夏の間、あんなに勢いよく伸びていた雑草も成長のスピードを緩め、秋が深まっていきます。
夏休みを利用した大学生の草刈り隊もこの日が最後、二人の女子学生がやってきました。
看護師を目指す一年生、まだあどけなさを残す19歳です。応募の動機は、と聞くと「面白そうだったから」と答えが返ってきました。
指導する米山も怪我があっては大変と草刈り機の扱いは入念に、農機具の危険性についてしっかり教えます。
機械に巻き込まれないよう、服装のチェック、疲れないよう足は地下足袋、それも足首をしっかり固定できる13枚こはぜ、目を保護するサングラスと、準備万端です。
早速エンジン始動、刈り残していた孟宗竹のあたりから除草機を動かします。二人とも祖父母の畑や庭の手伝いを経験しているので仕事ぶりもスムーズ。教えたとおり昼までには15アールの広さの草刈りを終えました。 昼食はおにぎりランチ、働いた分だけ食欲も旺盛です。草刈りの感想を聞くと「刈った後を見るときれいになっていて達成感がある」とさわやかに即答。午後も又草刈りに励んでくれました。
翌日はマルチはがし、カボチャ畑2か所と夕顔畑、茎やつるがからみつき簡単ではない作業も笑顔でこなしました。1泊2日、未来を担う若者たちに農業の現場も体験してもらい学生たちとの夏は終わりました。
