四季折々

気の向くままに

東松島市でのボランティア

2013-08-26 08:57:21 | ボランティア
東松島市東名駅周辺でのボランティア活動に行ってきました
  
     
     

このボランティアを主催する石塚観光自動車のバスで、水戸駅発4:00

那珂市役所前でここに集合している方たちを拾って常磐道を北上。
     
     途中朝日が昇ってきました
     


仙台市の若林地区仙台東部道路を通過

この仙台東部道路は盛土なっているので津波はここで食い止められました。

またこの道路に避難をして助かった人たちも多数いたということです。

     去年8月末の航空写真です 仙台東部道路を境にして左側は一切作物がなく雑草が枯れて茶色に変色しています
     

     今回同じ地区の車窓からの写真 水田が見事に復活していました(がんばれ東北)
     


東名(とうな)駅跡地に到着。

     班別に分かれて安全確認と作業手順のミーティング
     


今、当地区でのボランティア活動はがれき撤去などの作業は一段落して東名駅周辺の花いっぱい運動を展開中。

これまでにナノハナ、ムスカリ、ヒマワリ、チュウリップ、シバザクラ等を咲かせてきました。

     写真は今年咲いたシバザクラ。 シバザクラはこれまでにこのような斜面4面に18,000株が植えられました。
     

     アーモンドの木の試験植樹もしています。将来アーモンドの花の並木が出来るでしょう。楽しみです。


今回の作業はこのシバザクラの植わっている所の雑草抜きと駅周辺の草刈りでした。

     作業風景 斜面での作業は足腰への負担が大きいですね
     


駅周辺の草刈りをすることによって風景がすっきりすればそれを目にする被災者たちの心も癒されるものと思います。

駅周辺といっても残っているのはプラットホームだけ。その風景は身につまされます。

     前回7月の時の草刈り
     


昼食は宮戸島の縄文村で摂った。

時間があったので近くの「大高森」という標高150m位の展望台まで登りました。

     昨年は前方に見える海岸線でがれきの撤去作業をしていました。
     この海岸はこのあたり有数の海水浴場で野蒜海岸といいます。
     今はきれいになっていて遊びに来ている人もちらほらと。
     来年にはまた美しい海水浴場が復活するでしょう。
     

     遠くには高台移転のための造成工事現場が見えます。
     


毎回若い人たちの参加者がいるが、特に今回は中学1年生を始めとした若い人たちの参加者が多かった。

震災から2年半たった今でも初参加の若い人たちが10人位いた。

今の若い人たちはとかく悪く言われがちではあるが、このような若者がを見ていると彼らも捨てたものではない。

毎回ボランティア活動に参加した中学生や高校生の感想文が紹介される。

活動に参加して感じたことや得たことなどが綴られているが、その純粋さには心打たれます。

直接被災者の顔が見えない活動にマンネリ化を感じる自分ですが、これらの感想文にはいつも背中を押されています。

     元気いっぱい
     

     観光客のご夫婦と
     


また行こう。

清々しい若人に会うために。

そしてこの地の復興を見届けよう(見届けたい)。


被災地の今

     もとの住宅街は草原化から森林化になり自然の営みに帰っている
     

     農耕地だった所はは沈下して海化している
     


     おまけ
     奥松島の風景をバックに大高森の三角点で
     


帰り
    赤い夕陽に包まれて 磐越自動車道