足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

短期調整も終幕に近い・・・アクティブ運用の時代

2017-03-09 05:54:35 | 投資戦略
ウォール街では調整の余韻が残るが下値固めの終幕にきた。
ヘッジファンドでもっとも注目されるデビッド・テッパー(アパルーザ・マネジメント)がTV出演し「インデックス運用では勝負にならない。当面はアクティブの時期だ」と断言した。
来週初めのFOMCでの利上げの可能性が高まるが、このような環境では「ベータ値の高い株を買う」とした。彼は大幅に調整したバイオ、薬品株に注目を始める。アクティブ運用はバフェットの得意とするところ。このようにみると東京市場の不振が理解できる。日本株ではアクティブ運用者の力が落ち、多くの投資家がインデック運用に走りだしたためだ。

LIXILグループ(5938)が大きく変貌するだろう。
一昨日、東京証券取引所が子会社LIXILビバの上場承認を発表した。
国内のホームセンターは成熟期に入ったが、同社はBtoB向けの建材供給ビジネスに特色を持ち、他者と異なる店舗形態、商品の品ぞろえ、専門性の高いサービスを看板にして成長してきた。東京豊洲の店舗は私の事務所の至近距離にあり、話題のお台場へのモノレール発着口にある。
LIXILグループの業績をみると11期連続で増収を続ける。MonotaROの経営者の瀬戸会長が経営トップに就任(現職のまま)した。
就任早々、手をつけたのが経営幹部114名を53名に54%も大幅に削減したことだ。社内に大きな緊張感が走った。
壁に突き当たっていた世界戦略にも回復の兆しが早くも出てきた。
子会社のホームセンターのLIXILビバホームセンターを新規公開する。東京名物のお台場へ玄関口の豊洲に店舗があるが、最近、トイレが清潔になった。決めの細かいところにも配慮しはじめた。
注目したいのはスピード感のある戦略である。今後は世界市場を相手にLIXILグループの成長率は確実に高まるだろう。
MonotaROはわれわれの長年の注目株だが、そこでの成功体験を生かしLIXILの成長戦略を打ち出す。LIXILグループに注目したい。









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