手塚治虫が漫画を描き始めたのはなぜ?
漫画が好きだったから?
否。
いじめられっ子だったから。
いじめられっ子だったから、存在意義を発揮せねばと思って、その必要に駆られて、描き出した。
人間万事塞翁が馬。
何がプラスするか分からない。
ピンチをチャンスに。
なんでも、ピンチをチャンスに変えんとするメンタリティが大事なのかも。
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今仕事で、ある会社の不祥事事案を担当している。
私のコーチングテクニックを活かした仕事をさせていただいている。
社長に対してコーチングを施したり。
その仕事で、「このピンチをチャンスに変えるには?」って「斜め上」のお題を出そうか、なんて考えている。
ピンチを、ピンチだピンチだ、って慌てふためいてもしょうがない。
起きたミスを、いつまでもクヨクヨ責めてもしょうがない。
考えるべきは、このピンチを「どうやってチャンスに変えるか」という発想の転換では。
「マイナスをゼロに戻す」という発想を捨てる。
「マイナスをゼロどころかプラスに変える」という発想にしてみてはどうだろうか。
5年後10年後30年後、「ああ、あの失敗があってむしろよかったね」と思える状況にできないだろうか。
いや。
「どうやったらあの失敗があってよかったねと思えるだろうか」
って問いを立てるべきかもしれない。
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これは我々一般にも言える。
人間みなミスをする。
ミスをすると、落ち込む。悔やむ。他責する。過度に自責もしたりする。
いや。
一晩経ったら、「どうやってこのミスを『あってよかった糧』に転化できるか」を考えましょう。
大難大変に遭うて動転せぬというはまだしきなり
大難大変に遭うては欣喜雀躍して勇み進むべきなり
葉隠