足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米ナスダック指数が史上最高値に挑戦

2015-02-23 07:14:01 | 投資戦略
先週末はNYダウが新高値で終わったが、本年にはいって初めての新値更新。
ウォール街の先行き見通しは短期的に好転してきた。
まず地政学リスクのウクライナで停戦協定が成立したほか、ギリシア問題も債務期限を先延ばし、ひとまずユーロ圏の不安は一服。
先週末にはドイツ、フランスの景況感が好転したほか、ユーロ相場も落ち着いた。年初来、相場のかく乱要因であった材料がひとつずつ明るい方向に進みはじめた。
目先での関心事は米ナスダック指数の動きだ。先週末は4955.97と5000ポイントに接近し、15年前につけた史上最高値5048.26(2000年3月10日)が視界にはいりはじめた。ITバブルの反動で80%も暴落し、歴史にのこるインターネットバブル崩壊を記録した。
現在のナスダック指数のPERは21倍とネットバブル時のPER100倍から10年以上をかけて合理的な水準への回帰を果たしてきた。株価水準からみてもPERが21倍とS&P500の17.5倍に接近してきた。実に長い年月であった。
足元のナスダックの企業業績は好調で2015年の収益見通しは+18%、これに対してS&P500の本年の見通しは-2.2%と足踏みをする。エネルギー。素材などの減益が足を引っ張る。
ここ15年でナスダック指数の人気銘柄も内容が変わった。時価総額では2000年当時はマイクロソフト、シスコ、インテル、オラクル、サンマイクロシステムズがビック5であったが、現在ではアップル、グーグル、マクロソフト、フエィスブック、アマゾンに交代した。IT関連に代わってヘルスケアが人気の仲間入りしバイオ、医療関連がのしあがってきた。おなじような現象が東京市場でもみられるだろう。
東京市場でも次の目標は日経平均の38915円と語れる時期が出てくるかもしれない。
シスメックス(6869)に注目。
コメント
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