おきらくごきらく

社会人大学院(早稲田大学大学院商学研究科プロフェショナルコース)へ通う、のんきなサラリーウーマン実録

CM飛ばし

2005年09月14日 | お勉強

野村総研が5月末に出したリポートによると「DVDレコーダーを持つ人の過半数は80%以上CMをスキップしており、広告主の損失総額は540億円に上る」そうです。

損失総額については議論の余地があるようですが、自分の好きな番組を見たいときに見たい場面だけ選んで見る、という視聴者の行動は今後ますます定着するでしょう。

実際私もPCで録画しているので、CMをすっ飛ばして番組だけ見ています。でもこの現象ってVHSのテープに録画していた時も同じなので、今さら何を?って気もしますが・・・

CM飛ばし対策として、日本広告主協会は民報連と日本広告業協会に対し、10月をめどに協議会の共同設置を提案したと日経BPのサイト記載されています。

具体的には「飛ばされない価値のあるCMを作る、15秒のスポットCMだけでなく1分、2分の長いCMを増やす、テレビ局と組んで番組内に織り込む新しいCMを模索する」そうなんですが、1分、2分のCMなんて、もっと飛ばされませんかねぇ?

ドラマの中で登場人物に使ってもらう小道具として商品を出すといったプロダクト・プレイスメント的な広告手法が今以上に流行るかもしれませんが、制作の面から制限があるでしょうし、媒体費用もいくらが適切なのか判断が難しい。

この問題、今後どのような方向へ発展していくのか興味があります。

ちなみに、広告主協会の理事長は東芝の西室氏なんですよ。なんだか皮肉ですね。