昨日のウォール街ではインテルの決算発表が注目された。第1四半期の決算では利益は事前の予想通りであったが、売上がアナリストの見通しを上回った。同時に2008年の通期の業績見通しを引き上げた。1年先の業績であるが、会社は世界的にハイテク製品に対して需要が増加すると読んだ。
特にPCとサーバーの需要が世界的に好調で、成長のトレンドの上向きに手応えを感じている。インターネットの成長が貢献した。
株価は引け後の取引で+8%と急騰した。
昨日のウォール街では売買代金が低水準であったが、この現象をみて「売り物もドライアップ(枯れた)した」とみる向きが出てきた。これまでなら投資家の消極姿勢のほうに目が向いたが、相場の底入れを期待する人気が出てきた。
東京市場でもこの日はハイテク株が買われたが、新興市場でのインターネット株の人気に注目したい。
かねて注目してきたフリービッド(3843・マ)が、ストップ高で引け新高値を更新した。
また引け後、ミクシィ(2121・マ)が2008年3月期の増額修正を発表した。「トリトンスクエア通信」ではフリービッドと並んで注目してきた。
売上は97億円→100億円、経常利益32億円→37億円に増額修正である。
公開以来、実績がいつも予想を上回ってきたのは人気面では大きなプラス。一時は業績の伸び悩みがいわれたが、その種の見方をはねのけた。携帯電話向けの広告が成長の原動力になった。引き続き注目したい。