足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米国、中国株は冷静

2015-07-07 07:42:52 | 投資戦略
ギリシャ問題が世界の株価を揺さぶった。
月曜日の世界の株価をみるとNY株-0.26%、中国+2.44%、ドイツ-1.52%、仏-2.01%、日経平均-2.08%と、東京市場の下落が暗示したような大きな衝撃はなかった。
ノーベル賞学者のロバート・シラー教授は「暴落したギリシャ株は市場が再開されたら買い」と冷静な判断を下している。
どうしたことか?
IMFの専務理事は「資金不足には対応する」と発言し独、仏も当面の対応策について協議の意向を示しはじめた。ギリシャ側は危機の乗り切り策のひとつとしてIMF債務の削減を要求している。なんらかの事態の進展が期待される。
ウォール街は東京市場よりはるかに冷静な反応をみせ、市場の関心事は当面の企業業績の動向の方に向かう。米国政府や米連銀が沈黙を守っているのは、独仏の行動に信を置いている証明でもある。

昨日の東京市場の反応は異常であった。一方、気にしたギシア、中国の市場が冷静であったのはどうしたことか?
日本株は短期的に足元での相場が過熱していたということである。

個々の銘柄の対25日移動平均をみると魅力のある銘柄が出てきた。これまで注目してきた銘柄を中心に25日線の乖離率がマイナスになった一例を列挙すると次の通り。
カルビー(2229)、参天製薬(4536)、ハーモニックドライブ(6324)、ダイキン(6367)、ソニー(6758)、ファナック(6954)、ローム(6963)、トヨタ自(7203)、マツダ(7261)、富士重工業(7270)、朝日インテック(7747)、任天堂(7974)、日本空港ビル(9706)、ソフトバンク(9984)などである。
この押し目は買いたい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする