前回お話した内容の補足をします。営業部門の若手の悩みありを気づくことが、通常できるのは、日頃お客さまに接している営業は、顧客の顔の表情や手の動きの観察をするのが仕事で、お客様が何を考えているのか?怒っているのか?社内の業務遂行の問題点は何かを絶えずくみ取ろうとしている。だから、若手の部下の様子を日頃ウオッチしていることに慣れているのかと思う。
さて、現役引退後、自殺問題について関心を持たなくなってしまった。
何故ならば、会社員がメンタル病になり、仕事ができず収入が最悪途絶える時の収入保障保険の販売に従事していた。その為に、世情の動きをウオッチしていたが、引退後になり世情の動きをウオッチする必要が無くなったのである。今回の受講動機は、仕事を離れて自殺問題について、何かできることはないのか?と考えたからである。
受講後の感想だが、何となくイメージしていた内容とほぼ同じで、普遍的な思考をしていたことに安心した。講師は、D学園大学の准教授のS氏であった。その大学の存在を知らなかった私は、その大学のホームページを見た。心理学、児童心理学、児童保育など総合大学であまりやられていない研究をやられていることがわかった。講師の履歴は、はじめから大学の先生ではなく、生活用品の営業をやっておられ、その後、役所の仕事につき、少なからず関係のある仕事をされていたとのこと。現場に近い所で仕事をされていたので、講義内容に説得力があり、素晴らしいものだった。受講者の質問の中で、悩んでいる人に、自殺をしようとしますか?と言う直接的な表現はどうかと言うものがあった。悩んでいる人に死をイメージする表現は避けるべきで、いなくなる等と言った間接的な表現をすべきなどとご教示していただいた。質問をされた方は、実際の悩んでいる人の相談を受けているような感じがした。
講義の内容をいざ実践し、どうしたら世の為になるかと考えたが、どこの組織にも入っていない私には何もできないようだ。見ず知らずの人に、悩んでいますかと質問はできないからである。
こう考えると、受講したことは無駄であったのかと考えてしまうが、人づてで悩んでいる人がいたならば、間接的になるかも知れないが、受講内容を伝播し、少しでも役立たせることができれば良いと思う。
やはり組織の中で、その構成員で悩んでいる人を気づくことが肝要だと思い、ゲートキーパー養成の講義をどこでやっているのか質問した。主催した市の職員から、市の各職場で講義をやっていることをお聞きした。講師からは、内科医が精神的疾患がありそうな患者を心療内科に紹介するシステムがあることを知らされた。紹介した内科医には、保険点数が付与されることも補足された。
現役時代、IT関係の職場にいた時期があり、SEや開発者に精神疾患になる社員が多くいて、罹患当初は診療内科の処方する薬を飲ませ、ゆっくり睡眠や休養をとらすことになる。
回復したと思い、職場に復帰させると、再発してしまうケースがかなりあった。
職場に復帰するために精神的リハビリが必要であることがわかってきたので、IT部門だけで、職場復帰プログラムを実行した。メインの講師は、メンタルヘルスのプロがグループ会社の管理職が担当した。メインの講師がサブの講師として私を指名をしてきた。メイン講師は、うつ病のメカニズム等を受講者にお話をし、病気そのものを理解させて、どうやって職場復帰していくのかを講義した。私は、このブログで以前投稿しましたが、母校の政経学部2年生を対象に、総合講座をやったことをお話ししましたが、その時の講義資料をそのまま活用した。
つまり、職場復帰することは、学生が就職をして会社にはいることと同じであると考えた。社会人としてのマナー、心構えなどを教えた。
内容は理解してもらえたと思っている。受講した人から、ある日社員食堂で声をかけられた。 無事、職場に復帰できたものとお役に立てたものと嬉しく思った。
おわり
2025.3.19 tko


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