Death & Live

いわゆる日記とは違うようで。死に様や心の疲労について、つれづれなるままに書き綴るだけ。

エッダ箴言詩

2006-02-07 22:47:24 | 言葉・本
同意できるかどうかは別として、どちらかと言えば "生きる" ことについて書かれているようです。


遠く旅する者には知恵がいる
家では何事も思うままになる
無知で賢い人々のそばに坐ったら
嘲りを招くだけだ



ばか者は、戦いをさけさえすれば
いつまでも生きられると思っている
槍先彼を見のがしたとしても、老いは決して平和を
与えてはくれない



杯にしがみつくな。酒は適度に飲んで
うまく話すか、でなければ黙っていろ
お前が早目に寝にいうと、誰ひとり
咎める者はないだろう

家畜でさえも、小舎に戻る時を知っていて
その時がくれば草場を離れる
おろか者だけは、それなのに知らない
自分の腹の限度を



他人の財産や生命をねらう者は
朝早く起きなくてはいけない
ねそべっている狼は、獲物をえられない
眠っている男は勝利をえられない



生きていることはいい、どんなに貧しい生活だろうと
生きていれば牡牛が手にはいることもある
わたしは金持ちの家に、火がもえているのを見たが
本人は扉の前に死んでころがっていた

びっこでも馬に乗り、手なしでも家畜の番ができ
つんぼでも戦うことができる。
たといめくらでも、死んで焼かれるよりはまし
死人はなんの役にも立たないのだ



財産はいつかは失われ、親族もいつかは死ぬ
お前自身もまた、やがては死ぬのだ
だが決して滅びないものをわたしはひとつ知っている
死者に対する後世の評価


生きている間はちゃんとしろッ!...ということだろうか。
死んだら意味がない...ということだろうか。
難しいな。自分に牡牛は不要だし、手に入っても困るし。