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社会人大学院(早稲田大学大学院商学研究科プロフェショナルコース)へ通う、のんきなサラリーウーマン実録

J●L、衝撃の事実

2005年09月30日 | お遊び


先日、サークルの仲間と飲み会があり、先輩達ともすごい久しぶりに会って盛り上がりました。中には卒業以来かも…っていうくらいご無沙汰な人もいて、本当に懐かしい気持ちでいっぱい。

で、その中に今をときめく(?)日本のフラッグ・キャリアであるJ●L様に勤務している人がいました。スチュワーデスとかじゃなくて、整備の方なので、最近の航空事故についてはきっと心を痛めていることでしょう。

そんな心情を察して、事故の話題は避ける・・・訳がなく、傷口に塩を塗るように「ちょっとー、最近どーしちゃったんですかー?」とツッコんでみました。

すると頭を抱えて、その話はしないでくれと言わんばかりのリアクション。そりゃそうですよね。でもね、意地悪な私はずっと知りたかった質問をしたんです。「J●Lの平均機齢ってどれくらいなんですか?」と。前に調べたことがあるんですけれど、見つからなかったこの情報。もしかすると公表していないのかもしれません。

平均機齢とは、航空会社が保有している飛行機の平均年齢のこと。新しい飛行機であればあるほど、燃費も良いし、整備にも手間がかからない、事故が起きる率も低いと言われています。車にあてはめてみると理解しやすいのでしょうか。新しい車のほうが燃費もよく、部品も壊れにくいですよね。

数機しか持っていない新規参入組のAIR DOやスカイマークと、飛行機を百何十機も持っているJ●L様を比べてしまっては不公平になるので、こういう場合は同じような規模の航空会社と比較するのが良いのですが、ともかくその先輩は「うーん、古いよ」とお茶を濁しています。

そこで「もしかして、2桁(=10年以上)いってますか?」と質問を変えてみました。

すると「いってるよ、20年以上のヤツもいるもん」とのお答えが。ほ・ほ・ほんとにぃー???

想像してください。20年以上の前のカローラを。あれと同じ時代に造られた飛行機ですよ。かなり古いと思いませんか。

ちなみに、シンガポール航空は保有している飛行機が100機近くあるのですが、平均機齢は2005年7月現在で5年7ヶ月です。平均値なので全部の飛行機が5歳7ヶ月という訳ではありせんが、一番古くても10年以内でしょう。こういうエアラインは、いつも新しい飛行機を買って、年数が経つと中古で他の航空会社に売るのです。中古で買った航空会社は、その飛行機を自社の内装にし、塗装を変えて運航するとか。

「国内線は離発着の回数が多いから、若いのを使っているけれど、国際線はやっぱり古いのがあるよね…」ですって。
国際線こそJ●Lの得意分野、それなのに、そんな古い飛行機を手放せない財務体質なのね。飛行機一機買うってすごい金額ですが、ギャラが何千万もする大物芸能人を使った訳わかんないCMとかやめて少しずつ努力すればいいのに。小さなことからコツコツと…だと思うんだけれどなぁ。

飛行機事故の多くは人的ミスが原因と言われるので、かならずしも飛行機が古いからといって事故につながりやすいとは言えません。でもね、こういう情報って、知ってしまったら怖くなりませんか。

J●L様、どうか安全運航を。