今日という一日

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阿佐美冷蔵のかき氷

2016-06-06 13:02:08 | 国内旅行

数年前からかき氷に何か異変が起きているのは感じていましたが、その異変の震源地に行ってきました。
秩父の長瀞にある、阿佐美冷蔵の朝の風景です。

 

かき氷を朝から食べる人が世の中にはこんなにいたのかとビックリです。
一体この人たちはどこからやってきたのだろうか?と思って聞き耳を立てていたら、隣の人は千葉を朝5時に出て車を飛ばしてきたらしいです。

かき氷のために朝5時起き!? しかも千葉から!? 日本人って暇ですね~。

そんな私たちも、前日にネットで調べ、どうやら10時開店の1時間前には到着した方がよさそうだという計算に基づき、
ホテルを早めにチェックアウトして、かき氷目指してまっしぐら!GO GO GOOOO!

お遍路なんかやっている場合じゃありません。早く行かないと、大行列に巻き込まれちゃう、急げ、急げ~。

予定よりも早く着いたけど、もうすでに私たちの前には50人ぐらい並んでいました。は~、すごい。

開店して人が動き始めて、入り口に近くなってくると、メニューが回ってきます。

 

入口近くの机にはご高齢のおばあさんが座っていて、不愛想にお客に、「はい次の人」と指示を出しています。 
このおばあさんに「次の人」と言われるまでに、メニューを決めなくてはいけないので、結構ドキドキします。
定番もいいけど、季節の特別メニューも捨てがたい、前後の人が何を選ぶのかも気になる、あ~どうしよう…。 
と思っていると、どんどん順番が迫ってきて、おばあさんのところに結果報告に行く時間となり、最後まで迷って、
「蔵元秘伝みつのかき氷」にしました.たかよさんは、3種類のミカンの味が楽しめる、「まるごとみかん」。
お値段は確か、1100円ぐらい。ひょ~、高い!

かき氷に1100円の値段を付けれて、しかも他府県からもこれだけの人を集めることができるとは、あっぱれです。

その上、このかき氷ビジネスは近隣の住人にもしっかりと恩恵を分け与えています。

それは駐車場。数年前までは大渋滞を巻き起こしていたらしいですが、近隣の住人を巻き込んで、
1台500円で空いている土地を使って、近隣の人が駐車場ビジネスを始めたらしいです。
これにより、渋滞も解消され、近隣住民の収入源にもなり、win-win のビジネスになったようです。

実際に、私たちも狭い農道に入り込んでしまい、一瞬間違えたんじゃ…、と思ったら、車の前方におじさんが現れ、
こっちこっちと手招きをされました。訳も分からず、おじさんが指示する場所に車を止めたら、「はい、500円ね」と当然のように言われ、
選択の余地がない私たちは、素直に「はい、500円」と払ったのですが、後になって仕組みが分かりました。

そして、一番大事なかき氷の味について。
うわさ通り、ふわふわで、かき氷を食べると経験する脳天を突き破るようなカキーンとする冷たさを感じない氷でした。
これが天然氷と、そうでない氷との違いなのですね。

秘伝の蜜もこだわりの感じられる1品で、少しずつかけて食べるので、蜜がかかりすぎていたり、かかってなかったりという
アンバランスな状態を心配することもないです。店内はジャズが流れていて、居心地のいいおしゃれな空間になっていて、
外の大渋滞とは別世界でした。

秩父長瀞方面にお出かけの方は、ぜひ経験されることをお勧めします。