川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

日本の家庭連合問題が持つ地政学的・世界史的意義

2024年06月14日 | 社会・時事など
家庭連合問題は、日本のイチマイナー宗教の話ではない。

地政学的、世界史的意義を持っている。

だから、アメリカの共和党の重鎮たち、元国務長官のマイク・ポンペオさんとかが、関心を持っている。

だから、7月22日に、ホテルオータニに、マイク・ポンペオとかが来て、この地政学的・世界史的問題を扱う。

IRF ASIAです。「IRF」は、International Religious Forum.


私が1月末に、ワシントンの大会でビデオ演説をしたのも、このIRF。

ーーーーーー

ちょっと深掘りしますと、多元主義か、全体主義か、って話。

自由か、抑圧か、って話。

自由を志向すると、多元主義になる。いろんな価値観がある(多元)から、少数者も自由を享受できる。
一方、全体主義では、少数者は抑圧される。

ロシアや中国のような全体主義国家のみならず、フランスが、間違って、全体主義化している。少数宗教をいじめる法案を作ったりして。
「間違った進歩主義」の、トップバッターが、フランス。

その「鼻つまみ者」のフランスを、血迷って追っかけちゃっているのが、日本。フランスというリーダーの、フォロワーになろうとしちゃっているのが、日本。

これはヤバい。

日本がフォロワーになると、それに続く第三の国が続く可能性がある。「これが新しいトレンドなんだ」と誤解されるおそれがある。

日本はフォロワーになってはならない。むしろ、防波堤(seawall, breakwater)に、盾(shield)に、ならないといけない。

そんな地政学的・世界史的な意義があるのが、今の家庭連合案件です。


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若者に優しくせよ

2024年06月11日 | 社会・時事など
なぜ若者に勇気がないのか。

オッサンおばさんたちが、意地悪だから。

若者が失敗すると、上から目線で、皮肉ったりバカにしたり、意地悪をするから。

若者に屈辱感を与えるから。

オッサンおばさんは、ざっくり、若者の2倍、いる。数が。

同学年人口で、第二次ベビーブーマーの私は、180万人くらい。

今は100万人を優に切ってますから、、

その、たくさん、わんさかいて、出世を塞いでいる、オッサンおばさんたちが、偉そうに、上から目線で、若者の失敗をあざけ嗤っていれば、そりゃあ、若者は勇気を出そうと思わなくなりますね、、、

若者に勇気がないのは、年上が意地悪だから。

ーーーーーー

他責しない、自責する。
人のせいにしない、自分ごととして捉える。

内田先生の真骨頂ですね。




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こんな社会に誰がした

2024年06月09日 | 社会・時事など
言葉だけ。中身ない。保身。上べだけ。リスクとらない。「いい子」を演じている。

そんな若者が目立つ?

そんな若者に誰がした。

...

大人、だ。

子どもは大人の真似をしているだけ。

〜〜〜

じゃあどうすればいいか。

若者を変えるために、どうすればいいか。

大人がリスクを取ること、です。

大人が、勇気を出して、恥を掻いている姿を、若手に、子どもに、晒すことです。

率先垂範して、ミスをせよ。挑戦をせよ。失敗をせよ。

大人の方が、リスクを取りやすい。ある意味。

経済的な余裕もあったり、「どこまでが取れるリスクか」を嗅ぎ分ける知恵も身につけているから。

子どもを、若手を、変えようと思う前に、まず自分が変われ。

You must be the change that you wish to see in the world
世界を変える前に、自分を変えよ。

こうガンディは語ったとされる。

ってか、ガンディの一生は、この言葉を体現する、実証する、一生であった。

〜〜〜

私が白いスーツを着ているのも、まさに本稿の考えに従ったもの。

コンプライアンスとかインテグリティの仕事をして、クライアントの企業さんに「speak upしましょう、勇気を出して言うべきことを言いましょう」ってアドバイスをしても、私自身がリスクを取っていなければ、説得力はない。

だから、白スーツにして、リスクを取っています。

白が好きなんじゃないんです。嫌いでもないけど。

自分のセリフに説得力を持たせるために、白装束をしているんです。人生を賭けて。身体を張って。




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唯言論 

2024年06月09日 | 社会・時事など
唯言論、ってのがあると知った。

今話題の、『Z世代化する社会』で。


実態を伴わない、言葉。コトバ。

不細工ではない女の子に対し、「ブサイク」ってみんなで言えば、その子はブサイクになる。

若者のSNSでは、そういう「言葉だけ」の世界が広がっている。実態はともかく、言葉でレッテル貼りをする。

言葉を定義しない。

ーーーーーー

これは紀藤正樹弁護士が30年かけてやってきたこと。

マインド・コントロールを家庭連合に認めた判決がない(それどころか、ことごとく裁判所に否定されてきた)のに、「家庭連合はマインド・コントロール一本」って「言葉だけ」の口撃をする。

言葉を踊らせる。言葉を一人歩きさせる。

要するにプロパガンダ。

家庭連合案件は、受任から数ヶ月後に、「ああ、これは長年かけてやってきた、左翼のプロパガンダなんだな」と私は気づきました。

左翼のプロパガンダってのは、こういう「言葉だけ」「とにかくレッテル貼りする」唯言論的なものなんだろう。

ーーーーーー

対抗策は、ロジック。三段論法。

言葉を定義して(大前提)、それを各事例に当てはめる(小前提)。

プロパガンダ(政争)に対する抵抗策として、三段論法(法的ロジック)。

私も弁護士としての存在意義を示せていければ。
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ミイラ取りになるリスクを取れ

2024年06月09日 | 社会・時事など
今話題の(そしてこれからもっと話題になる)、『Z世代化する社会』にいい言葉があった。

ミイラ取りになるリスクを背負わなきゃ、
ミイラは取れない。

私はそう受け取った。

ちなみに最近は、逐語的に正確ではなくても、私が「受け取った」言葉をここに書くことにしている。

要するに、リスクと取ろうとしていない人には、説得力がないよ、ということ。

ーーーーーー

私が関わっている宗教案件でもそうだ。

オウム真理教が話題だった頃、オウム施設に入ってレポートした島田裕巳さんとか、中沢新一さんとかが、干された。

だから、ここ30年くらい、日本の宗教学は、「ちょっとでもポジティブなことをコメントしたが、後にカルトだと分かって、殺人とか犯したら困る」と日和ってビビった方たちによって、営まれている。

みなさんチキンなんです。

チキンの代表格が、島薗進さんと櫻井義秀さんなんです。

外堀の外から、川の対岸の遠くから、遠巻きに、実情を見ようとせず、批判する。

「カルト」扱いされるものに対しては、批判しとけばまあ安牌だ。安全だ。

ミイラ取りがミイラになっちゃあいけねえ。

ミイラになって批判されるよりは、ミイラを取りに行かないほうがいい。

こういう「保身」が宗教学界にはあります。

ーーーーーー

これは、いろんな調査とか分析に応用できますね。

ミイラ取りになるリスクを恐れない。

肝に銘じておこう。




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贈与(ギフト)の深堀り

2024年06月02日 | 社会・時事など
令和のいまは「贈与」が流行っている。深掘りされている。

コロナになって、価値観も変わってきた。若者の方が贈与をする。寄付をする。

平成では稲盛さんが「利他」を唱えた。

その利他と贈与がどんな関係にあるのか。

その辺に私が気づいてきたのですが、中島岳志さんなんかは、もうだいぶ先を行って深掘りされている。

ーーーーーー

Pity(憐れみ)からする贈与は良くない。気持ちよくない。

Compassion (同情、思いやり)からする贈与はいい、とか。

シンパシーではなくエンパシー、ってことでもありますね。




贈与をすると、した側に「権力」「権威」が生じちゃう。実際、古代から、贈与を「権力的支配」の道具に使ってきた部族もある。

志賀直哉『小僧の神様』を題材にしているところがいい。



さすが志賀直哉、人間の心の襞の、すごく細かいところを突いた小説を書いていますね。

「資本主義社会の生きづらさ」を解決する一つの策としての「贈与(ギフト)」。

宗教の高額献金が問題になっていますが、本当は、広く「贈与・寄付とは何か」から論じられるべきことでもある。

ただ、日本の宗教学者はみんな党派性があってアンチ家庭連合だから(2015年の後藤徹さんの監禁裁判の勝訴を論じる宗教学者は一人もいない)、この辺の深掘りは、宗教界からは期待できないのが残念ですけどね、、

若い世代が頑張ってくれるのを期待します!
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正義は脚光を浴びない

2024年06月01日 | 社会・時事など
正義は脚光を浴びない。

正義は脚光を浴びるという快感を厳しく避けることを要求する。

正義は孤高を持することを要求する。



ハンナ・アーレント。



世間に迎合して、脚光を浴びんとしていては、正義を実現することはできない。

正義はしばしば、いや、ほとんどの場合、世論とは逆の方向にある。

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デンマークはすごくいい国

2024年05月31日 | 社会・時事など
知人の森田英一さんから聞いた話。

デンマークはとても幸せな国。

  • 外国人でも、14人集まれば学校が作れる。
  • 学校施設を所有しなくてもいい。レンタルでいい。
  • 教えるのは英数国くらいでいい。
  • それで国から補助金が7割(!)も出る。
  • 「社会に参画する市民を作る」ことを目標としている。
  • 国民の「当事者意識」がすごく高い。
  • だから、農業国なのにGDPが世界で5位。
  • 価値観は、”Small is beautiful”

14人集まれば自由に学校が作れる!

日本といろいろ真逆ですね!

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安倍元首相暗殺犯の人生

2024年05月28日 | 社会・時事など
安倍元首相暗殺犯の人生を、1枚のパワポにしました。

こう概観すると、彼及び彼の家族に、宗教(家庭連合)が財政的にどれほどの「被害」を与えていたのだろうか、と思わせる。

  • 父の自殺は家庭連合とは無関係
  • 兄も姉も(公立ではない)私立高校に入学。
  • 高校生時代から、暗殺犯は精神科に通院。
  • 祖父財産を母売却後、母破産まではわずか4年。
  • 破産:母が何か債務を負っていた(不明)。
  • 破産直後、教会5,000万円を10年かけて返却
  • 返却は、月額30-50万円!
  • 母の会社「清算」は、債務超過ではない(プラスの資産あった)


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自己犠牲は最高の美徳(昭和) → 令和は、、、

2024年05月28日 | 社会・時事など
福田恒存が「自己犠牲は最高の美徳」と言った。

昭和の昔に。







令和になって、伊勢神宮の神主が、

「自己犠牲は神様が最も悲しむ生き方」

と、正反対のことを言うようになった。





利他ではなく、まず自分が幸せになれ、と。


まず自分がいちばん大切なんだと。






この、昭和 → 令和の「時代精神の変遷」は誠に興味深い。

福田恒存と伊勢神宮神主の、個人的な見解の違いではない。

時代が変わった。

個人主義的に変わった。

良くも悪くも。

ーーーーーー

ちなみに私は、この「まず自分が大事」って伊勢神宮の神主の考え方には反対です。

どちらかというと福田恒存を支持します。

ただ、こうやって、いろんな見解に接するのは、とてもためになりますね。
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暗殺犯の人生

2024年05月28日 | 社会・時事など
安倍元首相暗殺犯の母入信後、兄と妹の2人とも私立高校に入学。

暗殺犯自衛隊入隊後に母破産し、直後に教会から5000万円を10年かけて返却(年平均500万円)。

財政的に、暗殺犯の人生に宗教がどれくらいインパクトを与えていたのか?

この辺は今パワポ作ってます。
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韓国の実態

2024年05月27日 | 社会・時事など
ある韓国人から聞いた、韓国の実態:

■ 厳しい受験戦争

 もう何十年も前から、中高生は、弁当を「2つ」持って学校に行く。夜の塾のために。
 夜10時から塾があり、帰宅が朝1時(25時)になることも。

■ クリスチャンが多い
 
 でも、そんな厳しい塾も、日曜にはない。
 日曜は家族で教会に行くから。

 クリスチャン人口は、人口の約3割の、1400万人。

■ 受験の時に親はお祈り

 子供が受験しているとき、お見送りに来ている親は、学校の前で、子供の合格を、三千回も、祈る。敬拝?
 ゴザ引いて...

■ 運動音痴

 このように、受験地獄だから、韓国の学生は、逆上がりもできない。自転車も乗れない。
 軍隊に行って、ようやく、卓球とかのスポーツができるようになる。

■ 高校野球もマイナー

 日本の高校野球のチーム数は約3700校。
 韓国の高校野球のチーム数は約80~100校にしかすぎない。
 日本の40分の1にすぎない。

ーーーーーー

受験戦争が厳しく、日本以上と聞いていましたが、これほどまでとは、、、
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時代精神の変遷

2024年05月27日 | 社会・時事など
「私」の反対の、「公」。
「利己」の反対の、「利他」。
「個人的」の反対の、「社会的」。

その辺の時代精神を表す特徴的・象徴的な言葉は、時代とともに、冒頭画像のように変わってきたのでは。

そんな仮説を立てています。


 

 
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静岡 拉致監禁シンポジウム

2024年05月27日 | 社会・時事など
静岡で、拉致監禁のシンポジウムがありました。

家庭連合信者の拉致監禁の被害の事実は、もっと広く知られなければなりません。

今朝の世界日報。
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子どもは大人の鑑

2024年05月25日 | 社会・時事など
政治家は国民の鑑。 こちら

同様に、子どもは大人の鑑。
子どもがダメなのは、大人がダメだから。
子どもが良いのは、良い大人の背中を見ているから。

子は、大人の言うとおりに育たない。大人のやるとおりに育つ。
こんなことは、人の親なら、いや親でなくても、お分かりでしょう。

____________

遺伝子を継いだ子だけではなく、若者一般もそう。

今の若者は…

すぐ会社を辞める。3年で3割辞める。根性がない。忍耐力がない。本を読まない。

「演技」が上手い。1 on 1で「頑張ります!」と言った直後にシレッと退職する。

この若者の「演技」っぷりは、最近話題の『静かに退職する若者たち』で金間大介さんが活写している。

 
しかし。

若者を責めてはいけない。若者を罵ったり蔑んだりしてはいけない。
若者は大人の鑑だからだ。

若者は、セコい、保身の、情けない大人を見て、「学習」したのです。
上司にゴマ摺って、「演技」して、世渡りして、成功した卑しい大人たちを。

あれで出世できるんだ。ああいう世渡りがあるんだ。
ああやって楽して生きていけばいいんだ。

そう。

ダサい、セコい、こすい、卑しい、偽善の大人の世渡りを、若者が、「成功体験」として、学習しちゃったんです。

だから若者が「演技」するんです。偽善者になるんです。

若者の演技や偽善を責める前に、大人たちは、自分の、自分たちの演技と偽善を責めなければならない。

若者が演技をするのは、大人のせいです。
若者が偽善をするのは、大人のせいです。

常に他責しない。
常に自責する。

僕はそうありたい。
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