四季折々

気の向くままに

東松島市でのボランティア

2013-07-15 13:04:43 | ボランティア
     東松島市へボランティアに行ってきました

写真のバスは震災の年の4月29日から毎週運航されている石塚観光㈱のボランティアバスです。
     


今回の活動は、JR仙石線の東名(東名)駅址のプラットホーム周りの草刈りと2年前から植えている18,000株のシバザクラの手入れでした。

駅周りの草刈りではなくプラットホーム周りの草刈りというところが泣かせます。

線路もありません。

震災直後の写真では、駅舎は倒壊しており電車も津波で横倒しになっています。

プラットホームだけが残っている。

草に覆われたプラットホーム。

哀れで見るに忍びない光景です。

地元の人はもっとつらい思いで見ていることでしょう。

   それの草刈り作業                         スッキリしました
      


花の季節にはシバザクラがこんなに咲きました。
このような光景が四面あります。
この時期これを見に来た観光バスもあったようです。
   

   花の終わった斜面には雑草が生えている            草取り完了
      


途中の野蒜海水浴場

この海岸でも打ち上げられた瓦礫や葦などの片付け、清掃なども行ってきました。
     

     


今はこんなにきれいになっています。
が、まだ砂の下にはガレキなどがたくさん埋まっているのでしょう。
今年も海水浴場は開かれません。
   

でも明るい兆しがありました。

   何かイベントが開かれていて賑わっていました。
   

   そして観光客もちらほらと。
   


明るい兆しと言えば、復興工事も急ピッチで行われています。

   この地区の住民の高台移転のための造成工事が行われています。
   

   遠く中央に見えるのが造成地です。
   


津波に襲われて2年と4カ月。

当地は草原化を過ぎて、低木の林になりつつあります。
   

   

ここは海岸から2㎞位のあたりまでだが、もうそろそろ「かつて人が住んでいた所だった」という過去形で語られることになるでしょう。

ここばかりでなく今回の災害で生活の場を失った人たちにも一刻も早い具体的な希望の光を届けてあげられる施策が望まれます。

そしてその実現は日本国の安定化でもあると思う。

「東北の復興無くして日本の復興はない」と言われたが、この言葉も今は聴かれない。

3・11に対する風化は確実に進んでいるが、これは人間の業で仕方がないと思うが、

政治家さん達には復興のためのしっかりした仕事をしてもらいたい。

自分はその復興の日まで何らかの形で寄り添いたい。


また、この瞬間にでも福島第二原発では必死で働居いている人たちがいることも忘れてはならない。