次に向かったのは、タ・プロームと呼ばれる寺院です。資料によると12世紀後半の建造物。
当時は一万人ぐらいの人が住んでいたらしい寺院です。当時は相当な人口密度だったはず。
僧侶はここでどんな暮らしをしていたんでしょうか?
ここは何で有名かというと、建物と共存している巨大なガジュマロの樹で人気の場所です。
共存というよりもこれはもう破壊者ですね。ガジュマロの樹というのは、ものすごく成長が早いらしいです。
戦争中はこのあたり一帯は完全に封鎖されてしまい、何年間も誰も近寄ることが出来なかったその間に、
ガジュマロはぐんぐん成長し、平和になって行ってみたら、『どっひゃ~、こんなことになっているよ~』というのが事実らしいです。
それにしてもこんなになるまでほっときすぎですよね~。
アンコール遺跡群は150年前にフランス人が発見して、世の中に知られるようになったらしいですが、それまで誰も気が付かずに
密林の奥深くに眠り続けていたというのもミステリーです。
見つけたフランス人はビックリしたでしょうね。でもカンボジア人、なぜ何世紀も気づかない?それも不思議。
ガジュマロの樹はやりたい放題に伸びていますが、でもこんなしゃれたエポックも。
樹の根っこの間から見える微笑みの菩薩様です。