足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ヘッジファンドの驚異的な成長・・・ダン・ローブ(サードポイント)

2015-06-03 06:59:01 | 投資戦略
NY株はもみ合い。
今週末の雇用統計(4月)の数字に関心が集まる。6月の政策転換は見送りになったが次の関門である9月の可能性に関心が集まる。足元の景気指標は強弱が入り混じり決定的な方向性が出ない。向こう2ヵ月は現状のような日々が続くだろう。
昨日は自動車株が堅調。5月の自動車販売の好調が材料。スバルの月間販売は12%増で目立った。ほかにはGM,フォード、ホンダも増加した。

ヘッジファンドのダン・ローブの運用資産残が175億ドル(2兆1000億円)になり注目されている。20年前の1995年の33歳の時に親戚、友人から300万ドル(3億7000万円)を集めてファンドを立ち上げた。その運用資産は5,800倍と記録的な成長を遂げた。
当時はソロスの全盛時期でその名声がウォール街で大きな関心の的になった。ここ20年間にはアジア危機、ロシア経済の挫折、ITバブル崩壊、リーマンショックと歴史に残る波乱を証券市場は経験してきたが、その荒波のなかで若手スターが続々と誕生した。さまざまな批判も出たが、新しい時代の資産運用革命が進行し、これまでにみられないスピードで業界は成長した。
いま注目されるスターにはほかにビル・アックマン(パーシング・スクエア)、ラリー・ロビンソン(グエンビユー・オフショア)など40歳代の運用者が上げられるが、ソロスやジュリアン・ロバートソンの記録を上回る実績の達成も時間の問題である。ウォール街という革新的な世界が生み出したスターたちである。相場の方向性に関係なく今日も新しい戦略を立て挑戦する運用者の世界には休日はない。
目先はジェネリック医薬品株の動きに注目したい。
コメント
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