おきらくごきらく

社会人大学院(早稲田大学大学院商学研究科プロフェショナルコース)へ通う、のんきなサラリーウーマン実録

ギネスビールにはすごい仕掛けが

2005年09月24日 | お遊び


以前会社の人が「俺はいつも安い発泡酒を飲んでいるんだけど、ちょっと贅沢がしたいなーと思ったときはギネスビールを買うんだ。知ってる?ギネスの缶の中には、ちっこいボールが入っていて、それがグラスに注ぐ時めちゃくちゃ細かい泡を作るんだよね。今度試してごらんよ」と言っていました。

炭酸が苦手でビールにあまり興味がない私ですが、この「ちっこいボール」には興味を惹かれたので買ってみました。

ギネスビールの缶の側面には、ちゃんとこの仕組みについて説明書きがあります。どうやらボールの名前はフローティングウィジェットというそうで。直訳すると「浮いている装置」とでも言いますか。

HPの説明では“フローティングウィジェット(Floating Widget)という直径約3cmのプラスチィック球型カプセルが缶内に浮かんでおり、タブを引くと缶内の圧力が一気に解放され、カプセル内に閉じこめられていた窒素ガスと炭酸ガスの混合ガスが小さな穴を通って噴出する。何百万もの小さな泡が出てきて渦を巻き、上部に集まって「ドラフトギネス」ならではのクリーミーな泡が生み出される”とのこと。

確かに、飲んでみたのですが、泡のきめ細やかさが他のビールと全く違う。クリーミーでまろやか!ビールど素人の私が分かるのですから、愛飲家ならもっと感動するのではないでしょうか?これは試す価値ありだわ。

Wikipediaで調べてみると、UKのBoddingtonsというビール会社が特許を持っていることが分かりました。

それにしても、この話って有名なのかしら。こんな面白い仕掛けがあるのに、ギネスの広告って以前見たのはブランディング重視っぽいイメージ広告で、そんなことは書いてなかったような気がする。

知らなかったら、陳列棚でも「なんでギネスだけこんな値段が高いんだろう、ま、輸入品だからかな」ってスルーされちゃうと思うんだけれど、どうでしょう。この価格の背後にちゃんと理由がある、ってことを消費者に分かってもらい「この値段を払う意味があるんだ」と思ってもらえれば素敵なのになぁ。

ギネス(=サッポロ)は店舗内でのプロモーション、つまりISP(In-Store Promotion)をもっと頑張るべき!?