足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

相場はボックス圏を抜け出す

2016-09-11 08:01:58 | 投資戦略
週末のNY株はこれまでのボックス圏での動きを破りS&P500,NYダウとも2%以上の下落になった。これまで44日間にわたって1%の上下の幅で動いてきただけに、急に変動率が高まったことに不安感が高まる。
6月末の英国民投票後に相場は大波乱した。予想外の英国の離脱問題の発生で、先行きに弱気が台頭した。しかし大方の警戒人気とは反対に相場は落ち着きボックス圏の動きに変わってしまった。相場の先行きに弱気ポジションを取っていたヘッジファンドも肩透かしをくらった。
このような動きは昨年8月にも見られ昨年は15%近い暴落の後に16%急騰した。相場の硬直から抜けだすきっかけになった。

今回の下落は9月下旬の米FOMCでの利上げ説の台頭である。一時は先送り説が有力であったが、週末には利上げ説が38%と盛り返した。
この動きを背景にドル相場は上昇し新興諸国の為替は下落した。円相場も一時は103円台になった。
混乱をみてイエレン議長がどう動くか?
今月21日の米FOMC,同日の日銀の会合が大きな焦点になってきた。

ただ相場の硬直人気が消え、相場の上下変動が出て、今後の方向性を決める展開が始まる。
強気、弱気筋とも相場を仕掛ける動き出て、今後の方向性を決める動きになる。
コメント
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