新興市場に復活の芽が出てきたのか?
本日は日経平均は-1.47%であったが、マザーズ+1.03%、ヘラクレス+0.52%。
今週でライブドアが上場廃止になり、東証も短縮時間という異常事態を解除し元へ戻す。新興市場の低迷の元凶であった(ファンダメンタル面ではなく、投資家心理と需給悪化に影響)銘柄が消えるのは、相場の節目をつくるかもしれない。皮肉なことであるが、それが競争市場の原理である。
IPO(新規公開)市場にも参加者の中には合理的な行動を起こす投資家がぼつぼつ増えてきた。初値形成がIPO価格の4倍以上もつくような銘柄への投資は見送るという経験則が出来ようとしている。異常であることは明らか。2~3年は元を取るのは不可能かも知れない。
IPOの初日に寄るか、せいぜい2日目に初値形成されるような銘柄の中から、せめてひとつぐらいの方式を当てはめ分析はしたい。今月のIPOには問題のあるビジネスモデルの銘柄が散見される。ベンジャミン・ブラハムのいうMr.マーケットと一緒に行動をとるのは避けよう。
本日公開の日本ゲームカード(6261.JQ)はIPO価格35万円、初値は2倍の75万円であった。
「トリトンスクエア通信」では理論株価を111万円と計算した。初値買いのひとつの方法の試案である。昨年9月中間期の現預金が133億円で無借金。公開の目的は「信用力と透明性の向上」というのにも注目させられた。