四季折々

気の向くままに

「世界報道写真展2012」を見て

2012-08-05 21:07:52 | ボランティア
世界報道写真展を見に行ってきましたが・・・


     


老人や子供の明るい笑顔なども期待していたのですが、暗に反して予想通りだった。

紛争、災害、自然破壊等々悲しいものばかり。

特に衝撃を受けたのは、
自然公園管理人が密猟を防ぐために角を事前に切り取って放されたサイが、密猟者に銃弾を撃ち込まれて角の残った部分をえぐりとられている写真だった。そのサイは角をえぐり取られた後にも命を長らえて密林をさまよっているところを写真に撮られたのです。
ひどいことをする。
ここまでやるか。
これを見て人間という生き物は救われないなと思った。

そのほかいろんな残酷な写真もあったが、
やはり数点の3・11写真に胸を打たれた。
地球上でどんなことが起きても、その空気というものが分からないと写真が人の気持ちに訴えるのは難しいと感じた。
写真を見て映っている人の気持ちは察っせられるが親身にはなれない。
(3・11に対しても東北の人と日本の西の方の人とでは感じ方が違っているような気がする)
     
この写真をを見てこの人たちが悲しんでいるのはわかるけれど、自分とは関係ないどこか遠い存在としか映らないし、何とかしてあげようという気持ちには到底至らない。

先述のサイの写真にしても同じです。

このような写真展を見るだけで何か意義があるのだろうか。
それとも何か別な観賞の仕方があるのだろうか。
こんな悲観的な見方をしているのは自分だけなのだろうか。

写真展を見て何の発見もなくただ悲しくなっただけでした。













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