足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

バフェットの苦闘

2019-02-16 13:38:06 | 投資戦略
ウォーレン・バフェットはオラクルをすべて売却した。売却金額は20億ドル(2000億円)に上る。
最近はハイテク株投資にも力を入れ出したが、注目されるのは3ヵ月前に投資したばかりで、バフェットにしてはめずらしく短期間のうちに評価を換え、この株に標的を合わせたことを認める結果になった。彼はハイテク投資を長い間にわたって避けてきたが、後継者としてスカウトしたコームズ、ウエシュラーの注目によるかどうかは不明である。
バフェットは「株価の先行きを読むのは1年や2年では分からない。少なくとも3年先を照準にする」というのが持論である。それだけに、今回のようにオラクルの評価をごく短期間で変えるのはめずらしい。
昨日のオラクルは3%下落した。
ハイテクでは昨年末のポートフォリオにはアップルを2億4900万株保有しているが、投資してから下落した。この銘柄は保有を続けている。バフェットを支えてきた副会長のチャリー・マンガーは「アップルの投資から利益は上がっていないが方針は変更せず持続する」とコメントした。
オラクルと同時期にハイテクのレッド・ハット(RHT)に投資したが、現在も持続している。クラウド技術サービス関連で上昇人気は続いている。
バフェットが経営しているバークシア・ハザウェイの株価の年初来のパフォーマンスは-0.7%で、この間にNYダウ平均は+9.1%と逆の動きをした。バフェットのことしの短期的な運用成果は市場平均を大きく下回っている。ハイテク投資は2~3年前まで原則として避けてきた分野だけに、さすがのバフェットも投資タイミングには苦闘している様子が覗える。
バフェットのフアンのなかには最近の運用には戸惑いを感じている向きも出てきているが、運用に対しての信頼感は強い。


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