初日から3日連続で12月18日、19日、20日と『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を観てきました。
【18日・MOVIX昭島】
どれだけ緊張したことか。いいですか10年ぶりのスター・ウォーズ新作ですよ。
前日夜は睡眠導入剤と安定剤のスペシャルミックスでやすらかに寝て準備万端で挑みました。
数日前から寝る前のドキドキが止まらなかったので。
初日は昭島の劇場。とりあえず席を確保することを最優先し、最優先しすぎた結果このような僻地になってしまいました。
本当は日劇に行きたかった。
世界同時公開の時間が18時30分。
昭島では売ってないグッズもあるので、先に立川シネマシティでお買い物。
↑この3Dメガネがほしかった。
グッズ売り場は公開前にもかかわらず数人のお客さんが。同志よ。
劇場内も公開に向けて盛り上げてきます。
併設のカフェでは混雑に備えて特別メニュー。
買うもの買って昭島に移動。
アリャ。
なんか、あんまり盛り上がってない感じ?
メモリアルパンフレットを購入。
左が通常版、右が18日限定版。
めしを食い、時間を置いてもう一度訪れるとロビーが一新されていました。
ついに、この時が。
劇場内へ。
あ、スクリーン小さい。コスプレもいない。満席だが、ひっそりとしている。
そして…
20世紀FOXのファンファーレが無いオープニング。
ルーカスフィルムロゴからの…スター・ウォーズロゴとテーマ曲。泣いた。
しかし。
誰も拍手しない…
今までエピソード1の先々行上映から観てきて、ここまで盛り上がらない劇場も初めてでした。
まあでも、こんなふうにじっくり静かに観るのもいいかもしれない。
ただこの劇場、音が悪かったです。なんだろう、音声トラックがわれてた。フィルム上映の時代ってスクリーンが汚いとか当たり前だったけど、シネコンの時代にこんなことが起こるとは思わなかった。こんちくしょう。
鑑賞。
確かに新しいスター・ウォーズだ。
でもこの違和感はなんだろう?
面白かった。感動した。笑った。泣いた。そして、スター・ウォーズだった。でもなんで違和感を感じるのだろう?
エピソード1を初めて観た時のことを思い出しました。質は違うけど、この違和感は似てる。スター・ウォーズという慣れ親しんだものに新しい血が入ってくる時に起こる拒絶反応のような。
それを言葉にするのはもの凄く難しい。
ただ、とりあえず明日もある。また明日観て考えよう、と思いました。
ずーっと駅の前をブラブラ行ったり来たりしてました。心が落ち着かなくて帰りたくなかったので。
【19日・TOHOシネマズ 府中】
また僻地だが気にしない。昨日よりは大きなスクリーンで観れる。
昨日感じた違和感ってなんだったのか?答えは見つからないだろうけど、整理することはできる。
場所柄、ファミリー層でごった返し。売店はスター・ウォーズグッズで行列。昨日買っといて良かった…
19日のメモリアルパンフレット。
館内をブラブラ。そのうち歩くのもやっとなくらい、混み合ってきます。
鑑賞。
最後が泣ける。鼻水すすりながら出ると、いっしょにおばちゃんのファンも泣いていた。
ちょっとお話したかった。
2回目の鑑賞も面白かった。同じところで感動し、また新しい発見もあった。それはやはり『スター・ウォーズ』だからだろう。
でも、いろいろ挙げるとなると不満な箇所は出てくる。面白いのに不満。なんなんだろう自分。
【20日・TOHOシネマズ 新宿】
最終日はやっと都心。新宿。
東口から出ようとすると、スター・ウォーズの看板が。
約1年前の今年の正月。ここでティザー広告のロゴ看板を見て期待に胸をふくらませていた。
歌舞伎町に入ったらすぐ見える巨大なTOHOシネマズの看板。
ついこないだまで、ここがコマ劇だったなんて信じられない。もっと汚れてたし、治安も悪かった。そこが良かったのだけど。
劇場内へ。
すでにメモリアルパンフレットに行列が。
20日のメモリアルパンフレット。
先日同様、グッズ売り場は大混雑。
鑑賞。
「まだ観たりない」という思いが残る。
3日連続で銀河を旅してきたので、キャラにも思い入れが出てきました。
やっぱり面白いんだよなあ…
ロビーにはBB-8のスタチューとJ・J・エイブラムス監督や主演キャストのサインが。
うーーんやっぱりこういうのは都心ならではですね。来てよかった。
こうして「ひとまず」3日間の鑑賞を終えました。
少しずつ、言葉にできたものもあるので、iPhoneにメモしたものを自分用のためにも挙げておきます。
【良い】
ストーリーがとても面白く、とにかく次(Epi.8)が観たくなる
カイロ・レンは、悪役としても一人のキャラクターとしても魅力的。このストーリーにおける最大の仕掛けに感じる。彼の(悪役としての)成長と運命から目が離せない。
BB-8がとてつもなくかわいい
デジタル技術とアナログ技術のアウフヘーベン
メイキングで35ミリフィルムがカラカラ回るさまが、その予兆を十分に感じさせた
プリークェルの無機質さが見事に回避されており、キャラクター(主人公たち、さらには悪役のカイロ・レンに至るまで)の躍動感が素晴らしかった。筋肉、呼吸、血、汗、喜怒哀楽。そういった生物のエネルギーに満ち満ちている。
↑つまり、だからこそ何度観ても飽きないのだと思う。ただ、プリークェルはジェダイ中心にストーリーが進むので、しょうがない面もあると言えばある。
【悪い】
ジョン・ウィリアムズの新スコアがいまいちすぎる
宇宙シーンが少なく、舞台が狭く見える
女性が活躍するのは同意だし良いが、モブにしても不自然に女性を前面に出しすぎな気がする
脇役のエイリアンやドロイドがオリジナルを超えてなかった。全体的にのっぺりしたデザイン
お馴染みの惑星が出てこないのでなんかさびしい
セリフのやり取りが小慣れたハリウッド映画の脚本感→軽妙なウィットに富んだ会話を意識しすぎ
全て小綺麗に、無難にまとまっている感じ
こんな映像、物語は観たことがない!というセンス・オブ・ワンダーな部分が無かった
以上。
とかなんとか偉そうなこと言ってますが、あれから数日。
すでにもう観に行きたいし、新スコアは頭の中でリフレインしてるしで結局好きなんじゃねえか。
年末も観に行きます。
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