Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

映画 『ザ・インタープリター』

2006-02-12 23:21:15 | 映画 「あ段」
『ザ・インタープリター』 2005年 Sydney Pollack監督

邦題は思いっきり変ですが、映画はかなり良い。

ニコール・キッドマンが良いです。とても良い。
あのアクの強いショーン・ペンさえもどこかにやってしまうほど、ニコール・キッドマンは美しく、たくましい。

舞台は国連本部。
犯罪を未然に防ごうと、ただただ懸命になっているように見える女性。
しかし、年齢を重ねている人間に過去が無いはずはなく、それを見抜こうする男。
人には、必死に守りたい過去があり、真実を知りたい欲求もある。そして、信じている人をこれからも信じ続けたいという願いも。
強すぎる願いが、人に思わぬ行動をとらせてしまう。例えそこで自分の命が絶たれることになろうと、強すぎる願いはそれを肯定するだろう。
善と悪という二元論に納めない終盤。

アメリカ合衆国の人にこそ見て欲しい。