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カンボジアの旅、バイロンの回廊

2013-05-06 14:06:16 | カンボジア

カンボジアでは子供のころから学校で何年もかけてカンボジアの物語を勉強するらしく、
その物語が描かれているのが、ここバイロンの回廊です。

遠足で遺跡に来ている子供たちも見かけました。

これはクメール軍の行進の様子。クメール人はオールバックのヘアスタイルで
長い耳たぶが特徴のようです。将軍は象に乗って行進です。

こちらは中国人の行進。髪型が違うところが特徴。中国人もクメール隊に
参加していたんですね。

これはクメール人でも身分の低い隊員。洋服を着ずに、裸の行進です。

アンコール・トムの壁画の面白いところは、戦争中の生活様式も描かれているところです。
車輪の下にいる人は、かまどでご飯を炊いている人だと聞きました。それにしちゃ、小さなかまどですよね。
これじゃ一人分?

延々と壁画は続くのですが、なぜこんなに詳しく知る事ができたかというと、それは
現地人ガイドのセンリさんと、ブロットさんのおかげです

カンボジアのホテルに着いてから、アレンジしてお願いした人たちなのですが、
レベルの高い日本語力に驚きました。しかも日本に行ったことは一度もなく、カンボジアで1年間
勉強して身に付けた語学力だというから、2度びっくり。

本当に勉強熱心で、手抜きせずに細かく説明してくれます。その真摯な態度はカンボジアの歴史を
より多く知ってもらいたいという使命感と、まじめな人柄から来るのか、それとも所属しているAPEXという
観光会社の教育制度がいいからなのかは分かりませんが、とにかく熱心。

もちろんアンコール遺跡も素晴らしいけど、それよりもガイドの熱心さに心打たれたかも。

こんな貧しい国で、ポルポト政権の残酷な歴史の悲劇を引きずった国で、日本語を懸命に勉強して
がんばっている人たちがいることを知ったのは驚きでした。

建設現場で働く労働者の賃金が1日3.5USドルの国で、ガイドとしてどれぐらいの収入があって、
どれぐらい生活が楽になっているのかは分かりませんが、「がんばって」と応援の手を差し伸べたくなりました。

でも家に帰ってきてから、世界地図(成美堂出版)を見たら、カンボジアの平均寿命は57歳。
悲しい現実ですね。

 



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