Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

バージニアが日本だったら?

2007-05-06 11:25:44 | 死・自死
移民。

親やその親が、何らかの理由で母国を去り、
新しい土地で暮らし始める。

もし、その先が日本だったら.....

アイデンティティを見失いがちな彼ら。
日ごろから鬱憤が蓄積される。

中には、
その鬱憤をどこかで爆発させてしまう人がいる。


それが、日本だったら、
思いつきで簡単に銃は手に入らない。

確かに、包丁を使い、
多数の人が一度に殺されてしまった事件が
無かったワケではない。

それでも、
自分を見失ってしまったとき、
手元にあるのが銃でなく、包丁だったら。
犠牲者の数で事の重大さが判断されるものではないけれど、
それでも、もし、それが銃でなかったら.....
そう思わないだろうか。


それが、日本だったら、
爆発させる方法さえ思いつかないままかもしれない。
そして、自ら命を絶つという方向へ進んでしまうのかも。
存在し続けることが苦痛なのなら、
存在を自ら否定してしまうことに、
解決を求めてしまうのかも。


何が、正しいのかなんて分からない。
人間だから。
生きているのだから。
同じモノは二つとない。同じヒトは二人といない。
そこにアイデンティティを見つけられるよう、
誰かが彼に伝えてあげられたら.....


人を傷つけても、そこに自分を見出すことはできない。
それを知った以上、自らの存在を抹消するしかなかったのか。



人は死ぬために生きている。
自分の居場所を探し、彷徨い.....
たどり着いた幸福の中で死の時を迎えたい。
たとえ、幸福が見つからなくとも、
探し続けた充足感の中でこそ死に行きたい。