http://kusagakubow.livedoor.blog/archives/8453619.html
4月8日は要注意の日だ・・・
・・・なぜなら
…というわけで
これを 途中まで絵本化してみよう
《ハムレットの水車小屋》2010/11/17
「ダンテ神曲ものがたり その1
https://blog.goo.ne.jp/0345525onodera/e/218aeefc5e2bf7e2fc339b199e7d2e7f
原題は神聖なる喜劇(La Divina Commedia)。
一般的な知識は日本語の《Wiki》で十分です。
コピーをとるなり大切に保管しておいてください。
英文の方は写真が少し違います。
今まで拙稿で記事にしたヒエロニムスの
『七つの大罪』とか、基本的に聖書の知識がないと
読み進むことが出来ませんので
管理人の方で適時解説を挿入します。
【神曲】wiki
管理人は本分を
格調の高い寿岳文章氏訳で使いますが
三浦逸雄氏訳は有料です
地獄篇第1歌には、平易な文体でこう書かれています。
現在平川祐弘東大名誉教授の本や
矢内原忠雄元東大学長の本は推薦できますが
矢内原氏の土曜学校講義を本にしたものは
絶版になっており大変残念に思っておりますが
恐らくそうではないかと思えるURLが一部残っており
引用を併せて解説したいと思います。
![81DD6iWvtOL](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/7/1/7134dd54-s.jpg)
神曲 地獄篇 (角川ソフィア文庫). ダンテ (著), 三浦 逸雄 (翻訳)
現在平川祐弘東大名誉教授の本や
矢内原忠雄元東大学長の本は推薦できますが
矢内原氏の土曜学校講義を本にしたものは
絶版になっており大変残念に思っておりますが
恐らくそうではないかと思えるURLが一部残っており
引用を併せて解説したいと思います。
![81DD6iWvtOL](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/7/1/7134dd54-s.jpg)
神曲 地獄篇 (角川ソフィア文庫). ダンテ (著), 三浦 逸雄 (翻訳)
以下は三浦氏の解説より(注は管理人)
◆「神曲」は地獄篇、煉獄篇、天国篇の三部からなり
ひとりの男(ダンテ)が
これらの場所を旅していく物語である。
そこは死者の国であり、死者の魂がすむ場所だ。
![91OyHRcULcL-1](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/9/4/943f63ac-s.jpg)
アエネーイス ウェルギリウス (著) 杉本 正俊 (翻訳)
【ウェルギリウス】wiki
ダンテには二人のガイドがつく。
地獄と煉獄のガイドはウェルギリウスであり
天国の案内役はベアトリーチェである。
地獄は降りるにしたがって狭くなる漏斗状の地下世界で
そこではありとあらゆる罪に陥った
魂の呻吟する姿が描かれる。
![Botticelli_ChartOfDantesHell](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/a/2/a2aaa744-s.jpg)
ボッティチェッリ 地獄の図 (1490年)
好色、貪欲、浪費、吝嗇、激怒、怠惰、異教徒
さまざまな暴力、欺瞞、追従、聖遺物売買、占い
詐欺、偽善、盗み、不和、贋金つくり、裏切り……
地底には巨大な姿をした魔王ルチフェロが
半身を地に埋もれさせ、罪びとを口にくわえて
噛み砕いている。
![main](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/1/7/17608855-s.jpg)
ようやくにしてそこを出ると、ほの明るい世界で
それが煉獄だ。
そこは浄罪の場所であり、山となってそびえ
旅人は山頂めざして登っていく。
その過程で、地獄におちる原因となった
あらゆる罪のつぐないの方法と手順とが示される。
![51CzOuOd1VL](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/c/d/cd866164.jpg)
神曲 煉獄篇 (河出文庫) ダンテ (著), 平川 祐弘 (翻訳)
頂上に近い色欲の環道をはいったところが
地上の楽園であり、アダムとイブの原罪の場所だ。
知恵の木もそこにある。
ウェルギリウスはそこまでダンテを導くと別れてゆき
ベアトリーチェが現れる。
![t02200312_0417059113423232659.png](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/f/c/fcd00e50.jpg)
ギュスターヴ・ドレ(1832~1883)
エデンの園の物語は神と地と人の分離
神と人(親子)との別れ,というかたちで幕を閉じる。
(神の命に背いて知識の実を食べた
アダムとイブをエデンの園から追放する場面)
![unnamed](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/8/5/85981e8f.jpg)
マザッチオ 『楽園追放』(1427年)
こうしてアダムを追放し、命の木に至る道を守るために
エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた。
<創世記 第3章24節>
天国は九つの天とそれらを総括する至高の天からなる。
九つの天にはそれぞれの役割をもつ天使がおり
神のメッセージを魂に伝える。
最上部にある至高の天は、神と天使と、死を超克し
神とともにある歓喜を他者に伝えた
至高の聖者の魂だけが住む
「秘奥のバラ」とよばれる場所である。
ダンテの「神曲」は壮麗な神学的秩序をなして完結する。
![D4BuVNIUYAAyNiy](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/e/a/ea798024-s.jpg)
![](https://common.blogimg.jp/emoji/142629.gif)
●作者 ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)
イタリア最高の詩人であり、ヨーロッパ文学の最高峰を
きわめた作家の一人。
1265年、フィレンツェの貴族の家柄に生まれ
早くから詩に才能を示した。
1295年にはジェムマ・ドナーティと結婚したが
名門ポルティナーリ家の娘ベアトリーチェを恋して
その愛が終生を通して創作の源泉となった。
1293年に書いた「新生」はその最初の成果だった。
1295年ダンテは医薬業組合に加入して政治活動に加わった。
しかし、フィレンツェではグエルフィ(ゲルフ)黒党と
グエルフィ白党に分かれての内紛が勃発
ダンテの所属した白党は黒党に敗れ
そのときローマにあったダンテは
かろうじて命はとりとめたが
フィレンツェからの永久追放と、逮捕されれば焚刑
という判決を受ける。
以後、ダンテは二度と生まれ故郷にもどることはなかった。
イタリア各地の町や王侯の支持をえながら
放浪の旅をつづけ、最後にはラヴェンナで死んだ。
![dante-statue-1268271_960_720](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/7/4/7451a269-s.jpg)
《癒しツアー》ダンテの名言。イタリア文学最大の詩人の言葉
それが煉獄だ。
そこは浄罪の場所であり、山となってそびえ
旅人は山頂めざして登っていく。
その過程で、地獄におちる原因となった
あらゆる罪のつぐないの方法と手順とが示される。
![51CzOuOd1VL](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/c/d/cd866164.jpg)
神曲 煉獄篇 (河出文庫) ダンテ (著), 平川 祐弘 (翻訳)
頂上に近い色欲の環道をはいったところが
地上の楽園であり、アダムとイブの原罪の場所だ。
知恵の木もそこにある。
ウェルギリウスはそこまでダンテを導くと別れてゆき
ベアトリーチェが現れる。
![t02200312_0417059113423232659.png](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/f/c/fcd00e50.jpg)
ギュスターヴ・ドレ(1832~1883)
エデンの園の物語は神と地と人の分離
神と人(親子)との別れ,というかたちで幕を閉じる。
(神の命に背いて知識の実を食べた
アダムとイブをエデンの園から追放する場面)
![unnamed](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/8/5/85981e8f.jpg)
マザッチオ 『楽園追放』(1427年)
こうしてアダムを追放し、命の木に至る道を守るために
エデンの園の東にケルビムと、きらめく剣の炎を置かれた。
<創世記 第3章24節>
天国は九つの天とそれらを総括する至高の天からなる。
九つの天にはそれぞれの役割をもつ天使がおり
神のメッセージを魂に伝える。
最上部にある至高の天は、神と天使と、死を超克し
神とともにある歓喜を他者に伝えた
至高の聖者の魂だけが住む
「秘奥のバラ」とよばれる場所である。
ダンテの「神曲」は壮麗な神学的秩序をなして完結する。
![D4BuVNIUYAAyNiy](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/e/a/ea798024-s.jpg)
![](https://common.blogimg.jp/emoji/142629.gif)
●作者 ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)
イタリア最高の詩人であり、ヨーロッパ文学の最高峰を
きわめた作家の一人。
1265年、フィレンツェの貴族の家柄に生まれ
早くから詩に才能を示した。
1295年にはジェムマ・ドナーティと結婚したが
名門ポルティナーリ家の娘ベアトリーチェを恋して
その愛が終生を通して創作の源泉となった。
1293年に書いた「新生」はその最初の成果だった。
1295年ダンテは医薬業組合に加入して政治活動に加わった。
しかし、フィレンツェではグエルフィ(ゲルフ)黒党と
グエルフィ白党に分かれての内紛が勃発
ダンテの所属した白党は黒党に敗れ
そのときローマにあったダンテは
かろうじて命はとりとめたが
フィレンツェからの永久追放と、逮捕されれば焚刑
という判決を受ける。
以後、ダンテは二度と生まれ故郷にもどることはなかった。
イタリア各地の町や王侯の支持をえながら
放浪の旅をつづけ、最後にはラヴェンナで死んだ。
![dante-statue-1268271_960_720](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/7/4/7451a269-s.jpg)
《癒しツアー》ダンテの名言。イタリア文学最大の詩人の言葉
この間、ダンテは精力的な執筆活動をおこない
「俗語論」「帝政論」などを著すかたわら
1307年から「神曲」の執筆にとりかかり
13年後の1321年の死の直前にこれを完成した。
立ち読みフロア
![france-752123_960_720](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/7/9/79fcb23e-s.jpg)
【ダンテ・アリギエーリ】wiki
第一歌
ダンテは、暗い森の中にいることに気づく。
彼の生涯のなかばの、三十五歳のときである。
森は罪ふかい人の世の比喩《ひゆ》だが
その森を出て丘にかかると
豹《ひょう》と獅子《しし》と
牝狼《めすおおかみ》に出会う。
この三頭の猛獣も、やはり人生の罪の象徴である。
進退きわまったとき、ウェルギリウスに会うが
彼はダンテに、地獄と煉獄《れんごく》へ
みちびいていくことを約束する。
この第一歌は、『神曲』全体の序歌のようなもので
物語は、一三〇〇年の春、復活祭の木曜日の夜半から
その翌日の聖金曜日の朝にかけての出来事である。
人のいのちの道のなかばで、 正しい道をふみまよい
はたと気づくと 闇黒《あんこく》の森の中だった。
ダンテ「神曲-地獄編-」
(管理人解説)人の世の旅路の半ば
(注:聖金曜日にあたる1300年の
4月8日の夕刻に地獄への旅に立ち、凡そ一昼夜を費やし
復活祭前夜に当る翌9日の日没直後に
再び地上の人となった)
ふと気がつくと,私はまっすぐな道を見失い
暗い森に迷い込んでいた。
(注:ペトロの手紙Ⅱ (第2章15節)には
「彼らは正しき道を離れてさまよい歩き
ボソルの子バラムが歩んだ道をたどったのです.......」
とあり,また箴言第2章13節以下に
「彼らはまっすぐな道を捨て去り,闇の道を歩き.......」
とある。訳は寿岳文章氏。
![1285027617](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/6/f/6f506ff9.jpg)
イースターを祝うギリシャ正教会の信徒たち
聖書ものがたり:ペトロの手紙Ⅱ参照
聖書ものがたり:詩篇・箴言参照
![](https://common.blogimg.jp/emoji/142910.gif)
4月8日の夕刻に地獄への旅に立ち…
とありますが、管理人が「Behold A Whitehorse」で
記事にした2008年のX-DAYの予定は
4月8日=地獄への旅立ちを意味していた。
幸い我々はそれをとりあえず免れることが出来たが…
このダンテの神曲は(聖なる)喜劇が原題であるように
その筋が好む箇所が多く出てくる。
米国の6~24の州を壊滅させる地獄への旅立ち
=彼らにとっては喜劇なのです。
ですからダンテを読むに際して
このことを頭に入れてお読みください。
![](https://common.blogimg.jp/emoji/142911.gif)
ついでなので嫌なことを書きます。
イエズス会イグナチオ・デ・ロヨラのしもべ
フランシスコ・デ・ザビエルが日本に来着したのは
8月15日のカトリックでいう
「聖母被昇天」日にあたり
奇妙なことに日本の 終戦の日 も
8月15日に合わせた結果となった。
これは偶然な出来事ではないのです。
![24304a9d6c7afd22fbacbe1eb308da95_400](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/9/d/9de33580.jpg)
【イグナチオ・デ・ロヨラ】wiki
![](https://common.blogimg.jp/emoji/142629.gif)
ああ、荒涼と 棘《とげ》だって
たちふさがる この森のさまは
口にするさえ せつないことだ。
思うだけでも 身の毛がよだつ!
その〔森の〕苦しさは 死にまさるともおとるまい。
ただ、その森で おもわずうけた
僥倖《しあわせ》にふれるためにも
そこで見たくさぐさのことを わたしは語ろう…
・・・・・・
![P3310080](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/a/c/ac364b99-s.jpg)
《フィレンツェガイドnet》
ダンテの『神曲』の世界へようこそ!
![](https://common.blogimg.jp/emoji/142301.gif)
…というわけで
今日とか、明日とかも
いつものように、平和です
映画『インフェルノ』 ダンテの謎編
![BAC00889-0842-4610-ADB3-991493C41C72](https://livedoor.blogimg.jp/kusagakubow/imgs/c/e/ce6bfc87-s.jpg)
《さてはてメモ帳 Imagine & Think!》