足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株の目標値の引き上げ

2014-10-28 06:13:39 | 株式
NY株は好調な展開になってきた。
今週は複数のメディアが著名なストラティジストの年内の見通しを紹介したが、大半が年内にS&P500が2,000ポイントを回復、新高値を目指すとみる。ゴールドマン・サックスはS&P500no目標値を2,050とした(昨日は1961.63ポイント)。強気の背景は企業業績の好調で、来年も1株当たり利益は7%増になるとみる。
問題は政治問題の閉塞感だが11月初めの中間選挙で共和党が勝利し、議会運営はスムーズになるという期待感が強い。残る懸念材料は海外でユーロ圏、中国、ブラジルの景気の停滞懸念である。
米国株の上昇は東京市場にとっても最大の好材料である。
アリババ(BABA)の株価が上昇し高値が$98.85と9月の公開時の$99.70の高値にあと一歩に迫った。
今週は幹事会社のアナリストの沈黙期間が解除され、株式の推奨(「買い」「売り」)ができる。
11月初めには公開後、初めての決算発表がある。今週は証券会社ジェフェリが目標値$118で推奨を始めた。中国でのEコマース市場の80%を独占する存在だが、現在は中国人口12億人の25%しかEコマースを利用していない。ジェフェリ証券では10年以内に利用者が倍増し、アリババには成長機会がさらに大きく開けるとみる。
アリババの株価の$100台乗せは時間の問題になってきたが、ソフトバンク(9984)の株価へも好影響をもたらせるだろう。