じるわけないじゃん、あんなの。そりゃウソですとも。でも・・・・
正直期待した。ぶっちゃけありえんが、期待しました。

今日は独身男がひとりでプリンを食すというこの孤独感の、あまりにも日常的でありながらリアリズム漂う痛々しさを、みなさんにほんの少しだけでもおすそ分けすることができたら、と思いこのブログを書いてみました。
わたしと一緒に、皆さんがこの痛々しさを感じてくれたら、書き手としてこれ以上の喜びはありません。

ところでわたし、あのCMは素晴らしいと思います。
妖精(らしいです)の女の子の可愛さもさることながら、孤独にひとり、プリンを食み食みする野郎の虚無感を
ぎゃあ!大地震!!

大和魂!
(*゜∀゜)=3ハァハァ

・・・・おさまった。
今回は「はたらくおじさん号」が大破しました。

がーん。そこそこ大切にしてたのに。某友人宅からギってきたひょうたん島の住人が帰れなくなってしまったじゃないか。ハカセ残念。

話を元に戻します。
そんな、はたらくおじさんの虚無感を癒すかのようなあの展開。まるで落ちもの系アニメ(ある日突然、主人公のもとに美少女が現れて主人公のことを好きになる)の王道をゆくかのようなシチュエーションではないですか。
このCMに釣られて、ありえんが期待はする、というオマケ的感覚でつい買ってしまいました。
まぁ、普通にうまかったです。


ところで誰か俺にもしあわせonして。(←こういう手合が最も痛々しい)
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地獄のヒーロー

2005-10-17 21:22:51 | Weblog
基地に戻り電気をつけると、その惨状が目に飛び込みました。
わたしの脳裏には「空き巣」という言葉が浮かびましたが、この部屋には盗むものなど存在しないことを0,3秒で再認識し、お昼のあの時のことを思い出しました。

わたしはとある地下施設にて、秘密の会議に参加していました。
お尻のあたりからぶるっと来たとき、「ん?地震か?」と思い、しばらくすると本格的に揺れ始めてきました。
隣にいた外国人が「ピシュ」という音を立ててビクついたのを見て「デカい図体でビクビクしてんじゃねえよ。けっ」と「思い」ました。
ここは大和魂の見せ所。わたしは微動だにせず、まったく別のことを考えているふりをしました。というか、ふりだけだとまじで怖くなってくるので、本当に別のことを考えていました。

まず初めに思い浮かんだのが「ガンダムマークⅡ」の顔だったのですが、そこから先に連想されるべき事柄が何も浮かばず、早々にマークⅡは宇宙空間の深遠へと消えていきました。
しょうがない。もう精神統一といったらこれしかない。実際にはそう考える間もないほどのスピードで、早速わたしはエッチなことを考えていました。しかし、場所が場所だけに下半身がフェノメノンを起こすのは不謹慎。こいつはいかん、とまた別のことを考えようとしたのですが、意識をこちらに戻した時、すでに地震はおさまっていました。

見たか!外国人!!これが大和魂よ。
しかしさすがの外国人もわたしがエッチなことを考えて勇気を振り絞っていたことなど、微塵にも思うまい。彼は間違いなくわたしの、その凛とした態度に「カミカゼ・・・・」という言葉を思い重ねたことだろう。

そう・・・・
そうだ。地震だ。この犯人は地震だ!間違いない。超名推理!
被害は甚大とまではいきませんでしたが、本棚の棚がひとつ外れ、そこから部屋の中央に向かって飾っていたフィギュアがぶぁーっと飛び散っていました。それと、これまた違う棚の上に置いてあったG.Iジョーのフィギュアも散乱。
ああ、やばい・・・・。これかなり古いフィギュアなんですよ。す~ぐ「ぽき」っとかいって折れちゃったりするんですよね。劣化してて。

ああっ!!まじでっ?
ミック隊員が!ミッキーが真っ二つにっ!きゃー!
「衛生兵!えいせいへーい!!」
「もしもし?モシモーシ!」
「駄目だこれ。死んどるわ」

うひゃあ。
ミック隊員戦死の巻。わたしのフィギュアコレクションの中では最も古株にあたるミック隊員が・・・。orz
こいつとの付き合いは既に10年以上にもなります。精悍なひげ面、重機関銃を操るたくましい腕っ節、自然を愛する(という設定らしい)心優しさ・・・その全てに理想の漢像を感じたものでした。

ああ、ミック。おお、ミック。やれ、ミック。
僕は君の事を決して忘れない。この世からいなくなっても、君はずっと僕の心の中に生き続けることだろう。フィギュアの楽しさをまだオタクでなかった僕に教えてくれたミック・・・・。
例えフィギュアであろうとも、君はよき友であった。かの怪獣ソフビメーカー、「ブルマァク」のカタログにはこんな名コピーが刻まれていた。
「おもちゃは子供の、物言わぬ友です」
そう、まさに君は物言わぬ友であった。

クレイグ・マコーネル(ミックの本名)ここに眠る。
ちーん。


直せるんだけどね、部材さえ買ってこれば簡単に。
そのうち直すよ、ミック。そのうち。
俺だって忙しいんだ。
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『延示』予告編第三弾・配信中

2005-10-15 02:08:02 | 映画 『延示』
味噌汁を飲むにも涙が出ちゃう。
だって、口内炎だもん・・・・。

そんなモンスタークラスの口内炎に耐えながら、ようやく予告編第三弾『signs of fighting』公開、配信中であります。
あと『延示』サイトトップもリニューアル。ティーザーポスターっぽく、シンプルかつインパクト重視なのにしてみました。どうでがしょう?

また毎度の事ながらこのデザインに決まるまでが難産で・・・前回の水葉(長谷川さんver.、通称・釣りver.)トップの時もそうでしたが、あーでもないこーでもないと、くんずほぐれつ入り乱れ。やぶらこうじのぶらこうじ。ポンポコピーのポンポコナー。って気付いたら夜が明けてますからね。
そんな感じで今回も製作いたしました。

それにしてもシンプルなデザインってのは本当に難しいものですね。なおかつインパクトのあるものっていうと・・・・。考えて考えてはみたものの、結局どっかで見たことのあるようなデザインになってしまいました。


おまけ:ぼくがものすごい口内炎になった理由
バイトを辞めて生活のリズムが狂う⇒編集とかで、なんか妙にストレスがたまる⇒編集中、チョコとか食いまくる⇒口内炎が出来る⇒気にせず、大辛カレーを食う⇒すごく痛い⇒スコーンを頬張る⇒玉砕。

わお!激烈バカ!
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『延示』タイトルロゴ完成

2005-10-14 00:10:33 | 映画 『延示』
すったもんだの挙句、ようやく『延示』のタイトルロゴが決定いたしました。

すったもんだというのは、何度すったりもんだりしても中々最終的なイメージがまとまらず、あっちをちゅうちゅう、こっちをモミモミしたからです。

この映画は社会に対して憤っちゃってる、手に負えない人たちが主役の映画なので、そういったイメージで作成されました。「燃え滾る鉄の意志」みたいな。血、炎、鉄、といったイメージで構成されています。
その鉄に写り込んでいるのは、この映画における「社会」「体制」「権力」のシンボリックイメージである高層ビル街です。
あ、でもこの映画のテーマは反権力ではないですので、フラットな心持ちで見ていただけたらこれ幸いであります。

このロゴは本格的に『予告編3』から使用されるわけですが、その予告編はついに本日、完成いたしました。ビバ!萌え!
世界観、主人公二人の対峙、水葉の苦悩を2分強の尺にまとめ、水流ともゆきさん作曲による重々しくも激しいテンポの曲に乗せ、イキのよい予告編に仕上がりました。

今回はうそっぱちないですよ。まさに「予告」って感じの予告編です。
公開はうまく行けば今週中、遅くとも来週中には。
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『延示』予告編3 進捗状況

2005-10-11 13:13:49 | 映画 『延示』
純粋に「面白そう」っていう人はいなくても、なにかしらの理由でこの映画の完成を待ち望んでくれている方々がいることを、最近になってようやく実感されてきました。ありがたいことです。
真摯なわたしとしましては、そういった方々にお応えするためにもこの『ちくわブログ』(略して『ちくわブ』。今さら大発表)を製作の進捗状況報告のスペースとして、有効活用していきたいと思っています。

や、本当はそれこそが本命としてここを訪問されてくる方々には、ちょっと申し訳ないなと思っています。
今日こそは何らかの報告があるかもしらん、と閲覧してみれば「スター・ウォーズ観たー」だとか「このアイスうまー」ときたもんだ。お前は本当に映画を作っておるんか、と。やる気あんのか、と。お嘆きの方もいらっしゃることかと存じます。

しかしご安心を。確かにスター・ウォーズはうまいし、アイスは観ましたが(違う)、只今まさに製作まっさかり。本腰を入れてポスプロに専念しております。

タイトルロゴもちゃんとしたのが決定しつつ、もう間もなく待ちに待った、いや、まさにわたしこそが待ちに待った『予告編3』がホームページ上で公開されます。

すいません。なんのかんの偉そうなこといいながら、実はわたし自身が一番完成を待ち望んでいるのです。
皆様につきましては、待って頂けていることに対して、ただただ感謝するばかりであります。本当に待っていて下さる方々の存在というのは、モノを作ろうとする人間にとっては何よりの励みになりますし、モチベーションの向上にも繋がります。その存在そのものが、作る側のエネルギーに直結していると思います。

ありがとう。ありがとう。
ぼかぁ、皆さんのためなら何だってするよ。でも飛行機だけはカンベンな。

さて。
予告編3についてですが、あとは数点の直しが入って、それで完成って感じです。ちなみにタイトルは『signs of fighting』です。「戦いの胎動」って意味なんすけど・・・この英語でほんとに合ってるのか、英語1の俺様には謎であります。わけあって今回のタイトルは英語にすることになったんで・・・・。「違うよおバカ」と思った方は是非お知らせ下さい。
そして予告編をアップするのと同時に、HP内『延示』TOPの画像も更新しようかと思います。今回はティーザーポスターっぽく、シンプルで象徴的なのをひとつ。

こんなところでしょうか。
写真はAパートの主人公、祠木と恵想。クライマックス、今から対決!ってシーンの1カットです。

男くせえ!でもほんとはそういう映画。
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スター・ウォーズ エピソード3 『シスの復讐』最終鑑賞

2005-10-09 13:30:47 | 鑑賞
はぁ~。
終わった。10月7日、ついにエピソード3の本公開が終了しました。一部の劇場を除き、これにてエピソード3「シスの復讐」とはさよならです。

今回はあまりにも鑑賞回数が少なかった。もう、もっと全然観たい!観たりない!と思いました。忙しかったってのは言い訳かなぁ?でもほんとに時間が無かったんですよね。すごく残念。

それで、もっとも由々しきことは、わたしとしたことが「ため買い」しておいた前売り券を使いきれていなかったこと。そう・・・一枚余ってしまったんです。くやしい!!
仕方ないので、仕事帰りの友人を捕まえて一緒に観に行きました。

今回観に行ったのは府中の映画館。京王府中駅前にあるデカいデパートに併設されているシネコンです。
そこの『プレミアスクリーン』ってとこでの上映だったのですが、これがまたすごくいい!
席数が少なく、シートはゆったりとしてリクライニング付き、おまけに席の間に小さなテーブルまであるのです。
スクリーンも綺麗だし、音もいいし・・・。まぁこの前、吉祥寺の映画館(古い劇場。でも好き)で観たからよけいそう感じたのかも。
とにかく、最後を飾るのにふさわしい環境での鑑賞となりました。

もうこの映画に関しては、一晩でも語り尽くせぬ思いがあるのですが、冷静に語るとするなら、今回のエピソード3は「メタファーで構成された映画」だったなぁ、ということです。
主人公・アナキンは人間が持つ愛とエゴの同一性、ダース・シディアスことパルパティンは純然な悪意(イアン・マクダーミドがその狡猾性を名演!)、ジェダイやヨーダの存在は「正しきもの」への猜疑、そして銀河帝国の誕生は民主主義というシステムが崩壊に至る経緯を、非常に分かりやすく、また比喩的に描いていたと思います。

かつて「正しきもの」と呼ばれていたものが、「戦争」という究極の状態から悪へと変貌を余儀なくされ、その意識は「新しき秩序」を生み出す。
エピソード3はその工程を個人から世界のレベルに渡って描ききっており、なぜ人々が自らの意思で「自由」を捨てるに至るのか、という悲劇が明瞭に描写されています。

劇中、帝国の誕生を告げるパルパティンの演説は、なんだか今のアメリカ、ブッシュ大統領の戦争やテロに関する演説を見ているようです。

新しい秩序がこうして布かれる中、数少ない「本来の民主主義」者のひとり、ヒロインであり議員であるパドメはその演説を聞きながらこうもらします。
「これで自由は死んだわ。万雷の拍手の中でね」
これは『エピソード1・ファントムメナス』の時代から政治に絡んでいた、彼女個人が持つ「民主主義」というシステムへの思い、やるせなさ、個人では全くどうにもならないこのシステムが持つ欺瞞性を一言で表していました。

そしてファンにとって最もショックだったのが(分かっててはいても)『オーダー66』ことジェダイ抹殺。
劇中はおろか、われわれファンにとっても「正しさ」と「正義」の象徴であったジェダイ達が、敵ではなく、他でもない味方によって抹殺されてゆくさまは、「調和」というものの本質を訴えたかったルーカスによる、ファンへの痛烈なメッセージだったのではないでしょうか。

ああ、やっぱ長くなってしまった・・・・。
ともあれ、ラストシーン、ゆくゆくは帝国を滅ぼすこととなる希望(ルークとレイア)の誕生は、この映画を凡百の映画とは明確に異なるカタルシスを生み出しています。掛け値なしに美しいシーン、カットだと思います。


これで当分スター・ウォーズの劇場鑑賞はできなくなるなぁ。
とか言ってる間にDVD発売のアナウンスが。11月23日発売とのことです。はやっ。ちなみに全6部作コンプリートBOXも発売されるとか。これも欲しい・・・。

こうしてわたしはずっとスター・ウォーズに貢いでいくんだろうな。おちゃめさんめ。
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『MySelf』発売日

2005-10-06 00:46:01 | Weblog
長谷川恵美さんが無事バリから帰国されたようです。
よかったね。よかったね。

そこでわたし、あることを思い出しました。
手前で関わっといて、『MySelf』の発売日告知するのてっきり忘れておりましたんですわ。皆さん聞いて下さい。

発売日は10月26日(水)です。

買ってね♥

本当は今日、ひげについて語ろうと思ったんです。引きこもり状態なので一週間ほど伸ばしっぱなしのひげについて。だから絵がひげなのです。
で、途中からむりやりこのお題にもっていこうとしたところ、かような珍妙な絵になってしまいました。
さぁ、だからと言ってひげについて何か語るところがあるかと申しますと、別にないんです、これが。
明日剃ります。以上。
って感じです。
あ、ただ、いくら伸ばしたって俺はチャールズ・ブロンソンのようにはなれないな、と思いました。どっちかと言うと野に咲く花のような人の種類に分類されるかと思います。だからもう、ほんと剃ります。
ひげにファンタジーを求めた俺が馬鹿でした。

話は変わりまして、珍しく『延示』の製作状況などを。
編集については、足らない素材なんかが以外にあったりして、また景観なんかを追撮しそうです。あと、サントラ制作者の水流さん用に曲が入るシーンを重点的に編集しています。
CG合成はなんかいろいろ大変みたいでなかなか進みません。わたしがやってるわけじゃないんでなんとも言えないんですが、まぁ、大変らしいです。

では皆さん、ごきげんよう。
コメント (3)
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したくないのに贅沢

2005-10-04 17:15:26 | Weblog
アイスが食べたくなってコンビニに行きました。
「お気に入りの定番」とか、そういうのがあんまり無いため、選ぶ時はいつもたっぷりと時間をかけて迷います。開けっ放しで。店にとってこれほど迷惑な客もいますまい。

「定番」とまでいきませんが、比較的よく食べるのが「雪見だいふく」「旨チョコミルク」「ピノ」なんかです。今回はどれも気分的に違っていたため、かなり迷いました。
基本的に甘いのがイイのですが、なおかつさっぱりとしたものが欲しいところでした。

そして選ばれたのが写真の「ベリジュ」。
皆さん知ってますか?このアイス。わたしはまったくもって知りませんでした。もちろん値段も知らないです。なぜか値札もついてなかったし。
でもアイスクーラーに放り込まれてるアイスって、ハーゲンダッツみたいな高級なのって普通ないですよね。別なクーラーに入れてあるとか、そうゆうのが普通ですよね。あまつさえこれ、「ガリガリくん」の隣にあったんです。
なので安心してレジに持って行ったんです。そしたらびっくり、いくらしたと思います?

おどろきのショックプライス¥210ですよ。

わたし、思わずレジの前で「あぃ」とうめいてしまいましたよ。
まぁ、高そうだから¥160くらいは覚悟してたんですけど、さすがにそりゃねえよなって思いました。
つうかさ、まじで、ま・じ・でっ!値札シール貼ろうよっ!ちくしょう、こんなの怠慢だ!したくないのに贅沢しちまったよ!

そんなわけで記念撮影でもすっか。おりゃっ!!
食べてみてもびっくりするほど美味しくないような気がします。なんていうか・・・苺の練乳がけアイス版みたいな。でも苺なんかはさすがで、ちゃんと程よい酸っぱさでした。この酸味がまた甘い練乳アイスとよい組み合わせではありました。
でもハーゲンダッツみたいに「あー、こりゃ高いだけあるわ」みたいな満足感が得られません。やっぱ値段が微妙だからかな。

最近のヒットでは例にも挙げた「旨チョコミルク」。これ、ほんとに美味しいですね。竹内力兄ぃのCMも最高だし。
俺もあんな漢になりてえよ、まじで。
コメント (4)
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萌え。

2005-10-03 02:16:43 | 映画 『延示』
ちくわブログをご覧のみなさん、こんにちは。二次コン変態野郎の赤目です。
この絵は今日のぼくのおかずです。


うそです。引かないでー。

この絵は『延示』に登場する何かです。「何か」は一目瞭然なのですが、秘密にしておいた方がかっこいいので多くは語りません。
ヒント:『ブレードランナー』の強力わかもと『延示』版
はい、もうバレバレですね。

ところでこの絵を描いたのは、いわずもがなわたしではなくRIFFILMの匠ことコンちきなのですが、正直こやつの芸域の広さにはびっくらしました。だって、普段こんな絵ばっか描いてるやつがですよ。このようなモエモエハニャ~ン秋葉超特急を描くとは誰が想像できたでしょうか。誰も想像すらしてませんでしたが。
実際、これこのようなの描いてくれ、とお願いした時は平常時の兄貴画の名残が少しは出るんじゃないか、と心配していたのですが、全くの杞憂でした。
あぁん!コンちき兄ィったらニセ秋葉系!


さて。
昨日コンちきセンセーに「この絵をブログで発表してもいいか」と聞いたところ、「いいよ。俺が変態だってことばらしても」という謎めいたメッセージが返ってきました。

はぁん?へ・ん・た・いだってぇ~?
貴様ごとき淡白質が変態などとは片腹痛いわ!変態とは俺様のような人間を指して使う言葉だ。こわっぱが小賢しいわ。以後改めよ。
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深謝。

2005-10-02 03:23:53 | Weblog
皆々様、いつも『ちくわブログ』をお読みいただき、誠に有難うございます。
この三日坊主のわたしが、こうして曲がりなりにもブログを書き続けてこれたのは、皆さんが読んでくれているからであり、その目の意識無しにはとてもここまでは書いてこれませんでした。

本当に感謝しています。

さぁ、まるで最終回のようなノリになってしまいましたが、残念ながらそうではありませんです。

わたしはこの程、9月いっぱい、つまりは一昨日でバイトをいったん辞めました。というのも、『延示』の編集、MA作業に専念するためであり、今月中には一応のケリをつけたいと思っています。CGや音楽の関係で完成は無理でも、素材さえ来たらぶち込むだけ、という段階にはしておきたい、と。

「いったん」と言ったのはケリがつき次第、素材を待つ段階になったら復帰するからです。
わたしは今のバイト(夜勤の携帯工場)をけっこう続けていますが、それでも半年以上続けて勤務したことはありません。
それはこうして毎回撮影だの、製作だのと映画の関係で休みをいただく(というか、辞める)からであり、その度に非常な恐縮をする思いです。

上の方々はいつも「また、待ってるから」とか言ってくださり、忙しくなる期間に抜け出したりしても、その後復帰する時は何も言わずまた受け入れてくれました。
今回も本来なら自分から挨拶に行かなければならないのに上司が自ら、「とりあえずお疲れ様。また来る時は俺の名前出していいよ、欲しがってるって。映画頑張れよ」と激励されたりしました。
もう恐縮すぎて何を言っていいのやら・・・・ただ謝意を伝えて頭を下げるしかありません。

そこで思ったことは、普通に映画の関係者にはお礼や誠意を出来るだけ伝えようとしますが、こういった周りにいる方々にちゃんとした謝意を述べたことは、あまりなかったように思います。
バイトなんだからあたり前、とかいう意見もあるでしょうが、やはりそんなシステマティックな事実より、上司の気遣い、そして一般的な道徳観念から言っても彼らに感謝せざるをえません。

何かできることといっても完成品を「観て下さい」と言って渡すことしかありませんが、気持ちだけでも見えないところで協力して下さっている方々を大切にしていきたいです。

つまり『延示』という映画は、そういった方々にも支えられつつ製作している映画なのです。

だからこのブログもそうだなぁ、と思って謝意を表明した次第であります。


ところで長谷川恵美さん、バリに撮影に行ったようですが、大丈夫だろうか?
爆弾テロのニュースが入ってきているのですが・・・・。移動中なんでしょうが僭越ながら旅の無事を祈りたいと思います。
コメント (2)
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