足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

新興国株の投資を考える

2007-08-31 09:03:30 | インポート

昨日の相場の戻りをみていも東京市場の元気のなさが目立った。

外人投資家が市場の60%以上を支配し、2003年以来の上昇相場での主役の一人になった個人投資家に元気が全くみられないからだ。

昨日のアジア市場の上昇率は東京市場をはるかに凌駕した。特に香港、中国、台湾が好調でアジアの人気の中心は完全に中華圏に移っている。この地域の市場の元気のよさは経済のファンダメンタルも去ることながら、国内の個人投資家や機関投資家が健在であるからだ。ウォール街が世界の株価に影響を与える構図は変わらず、その人気が日々、確実に、これらの地域には伝わり、国内の市場では人気が増幅される。グローバル運用の時代に入り、海外投資がきわめて簡単にできる時代に入っただけに、最近のこれらの人気の動きを、われわれのポートフォリオ運用により一層、生かさなければならない。

メリルリンチの「投資戦略/グローバル運用・824日」にとると新興市場国から、最近は大規模な資金流出があった、「株式投信からの大規模な資金の流出は相場の底打ちを示すシグナル」としている。

レポートでは①新興国株式投信:823日までの1週間で49億ドルの純流出となった。この規模は月間ベースで過去4番目に大きい②グローバル投信:1週間で過去最大の30億ドルの純流出③新興国債券投信:8億ドルの純流出となり、週間ベースで過去2番目に多きい規模になったーとある。

逆張り発想の戦法からは、エマージング市場への投資に注目すべき時期である。われわれは海外で設立されたグローバル運用の新興国株のファンドに注目したい。

相変わらず任天堂(7974)の人気が続く。東京市場の顔になった。

関連株のなかから数々の出世株がでたが、テクモ(9650)の人気化に注目を始めたい。

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