足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

銘柄選択の発想

2013-08-17 07:15:29 | 株式

 ウォール街はまちまちの景気指標と、夏季休暇で政策当局からのニュースもなく小幅な軟調でおわった。

 ヘッジファンドの動きが話題になっている。SECが大量投資については4半期ごとに公表を義務附けており、その材料がメデイァの格好の材料になっている。

 これまで金投資で注目されていたヘッジファンドのソロスとジョン・ポールソンが金投資から手を引いた。両人ともリーマンショックで儲けた資金で金投資に臨んだがタイミングが悪かった。すでに相当の量が個人や大手機関投資家にわたっていただけに高値掴みになった。被害はポールソンの方がはるかに大きかった。リーマンショック時にCDS(破たんの備える保険)に投資し一躍、ヘッジファンドの頂点に上がったが、その人気も短命に終わった。

 さすがにソロスは切り替えが早く最近はアップルの持ち株比率をあげていたが、成果が出始めた。ヘッジファンドの資金がアップルに戻ってきたからだ。

 大御所ウォーレン・バフェットの存在感が高まっている。ことし上半期では記録的な利益を上げ、これまで投資した銀行株の持ち株を増やしたほか、新たにディシュ・ネットワーク(DISH)に投資を始めたうえ、彼にはめずらしくインターネット関連のベリサイン(VRSN)を買いました。これはちょっと意外な話であった。バフェットのポートフリォのコビー投資をしている投資家は忙しい。

 私もその一人だ。

ディシュはソフトバンクを相手にスプリント買いで争った相手だ。この会社をよく調べてみるとバフェットが買ったのが納得できる。通信、インターネットの世界に波乱が起こる前兆か。

 東京市場ではリゾートトラスト(4681)に再注目したい。リゾート施設の大型投資を進めるほか、新ビジネスのメディカルは成長に早くも寄与しはじめた。経営力を再認識したい。