足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

IPO市場に本命が登場

2014-12-16 06:40:46 | 株式
NY市場の焦点は石油価格に絞られてきた。$55と5年ぶりの安値である。
これまで相場が下落すると必ずOPEC総会が開催され価格変動に介入してきたが、今回はこの常識が崩れたことで大きな不安感が巻きおこった。これまではOPECの盟主であるサウジアラビアがリーダー役になり相場の安定に乗りだしたが、相場の世界の勢力図が多様化し、相場の方向性をひとつにまとめるという常識が崩れた。
これまで石油関連株に投資してきた投資家にとっては大きな誤算で、こんなにもろくも秩序が崩壊するとはだれも読み切れなかった。この逆オイルショックの打撃は日本人には実感としてつかみがたい。
救いは米国景気が金融緩和の出口論が議論されるほどの余裕が出てきたことと、日本経済が回復基調の方向性を確かなものにしてきたことだ。
2014年の相場もあと2週間。年内は勝負があったというところか。
残るのは新興市場のフアンにとって今月は後半に入って27社の新規公開が押し寄せることだ。先週後半には5社が出たがテクノプロ(6028)以外はいずれもIPO価格を大きく上回った。
これからがIPO人気の本番で本日は本命のマークラインズ(3901)、メディカル・データ・ビジョン(7902)が出る。

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