昨日日曜日は、広島で、平和シンポジウムに出席してきました。画像は、通りすぎた原爆ドーム。
UPF魚谷さんの、
① 統一運動とは何か、
② UPFとは何か、
③ 安倍元首相がUPFに送ったビデオメッセージは何か、
のプレゼンがすごくよかった。
テキストでは伝わらない。しゃべりでないと通じない。間断のない立板の水の如き説明。
おって動画がアップされるのを期待します。
私も、統一運動のこれまでの役割と今後の展望をお話ししてきました。
話しながら、準備しながら、打ち上げで広島名産の牡蠣とお好み焼きをおいしく食しながら、
統一運動・家庭連合は、笹川良一にそっくりだな
と改めて思いました。
↓ 笹川良一とマブダチみたいな文鮮明
良すぎるから理解されない。
敵が増えても誤解を正そうとしない。
笹川良一も、毀誉褒貶どころか毀々貶々の人だった。
その批判をものともしない、というか、むしろ悪名を楽しんでいるようなところがあった?
でも、死後、東大名誉教授の佐藤誠三郎から「異次元からの使者」と呼ばれるほど、高評価された。
「異次元からの使者」…要するに「宇宙人」だと。
人間離れしている、と。
常人には到底理解できない。
三男の笹川陽平さんが、父の汚名を晴らそうと、やはり同じく東大名誉教授の伊藤隆さんの協力を得て、笹川良一の事績をきちんと後世に残した。
陽平さんプロデュースで編まれた伊藤隆の「笹川良一 三部作」みたいのがある。
笹川父子は、2代かけて、世代を超えて、誤解を正そうとしている。
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統一運動も似ている。
政治、経済、宗教、学問、言論、、、
こんなたくさんの分野で、One family under God を目指し、分断ではなく統合を考え、世界平和を希求しようとした。
規模の割には、壮大すぎる夢を掲げ、文鮮明師の生前にいろいろ実現させようと、焦った。焦りすぎた。
その「焦り」が世間との軋轢を生んだ。霊感商法とか批判された。反社呼ばわりされた。
私も最近ようやく分かってきたのですが、合同結婚式(2−3割は、外国人と結婚する)というのも、「世界平和」の実現手段。
人種も、国籍も、文化も、言語も違う相手と、一生、仲良くやっていく。
めちゃくちゃチャレンジング。タフ。
でもそれが、「世界平和の第一歩」なんだと思って、当事者たちは懸命に頑張っている。耐えている。いや、「耐え楽しんで」いる。耐え「忍んで」いるのではなく。
喜び勇んで、異国からの配偶者と、仲良くやろうと、もがいている。「もがき苦しむ」のではなく、「もがき喜んで」いる。
合同結婚(祝福)は「世界平和の草の根チャレンジ」「世界平和のためのメチャタフな草の根運動」なんですね。
それをそう説明しようとしない。ないしは説明が足りない。
失礼を承知で言いますと、、、
ハタから見るとアホですよ。
結婚という人生最大の決断において、自分の好みで相手を選ぶのではなく、自己の信奉する教義に従って、世界平和実現のために、全く言葉が通じない人と暮らし続けるという、メチャタフなことにチャレンジするのですから。
クレイジーです。
そのクレイジーなところも含めて、笹川良一と一緒だ。
素晴らしすぎることを理解されようとしない点が。
常人の理解を超えた「斜め上」の高いボールにチャレンジして、ニヤニヤ笑ってそのエキセントリックなことを説明しない点が。
訂正します。
ドMではありません。超ドMです。
ドが10回くらい付く超ドM。
ドドドドドドドドドドドドM。
そのマゾヒスティックなことを、辛いとは思わず、一周回って、楽しんでやっている。
それが統一教会・家庭連合です。
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自分たちが「正しい」「良い」から、くどくど説明する必要はないだろう。
俺たちの世界が正しいんだから、いちいち全てを理解してもらう必要はないさ。
私たちの良さ・素晴らしさは、どうせ説明しても分かるまい。
霊感弁連にはどうせ説明しても分からない。彼奴らは理解しようとはしない。
でも世間は、メディアは、政府は、裁判所は、さすがに分かってくれるだろう。
そんな諦観、超然、諦め、傲慢、油断、甘さがなかったか。
この60年。
そのツケがきた。
見立てが甘かった。
霊感弁連どころか、メディアも、政府も、それどころか裁判所も、あれ、、、霊感弁連と同レベルじゃないか。
みんな霊感弁連に取り込まれているじゃないか。
やば、俺たち解散しそうになっちゃっているじゃないか。
それが今の家庭連合が置かれている状況では。
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自分たちが「良い」から説明しなくてもいいさ。説明すれば分かるさ。
違う。
家庭連合は「良すぎる」から、世間との軋轢を生んできた。摩擦を起こしてきた。
だって理解できないから。世間には。宇宙人だから。クレイジーだから。
世間の、ダメな、低いレベルに身を落として、その摩擦と軋轢を和らげる努力が必要。
インターフェイス(接点)を考え直すことが必要。
そう。
老子の言う「和光同塵」が大事。
光を和らげて塵と同じうす。
光を和らげてください。
眩しすぎると、世間から敬遠され、嫌われ、忌避されるのです。
笹川良一のように。
塵と同じうしてください。
塵のレベルに下がってきてください。
世間の塵芥は、ご想像されるより、遥かに、醜く、汚く、邪悪なんです。
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具体的に、解決策を提示しましょう。
家庭連合に必要なのは、「説明」ではなく「説得」。
「説明」と「説得」はどう違うか?
気迫の有無。覚悟の有無、です。
「説明」する人には気迫がない。覚悟がない。
まあ誰も説明しないなら、しゃあねえな、私が説明しますか。
こうやって、「仕事」で説明をしている。多くは嫌々と。
違う。
「説得」は違う。気迫と覚悟がある。
この概念を、絶対に、相手に、理解して納得してもらうんだ。
そんな危機感と悲壮感と使命感がある。
それが「説得」。
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家庭連合さんは、10年とか30年くらいをかけて、世間を「説得」しにかからないといけない。
「説明」ではなく。
その「覚悟」があるか。その「覚悟」を持てるか。
独り田中会長のみではなく。渋谷松濤の幹部諸氏だけの話ではなく。
食口(シック、信者)一人ひとりが、家族、周り、知人、上司、、、 この辺をしっかり「説得」できるか。
ここに家庭連合の課題と希望と展望があるのではないでしょうか。