日本時間の今夕から始まるユーロ圏首脳会議に世界の投資家の関心が集まるが、先行してNY株は上昇した。
住宅、耐久消費材の5月の指標が好調で景気の足元を好感した。ユーロ圏の独、仏の株価も上昇し首脳会議への期待感が高まった。
エマージング市場の好調で中国が新しい景気刺激策を発表するという報道が地元のメディアが伝え注目された。
現在の世界の株価を動かす要因が米国景気、ユーロ圏の金融不安、中国の景気鈍化であることを、この日の相場が証明した。
米バロンズ誌は毎月末号でヘッジファンド業界の特集をする。
今月の特集の表紙を飾ったのは日本人の運用者のGinga(銀河)ファンドである。スタート以来(2006年6月)のパフォーマンスは+10.35%でTOPIXの-10.73%を大きく引離す。
2008年のリーマンショック時も+13.20%を上げショートポジションが貢献した。
現在のロングポジションのビッグ5はフジメディア(4676)、NTTドコモ(9437)、サイバーエージェント(4751)、スカパーJSAT(9412)、オリエンタルランド(4661)で内需関連ばかりだ。ほかにSNS関連のグリー、DeNAにも強気だ。
日本人が運用するヘッジファンドを米バロンズが大きく取り上げるのは珍しい。
話は変わるが最近のヨーロッパのヘッジファンドの中にも東京市場を再評価するところが増えてきたと投資銀行がレポートしている。