足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

10兆円超のヘッジファンドの誕生

2019-11-23 13:47:21 | 投資戦略
金曜日のNY株は109ドル高の2万7875ドルで引けた。1週間前のダウ平均は2万8000ドルであったので、週間では小幅安、高値圏での小動きであった。
NY株の先行きについては見方が分かれてきた。
市場ではいまや世界最大のヘッジファンドにのし上がったブリッジ・ウォータが相場観に弱気に転換し15億ドルのショートポジション(カラ売り)を仕掛けたことが話題になった。情報を伝えたのはウォールストリート・ジャーナル紙である。
特定の銘柄に集中してのショートポジションの増加で、米国株以外の銘柄も幅広くショートの対象にした。
ソロスの運用に仲間のヘッジファンドが行動を共にしたように、追随する運用者がふえてきた。それだけにときとして相場の方向性に影響を与えるケースがしばしば散見される。 
ブリッジ・ウォータを率いて有名な投資家になったレイ・ダリオは早速、「われわれが相場観から目先の下落を予見したと市場では解釈しているが、相場観と関係はない」とコメントした。
ファンドの代表者のレイ・ダリオにはソロスのようなカリスマ性は全く見られないが、最近は彼の相場観とファンド運用に関心を持つ向きが急増してきた。
今週も「弱気に転換した」というウワサが流れた。ブリッジ・ウォータでは「ショートをふやしただけでなく、ロングのポジションもふやしている。
 最近のレイ・ダリオの運用にウォール街の関心は高まってきた。ここ2~3年の資金の流入が目立ち、年初来の上昇率は+14.5%で投資家の関心は高まる一方である。第2のソロスやジュリアン・ロバートソンの誕生である。

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