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ガチ風味のミニチュアゲームブログ

あなたはニンジャ? それとも・・・(mixi日記再録

2010-09-18 14:10:22 | 雑文、ネタ、放浪日記

 以下は2009年12月19日のBoLS記事 ブシドー・レッドパンダ氏投稿のコラムの意訳です。
 Mixi上で紹介したものですが、見てない人もいると思うし、あともう一度自分で確認の意味を込めて再録って感じです。

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ゲームショップに集う多くのプレイヤーを見ながら、わたしはプレイヤー個々人のスタイルの根本には5つの基本スタイルがあると感じた。




①:ニンジャ

 ニンジャは暗殺術の達人だ。ニンジャのプレイスキルは敵を殺すという目的のためだけに存在する。
 彼らのアーミー作成は「敵を殺す」という目的のためだけに考えられたもので、組立やペイントといったモデリング要素でさえ、この目的に沿ったものであるらしい。
 彼らは対戦相手に対して常に小さなアドバンテージを取ろうとしている。そのためには気ままに全てのルールをねじ曲げようとさえする。
 ニンジャは全てのタイプのアーミーを使いこなしており毎週使うアーミーを変える事を好む。退屈しのぎのため、または相手を油断させるため、または自らの卓越した技術を信じるが故に、トレードなどで得た新アーミーを使うのである。
 彼らは自らの所有アーミーの中でもっとも強力な要素を選択し効果的でない方法を切り捨てる。ニンジャにとって「エキサイティングなバトル」という経過は何の意味も持たない、彼らは「敵を倒したという結果」にこだわり、それを栄誉と感じるのである。
 ニンジャは完成された暗殺術を持つが、そのスタイルは同じような趣向を持つグループとしか適合しないだろう。

②:サムライ

 サムライの技術は他の追随を許さない物だが、戦いにおいて彼らが全力を出す事は滅多にない。
 肥大した自尊心のせいか、とるに足らない敵を1人を倒すために自らが所有する奥義の全てを晒すべきではないという驕りともとれる厳格な信念をサムライ達はもっている。
 彼らは相手のアーミーを見るとすぐに、敵軍と自軍の戦力を比較検討し「勝利」という職務を遂行するためにどれぐらいの技を出すか判断する。
 もっともこの慢心が原因でサムライは勝利を逃す事も多いのだが・・・
 サムライはまた特定のアーミーについて技術を磨き、その道を極める事でも知られている。常に勝利までの道筋を考えている彼らにとって相手の編制云々は大して彼らの障害にはならない。
 サムライは意外とニンジャに近い存在である。彼らはニンジャと同じように対戦相手に小さなアドバンテージをとれるほどルールに詳しいがルールを曲解する事は彼らの厳格なる主義に反するためなかなかそれを実行できないでいる。
 そしてニンジャと同様にサムライもトーナメント方式以外の野試合をあまり面白い物とは感じていないだろう。 

③:ローニン

 ローニンとは主君のいないサムライ、信念の無いサムライである。
 元々からして志の無い単なるローニンのプレイヤーが多いのだが、数人はかつては偉大なプレイヤーだったらしい・・・あるものは長い間ゲームから離れたため、またあるものは彼のアーミーが流行の最先端から外れたため、自ら進むべき道を見失ってしまっているのだ。
 ローニン達はサムライやニンジャの双方と似た趣向を持つが、どちらにも分類できない者達だ。彼ら自身は強いサムライを目指しているのだがより楽なニンジャ側の手段を選ばないスタイルに流れてしまう事が多い。
 大体の場合、彼らは微妙な均衡で保たれたスリリングなバトル内容を好むようである。
 
④:モンク

 モンクはゲームのもつ全ての要素を楽しもうとしている。
 彼は敵を抹殺する事だけでなくゲームの中にある「美しさ」を追求し自らを高める事を望んでいる。
 モンクは真の戦闘職とは言いがたいが、彼らはどんな相手に対しても自身の美学を貫く事ができるだろう。
 モンクは特定の技術習得につまづいても、執着したり極めるまで努力したりはしない。彼らはプレイスタイルや情景モデルや小技についての持ちネタのレパートリーをどんどん新しいものに変えていきたいと考えている。
 モンクの強さは盤面に出ないものであり、モンクはバトルの内容やゲームの結果よりもゲームそのものに魅力と価値を感じている事が多い。

⑤:アーティスト

 アーティストはゲームのプレイよりも、ゲームする環境の方にストイックにこだわっているものだ。
 彼らは会場ではだらだらと暇を潰しているかそもそもその場にいない事が多い。
 彼らの持つアーミーを美しく仕上げる技術は戦士職からは引く手あまたの人気を誇っている。アーティストは戦士達の集まりの中に身を置きつつも、血塗れの戦場からは遠ざかる事を選んだ者達だ。
 彼らは戦闘で感じるスリルよりもゲームやモデルの持つ「美しさ」に熱狂しているのである。彼らはゲーマーコミュニティの中でも特権階級的扱いを受ける事が多い。

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 以下はコメント欄での自分の発言から抜粋です。

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 ⑥番目の分類
◆ドワーフ◆
 彼らはドワーフのもつ全ての保守的・堅実路線的要素を偏愛している。
 彼は敵を抹殺する事だけでなくドワーフの髭にある「美しさ」を追求 ~中略~ ドワーフはバトルの内容やゲームの結果よりもドワーフそのものに魅力と価値を感じている事が多い。

 ブシドーレッドパンダ氏も基本スタイルを5つに大別しているだけで細かいのは自分のブログで話し合おうぜ、的な事でまとめていますので意外とすんなり当てはまらない人が多いと思います。

 これはそもそもトーナメント指向の強いプレイヤーが多い海外で成立する五分類なので・・・野試合フリープレイがメインの日本だと③と④で事足りてしまいそうです。

 自分は間違いなくニンジャ、サムライ、ローニンのどれかですがニンジャが一番近いんですかね・・・ニンジャとサムライの部分は皮肉たっぷりに書いてあるので耳が痛かったですよ、ホントに。

 乱暴な分類のようで結構うまい事プレイヤーの生態を捉えているコラムだと思いました。
 あとこれは日本語に直訳すると原文のニュアンスが伝わりにくい文章で、正確な意味を伝えるには思ったより大胆な加筆が必要でした。翻訳は難しいですね。



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 こんな感じです・・・これ見てもよくわかると思うんですが、やっぱトーナメントがたくさん開かれている欧米では考え方、捉え方が随分違うと思うのですよ。
 格ゲーでいうと闘劇でしょうね、あんな感じのイベントが中心に据えてあるからこそ、ゲーセンでの対戦が盛り上がるんだと思います。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Sir Motor)
2010-09-18 21:36:11
自分はモンクかなぁ・・・
"こうやってこうやったらバーンってなるんだぜ。最強だろ!"見たいな大技に見える小技をよくやってますね。実際たいして使えるわけじゃないんですが、成功したら超かっこいい技を狙っていきます。
そんでその技が通用しなくなったら(大体同じ人と戦うことが多くなると対策されるので)また新しい技を考えるという・・・
ま、結構楽しいですよ。
Unknown (まるま)
2010-09-19 00:41:09
ローニンの解説にある「かつては偉大なプレイヤーだったらしい」という一文に吹き出しました。

僕もそういう老人になって、やがて若いプレイヤーを導いたりしたいです!
Unknown (てらだ)
2010-09-19 07:52:18
> Sir Motorさん
 コンボ美学追求は大事ですよね、決まるとウヒョー、みたいな。相手のえええええええ!て顔を見てニヤニヤできるし。
 新しいネタ考えるのは結構苦難の道だと思うので頑張ってください、と無責任な事を言うw 何にせよこだわりをもって遊ぶのは楽しいですね。

>まるまさん
 バリバリトーナメントとか出まくってたベテランが、もう疲れたよパトラッシュ、みたいに半分引退気味になっちゃうケースが多いんでしょうね。なんといいますか、おちぶれているように見えてもいざ対戦となると、牙は抜けてなくてギラッと眼光鋭くなるおっさん・・・対戦相手の若いにいちゃんが『こ、こいつ・・・ただのオッサンじゃねえぞ・・・!』みたいにビビる展開は少しカッコイイかもw

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