足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
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マーク・ファバーがクラッシュの再来を予言

2013-08-12 07:08:01 | 株式

 東京市場の足元に不透明感が強いのはウォール街の動向が影響を与える。

 先週のNY株は週間で-2%となり6月来の下落率になった。連銀のハト派のメンバーが緩和策の出口戦略を口にし始めたことが影響した。市場では再び9月に債券買い付けの縮小の観測が高まった。米金利の上昇は本来なら円安要因のはずだが円相場は強い。5~6月のバーナンキ議長の出口戦略論の言及のときの先例に引きずられる。

 いまひとつウォール街でいわれるのは最近のPER(株価収益率)の上昇である。企業業績の回復ペースよりも株価の上昇スピードが早く予想ベースでは15.3倍になった。年初の13.1倍に比べ大きく上昇した。

 2008年以来のリーマンショック以来、NY株は夏場が鬼門であった。そのため2010年、2012年と夏場には米連銀がQE2,QE3と金融緩和の追加策の準備にはいった。

 ことしもこの季節性を問題にする投資家も多い。

 

短期的な見方だけでなく、先週は弱気の代表であるマーク・ファバーがCNBCに主演し「1987年の相場は大きく上昇したが、企業収益はそれに追随できず市場は過熱した。当時は825日に向けて上昇スピードが高まったが、新高値銘柄の数は減少した」と198710月の再来を予言した。

ことしも82日にはS&P5001709を記録したが170銘柄が新安値を記録したことに警戒信号を出した。「198710月のクラシュの再現が近い」と警告を口にする。

 ただ市場では「マーク・ファバーはオオカミ少年だ。ことしの5月と2月にも同じ意見を出したが外れた」という。

 日本の視点からするとクラシュ当時とは大きく異なる。1987年の日本は世界をリードし資産バブル状況にあった。現在は問題の出口を見つけた日欧がようやく危機から脱出し始めところだ。

 

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