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家庭連合 老婆の「念書」最高裁事件(訂正版)

2024年06月12日 | 法律・海外法務
最高裁で、家庭連合信者(事件当時、86歳を超える老婆)が作成した「念書(公正役場での認証)」の効力が問題になっている。

「1億円以上献金したのは私の本意です。家庭連合に対して返金を求める裁判はしません」という不起訴合意。

しかし、この老母の献金を取り返したい長女が、原告となり、「信仰やめた、献金返せ」訴訟をした。代理人は霊感弁連のボス・山口広弁護士。

不起訴合意の念書・公正役場の認証が有効かが争われた。長女・山口弁護士は「公序良俗に反して無効」だと争っている。

時系列は簡単に、以下の1〜4に分かれる。

1  1995年〜2015年11月

 次女と三女と一緒に、老婆@長野県が信仰に入り、献金。ざっと20年をかけて。
 長女が「お母さん、何やっているの? カルトに献金しちゃダメだよ」的に茶々を入れてきた。

 そこで、老婆は、長女により献金を無にされないため、「返金を求めません、そんな裁判しません」の念書を作成して、公正役場で認証。

2  2015年11月〜2016年11月(隔離・監禁開始)

 長女が、「やば、念書と公正証書作られちゃった」と思い、東京の山口広弁護士に相談した。
 山口広弁護士のアドバイスだろう、長女は、和歌山の親戚宅に、老婆を隔離。
 実質的にはこれ、拉致・監禁ですね、、、。老婆の携帯電話も長女が取り上げてますから。。。

 その間に、長女は、(次女や三女を差し置いて)自分が後見人になる任意後見を申し立て、老婆が「認知症だ」という診断を得る。計算能力がないことが理由の一つ。

 この長女の「たくらみ」の間、次女・三女は老婆に連絡が取れない、、、
 痺れを切らして、三女は、家庭裁判所に家族関係調停を申し立てる。
 しかし、長女(老婆)は、調停を拒否(不調により調停終了)。

3  2016年11月末(隔離・監禁中)
 
 三女が長野にいる老婆の老人施設を突き止め、老婆と1年ぶりに面会できた。
 以下の録音を取り、長女がやっていることが「嘘八百」であることを確認。 

   老婆自身の意思で献金をしたのに、長女の意思で取り返しをさせられている
 ②  老婆は三女のことが「大好き」で、縁を切りたいなどとは思っておらず、三女に会いたいと思っていたが、連絡もできず切なく思っていた
 ③  老婆は、家庭連合に献金したことで長女から酷く怒られ、挙げ句の果てに施設に入れられた
 ④  長女は老婆にとって「鬼みたい」で、恐く、「おっかない」。そのくせ、長女は老婆の面倒など見ない
   和歌山の親戚宅や長野の老人施設は、老婆の意思に反して、長女により無理やり入れられた。本音は自宅に帰りたいのに、、
 ⑥  老婆が携帯を利用できないように、長女に解約させられた
   長女は老婆に「三女とは絶交だ」と指示した。老婆は長女が恐くて嫌だと言えなかった
   不調になった家族関係調整のための調停で裁判所に提出した老婆の陳述書は、長女が書いたものを写させられた
   老婆は、3×3とか、1+10といった計算に素早く回答できた(だから認知症診断も微妙、、)
   老婆は、信徒の集まりや教会での勉強を楽しんでいた。文鮮明師のことを尊敬しており、清平にある同師の御墓にお参りした際も、涙が流れて「泣けて泣けて困った」。教会を辞めたくない。
 11 一番親孝行したのは長女ではなく、三女
 12 家庭連合からもし献金が返金されたら、3人の娘たちで分けたい

4  2016年12月〜現在(隔離・監禁継続→死亡)

 上記の三女からの貴重な聞き取りにもかかわらず、長女は、老婆を代理して老婆の金返せ!民事裁判を提訴。そのくせ、老婆は法廷に出さない。
 その後、長女は、老婆に、「献金が返還されたら全部長女に」って遺言を書かせる。
 老婆死亡。

ーーーーーー

 その後、一審(地裁)・二審(高裁)とも、家庭連合が勝訴し、長女が敗訴。

 老婆が最初の1で書いた「献金の返金はしません、裁判所に訴えません」という念書・公証役場の認証が有効だ(公序良俗に反しない)、と認定されたから。

 このように、上記1の時期の念書(三女・家庭連合寄り)を、上記2とか4の時期に、長女が老婆を隔離・監禁(和歌山と長野に)して、長女寄りの展開に持って行こうとしています。

 こう見ると、上記2とか4の、長女のアクションこそ、「隔離・監禁して無理やり自分たちのやり口に持っていく」という、霊感弁連お得意の、あくどい手法なので、これこそが「公序良俗違反では⁉️」と思えてきます。

ーーーーーー

 ざっくり言いますと、隔離・監禁・認知症診断「前」に老婆が作った念書・認証が「無効」になり、逆に、隔離・監禁・認知症診断「後」に長女が作らせた金返せ訴状が「有効」になって、結果として、老婆が一生懸命、神に捧げてきたお金が、全部、ゼニ欲しさの欲目に眩んだ長女の手元にいくことでいいのか? という問題です。






最高裁の公平な判断に期待しますし、メディア諸氏の公平な報道にも、合わせて期待します。
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6 コメント

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Unknown (Ann Tanimoto)
2024-06-13 01:26:59
霊感弁連のやりそうな手口ですね。家庭連合から献金された方に、強制的に公証書を書かせることはないと聞いています。このお母さんは自分の意志でしたのだと思います。自分の意志で作成した公証人を立てた書類が無効ならば、ビジネスを含むあらゆる公的契約書が無効と成り得ますね。カルト、悪の団体という印象操作を拡散している、マスゴミの責任も大きいと思います。
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Unknown (若狭 豊美)
2024-06-13 11:27:11
いつも、明確に整理してくださり、ありがとうございます🍀
人は、お金となると考えが狭くなって、正常な判断が出来にくくなると思います🍀何を中心にして、物事を考えるかで変わると思います🍀献金したお金が、個人の懐に入るのでは無くて、世界が良くなっていく為に使われているので、私達も喜んで、それぞれの中で、精いっぱいの献金をしたいと思っていますが、信仰の無い人は、その気持ちが理解できず、騙されてると感じるのではないでしょうか?
中山弁護士は、希望です💎
感謝しています💎
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Unknown (都留康夫)
2024-06-13 12:35:22
いくら子供でも愛情よりも金が大事なら親子じゃない
でしょうね! 価値観の違いは、恐ろしいですね!
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老母の痛みを感じます (風来坊)
2024-07-03 09:22:18
老境に入って深い信仰の世界に出会い娘たちといっしょに喜びを得ていたお母さんが財産を寄付したいと思われた気持ちと, その身柄までもが長女さんの恨み(?)に踏みにじられた状況が痛ましいですね. 隔離されたままで亡くなられたお母さんのご冥福を祈ります. 凶行に手を染めた長女さんの救いも.
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Unknown (05tatsu)
2024-07-03 11:20:17
はい、長女の幸せも祈りましょう。イエス的に言えば、何をしているのか分かっていらっしゃらない方ですね、、、
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Unknown (タンメン)
2024-07-12 12:52:08
一点、家庭連合が暴利(暴力)手方で念書を書かせたの上告側の説明の有効性はどのくらいありますか。おそらく説明不可でスルーするかとは危惧しますが。
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