足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

デビッド・グリーンスパンの金言集

2011-12-28 08:04:47 | 株式

クリスマスのプレゼントにニューヨークのヘッジファンドから毎年、投資の「金言集」が届く。

この世界では確実に成果を上げ世界の投資銀行の間でもっとも注目されているデビッド・グリーンスパン(ブルーリッジ・キャピタル)が編んだもので、今年は56人の言葉が集められている。私は小冊子をいつもデスクの上に置いて、時間があれば繰り返しページをめくり頭にいれ、自分の行動の反省に利用している。

いつも感心し引きつけられるのはグリーンスパンの情報の入手の範囲の広さである。世界をリードする投資家、政治家、経営者、金融マン、アナリストなど広範囲な著名人の言葉を集めていることだ。

時間との勝負である運用という世界に身を置きながら、その情報収集のための精力的な努力には頭が下がる。それがあるからこそヘッジファンドの成功者になった。

さてその金言集のなかからまず一文を選ぶ。

“投資の7つの法則

ジェームズ・MontierGMOのストラティジスト)は行動ファイナンス論を投資の世界に導入して注目されている。彼は最近、「不変性の7つの投資法」という優れた論文を書いた。価値評価についての次の重要な法則を指摘している。特に長期投資の成果は企業の価値に市場価格が接近することによって決定づけられると7つの法則を指摘している。

    常に安全性マージンにこだわる

    今回は異なることはない

    忍耐をもって最高の成果を待つ

    逆張り

    リスクは永遠に資産を減らす

    レバレッジには疑問を持つ

    理解できない場合は投資を手控える

ひとつひとつは当たり前のことであるが、なかなか実践となると努力のいる法則である”。

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