足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株は年末相場いり

2013-11-05 07:33:21 | 株式

 今週、木曜日にIPO(新規公開)のツイッターのブックビルディングの価格帯が$17~$20から$23~$25に引き上げられた。ロードショーでの機関投資家の関心が高いのが理由だ。

 インターネット企業に利用されるPSR(株価÷1株当り売上)を適用すると11.8倍。現在、フエィスブックが11.5倍、リンクトテンが12.2倍なので、これらの人気株の数値が参考にされた。事前予想より引き上げられたのは先行きの成長力を買う。

 現在の収益源は広告収入だが、米国が中心で、これから期待される海外がまだ収益に寄与していない。この点に投資家は注目している。

 いま一つは公開後に大手ハイテク企業によるTOBの可能性である。仮に上限の$25で決まれば時価総額は136億ドル(13400億円)で、オラクルなどが関心をもつとみる向きもある。

 ただ人気が昨年5月に公開されたフエィスブックを想起させ、機関投資家の熱気が高さに懸念を持つ向きも多い。公開時が高値になりしばらくは調整するとみる。

 NY市場の注目点は太陽光発電関連の人気だ。週末にファースト・ソラー(FSLR)が好決算を発表し+18%と急騰した。本日も+4.0%になった。この人気が他の関連株にも波及しソラーシティ(SCTY)が+16%になった。水曜日に決算発表の予定でファースト・ソラーのように好決算を期待する。この会社は最近、ウォール街での人気株の電気自動車テスラ(TSLA)のイーロン・マスクの経営する企業だ。

 太陽光発電のETFであるグッケンハイム・ソラー(TAN)も+8%上昇した。クリーンエネルギーにたしてのウォール街の人気は続く。

 

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