ウォール街で始まった第2半期(4~5月)の決算に関心が集中する。
いつも通り第2四半期の決算発表のシーズンにはいった。
通常では発表される企業の下半期の決算見通しに関心が集まり、それに基づき通期の予想を立て年末の株価の目標値を立てる。
しかしことしは例年とは異なる。COVID19という新型コロナウイルスの出現で、大半の企業がこれまでのように見通しの発表を中止し、アナリストもこれまで見通しを立ててきた企業の先行きの業績を明確に発表することを中止するケースが多い。
出現した新ウイルスがどんな影響をもたらすかの予想が難しくなったからだ。大半のアナリストは第3四半期の数字の発表だけに止めた。
特に指数に影響力のあるアップル(AAPL),マイクロソフト(MSFT),アマゾン(AMZN),グーグルの親会社アルファベット(GOOGL)、フェイスブック(FB)などの動きの株価指数への影響力の動向に関心が集まっている。昨年はこれらの株価は2桁の上昇を記録したが、S&P500は1.4%下落した。
その銘柄群はインデックスの構成には20%を占めるだけに株価の動向を左右してきた。これらの企業の動向が現在の相場の方向性を決める。